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トライランキング2019 … 関東対抗戦、関東リーグ戦、関西リーグ

12/1の早明戦をもって、2019年の各リーグの対戦が終了した。そのため、個人成績としてのトライランキングも確定。

ホームページのほうでは、2T以上の選手を全て掲載しているので詳しくご覧になりたい方は コチラ へ。

ラグビーマガジン 2020年 01 月号 [別冊付録:2020 RUGBY CALENDAR]

関東対抗戦

最多トライの早稲田・岸岡智樹選手は、全試合SOで出場。明治大SOの山沢京平選手は4Tと少なめだが、いいパスを配給してBK陣がトライを量産していると言える。FWの最多はハラトア・ヴァイレア選手。他には、慶応大の山本凱選手、原田衞選手の7Tが目立つが、このFWの3人は大学選手権で見ることができないのは残念。

1 岸岡智樹  早稲田 BK  10
2 山崎洋之  明治大 BK 9
2 雲山弘貴  明治大 BK 9
2 ハラトア・ヴァイレア  日体大 FW 9
5 古賀由教  早稲田 BK 8
6 山本凱   慶応大 FW 7
6 原田衞   慶応大 FW 7
6 沢村瞬   日体大 BK 7
9 安田司   帝京大 FW 6
9 森勇登   明治大 BK 6
9 仁熊秀斗  筑波大 BK 6
9 木村朋也  帝京大 BK 6
9 島田悠平  筑波大 BK 6
9 植村陽彦  筑波大 BK 6
9 森島大智  早稲田 FW 6

Number PLUS 「完全保存版 ラグビーW杯2019 桜の証言。」 (Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバープラス))

関東リーグ戦

流経大横瀬慎太郎選手が最多トライ。FWでは留学生が名を連ねる。特筆すべきは東海大の前本健太選手、スタメンは最終戦の1試合のみで5つのトライ。

1 横瀬慎太郎 流経大 BK 11
2 レキマ・ナサミラ  東海大 FW 10
3 林隆広   東海大 BK 9
4 望月裕貴  東海大 BK 8
4 河野竣太  流経大 BK 8
6 シオネ・ハラシリ  日本大 FW 6
6 アセリ・マシヴォウ 拓殖大 FW 6
8 ヴィリアメ・タカヤワ  流経大 BK 5
8 根塚洸雅  法政大 BK 5
8 前本健太  東海大 FW 5
8 テビタ・オト    日本大 FW 5
8 ナサニエル・トゥポウ  日本大 BK 5
8 イケノ・ブルア  流経大 BK 5

紫紺の凱歌 明大ラグビー部、再建と新時代へ

関西リーグ

最多は摂南大の岡田寛人選手、6節の大体大戦での5Tで一気にトップに立った。サンウルブスのスコッドに選ばれたシオサイア・フィフィタ選手は9T、その他の大学もBKのトライゲッターが上位に並ぶ。

1 岡田寛人  摂南大 BK12
2 江本洸志  天理大 BK11
3 シオサイア・フィフィタ  天理大 BK  9
4 中孝祐   関学大 BK  8
4 北条耕太  天理大 FW  8
4 岡山仙治  天理大 FW  8
7 堀田礼恩  京産大 BK  7
8 木田晴斗  立命館 BK  5
8 片岡涼亮  立命館 BK  5
8 橋下一真  同志社 FW  5
8 和田悠一郎 同志社 BK 5
8 竹内海斗  関学大 FW  5
8 宮崎達也  京産大 FW  5
8 酒井秀章  近畿大 FW  5
8 アシペリ・モアラ   天理大 FW  5

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 まとめ

リーグを通じて、HOの選手が多かった。慶応大/原田衞選手、早稲田/森島大智選手、東海大/前本健太選手、天理大/北条耕太選手、同志社/橋下一真選手、関学大/竹内海斗選手、京産大/宮崎達也選手と上記ランキングに7人が登場。さらに、先日の早明戦で2Tした明治大の武井日向選手も通算5T。FWの中では器用な選手が多いせいかもしれない。

ランキング上位の選手が大学選手権でもトライを見せるか、それとも相手ディフェンスを引き寄せてパスをだすシーンが見られるか、今から楽しみである。

 

ゴールランキングはコチラ ↓ 

daigakurugby.hatenablog.com

 

大学ラグビー.com(対戦表、トライランキング、ゴールランキングなど更新中)

早明戦2019 … 25年ぶりの全勝対決

12/1(日)は早明戦
ここまで両校とも全勝であり、勝ったほうが優勝という一戦。互いに全勝で迎える早明戦は1994年以来25年ぶり。このときは、明治大が34-15で勝利しているが、PGが明治大4本、早稲田5本とPG合戦となった試合だった。

このとき、早稲田は翌年主将となるFL小泉、SHにのちにリコーで活躍する月田、丸太のような太ももでいじられキャラのWTB永島というメンバー。明治大は主将は南條、巨漢だが気配りの人でもあるLO赤塚、のちにクボタで活躍するSH西田、翌年主将となるSO信野という布陣。個性派が揃っていた。

ラグビーマガジン 2021年 01 月号 [別冊付録:ラグビーカレンダー2021] 

 

過去10年の勝敗

回顧はここまでにしておき、過去の結果を確認しておきたい。対戦結果、その年の対抗戦勝敗分の順、丸数字は対抗戦の最終順位。

2018 早31-27明 早6-1① 明5-2③
2017 早19-29明 早5-2② 明5-2②
2016 早24-22明 早6-1② 明5-2③
2015 早24-32明 早4-3④ 明6-1①
2014 早37-24明 早5-1-1② 明5-2③
2013 早15-  3明 早6-1② 明3-4⑤
2012 早32-33明 早4-3④ 明6-1①
2011 早18-16明 早5-2② 明5-2②
2010 早31-15明 早6-1① 明6-1③
2009 早16-14明 早6-0-1① 明3-4⑤

早稲田の7勝、明治大の3勝だが、7点差以内が5試合、14点差以内が4試合と接戦となっている。いずれかが4位や5位に沈んだ年でも接戦に変わりはなく、前評判通りにいかない戦いであることがわかる。

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FW平均体重

その他、データを比較してみたい。すでにスタメンが発表されているので、FWの平均体重から。こちらはやや明治大が上回るものの極端な差はない。

早稲田 102.3kg
明治大 104.5kg

紫紺の凱歌 明大ラグビー部、再建と新時代へ

 

ポジション別トライ数

こちらは、50点差以内の試合、つまり両校とも帝京大、筑波大、慶応大との対戦だけを対象に数字を拾った。早稲田のほうがBKの割合が高く、明治はFWの割合が高いのは、従来の両校のイメージ通り。

早稲田 FW4トライ BK12トライ
明治大 FW9トライ BK12トライ

エンスカイ ラグビー日本代表 2021年 カレンダー 卓上 CL-574 

 

時間帯別トライ数

最後に、時間帯別のトライ数を見てみたい。こちらも、50点差以内の試合のデータを集計している。

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早稲田 時間帯別トライ数

早稲田のほうは、時間帯に関係なく満遍なくトライをとっているのに対し、被トライは前半5後半2とやや前半に集中している。

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明治大 時間帯別トライ数

明治大は、トライ数は前半の後半、後半の後半にトライ数が多く、体力的にきつい時間帯にトライを取れている。被トライは前半2後半5とやや後半が多い。

データとしては十分ではないかもしれないが、両校とも特徴は出ている。

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最後に

ここまでの戦いぶりから、やや明治有利という意見が多いようだが、大きな力の差はない。お互いに早明戦用の戦い方やオプションを用意してくるのかにも注目だが、上記のデータをもとに観戦することで面白さが増すのなら幸いである。

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大学選手権出場決定校 2019/11/24時点

【訂正】関西は2校決定としていましたが、天理大、京産大同志社の3校まで決定しています。訂正箇所は赤色。

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第56回全国大学ラグビーフットボール選手権に向けて、関東と関西の各リーグでは出場校が決まりつつある。

11/24終了時点では、関東対抗戦の4枠、関東リーグ戦の3枠、関西リーグの4枠のうちの3校までが決定。関西リーグからのあと1校は最終戦で決まる。

ラグビーマガジン 2020年 01 月号 [別冊付録:2020 RUGBY CALENDAR]

関東対抗戦

出場校4枠、全て決定(勝敗は11/24終了時点)

1位か2位 明治大 6勝0敗
1位か2位 早稲田 6勝0敗
3位 帝京大 4勝2敗
4位 筑波大 3勝3敗

1位と2位は明治大と早稲田の全勝対決によって決まる。全勝対決は1994年以来とのことで、以下の早稲田の公式サイトから結果や出場選手を確認することができる。

1994-12-04 vs 明大 | 早稲田大学ラグビー蹴球部公式サイト

3位は帝京大。最終戦に負けると筑波大と並ぶが直接対決で勝っているので順位では上回る。

4位は筑波大。同じく最終戦に敗れると慶応大、日体大と3勝4敗で並ぶ可能性があるが、いずれにも直接対決で勝っているので4位確定。

注目は、3位の帝京大が関西で1位を決めた天理大の山に入ったこと。3回戦で流経大に勝てばリベンジのチャンスを得る。

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関東リーグ戦

出場枠3枠、全て決定(勝敗は11/24終了時点)

1位 東海大 6勝0敗
2位 日本大 5勝1敗
3位 流経大 4勝2敗

1位から4位の大東大まで星ひとつ差だが、最終戦の結果で勝敗が並んでも直接対決の結果から順位に変動はない。

2位と躍進した日本大は、初戦で関西4位との対戦となる。流経大の初戦の相手は帝京大

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関西リーグ

出場4枠、うち3校決定(勝敗は11/24終了時点)

1位 天理大 6勝0敗
2位か3位か4位 同志社 4勝2敗
2位か3位か4位 京産大 4勝2敗
ーーーーーーーーーーーーーーーー
3位か4位か5位 近畿大 3勝3敗
3位か4位か5位 関学大 3勝3敗

1位は天理大で確定。2位以下は複雑なので間違いのないことを祈るが、同志社近畿大関学大に直接対決で勝っているので4位以上となる。京産大は最終戦に敗れて、近畿大関学大と並んでも、当該チームの得失点差勝負となり4位以上が確定済み

ラグビーマガジン 2019年 12 月号 [雑誌]

最後に

関東関西からの11枠のうち10枠の出場校が決定したが、トーナメントのどこに入るかまで決まっているのはそのうち6枠。残りは最終戦しだい、見逃せない週末に。

11/30

帝京大1130慶応大/秩父宮
日体大1130成蹊大/江戸川
筑波大1400青学大/江戸川

拓殖大1130日本大/熊谷
東海大1400大東大秩父宮
法政大1400流経大/熊谷
中央大1400専修大/上柚木

同志社1200立命館/西京極
大体大1200関学大鶴見緑地
近畿大1400摂南大/鶴見緑地
京産大1405天理大/西京極

12/1

明治大1400早稲田/秩父宮

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大阪の高校で何が起こっているのか … 啓光が合同チーム、堀江の母校は部員1人

2019年9月8日、第99回全国高等学校ラグビーフットボール大会の大阪予選が始まった。

常翔啓光学園(旧・啓光学園)高校

常翔啓光学園(旧・啓光学園)は全国優勝7回の名門である。苑田右二氏、大西将太郎氏、佐々木隆道選手、金正奎選手、山下楽平選手など日本代表や大学、トップリーグで活躍した選手は多数。また、完成度の高いラグビーは、全国の高校生ラガーマンのお手本であった。

しかし、2019年の大阪予選出場校に常翔啓光学園の名前はなかった。2008年度の全国優勝を最後に、全国大会の出場すらない。

【永久保存版】 平成スポーツ史 ≪ラグビー編≫ 啓光学園ロイヤルブルーの壁(B.B.MOOK1443/平成スポーツ史vol.2)

 

その理由は、諸事情から学校が方針転換しラグビー部の強化をしなくなったことにある。そして、ついに部員が足りなくなった。この秋は、合同E(牧野・枚方・北かわち皐ケ丘・枚方津田・長尾・常翔啓光) として予選に出場。合同チームは、仮に大阪で勝ち上がったとしても全国大会に出ることはできない。苦渋の決断だった。

このようすがテレビ番組でも取りあげられており、部員の奮闘する姿が多くの人に知られることになった。与えられた環境の中で最大限に努力している姿から、楽しみなチームになっていく予感がある。今後も注目していきたい。

www.iza.ne.jp

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島本高校

大阪のラグビー事情に詳しい方なら、島本高校をご存知だろう。公立の名門であり、全国大会には4回出場、そして、廣瀬佳司、堀江翔太という歴代の日本代表の中でも特筆すべき二人を輩出しているからだ。

廣瀬佳司氏は、京都産業大学からトヨタ自動車とすすみ活躍した。日本代表キャップは40、ワールドカップには1995、1999、2003と3大会連続で出場しており、ゴールデンブーツと呼ばれた選手だ。

Number PLUS 「完全保存版 ラグビーW杯2019 桜の証言。」独占インタビュー堀江翔太 

 

堀江翔太選手は、今回の2019ワールドカップでも大活躍し、もう誰もが知る存在となった。帝京大学からパナソニック、スーパーラグビーでも活躍してきた。日本代表キャップは66と歴代TOP10に入る。

その島本高校は、現在部員が1人ということだ。大阪予選には、合同C(大商学園・春日丘・高槻北・島本・三島・清水谷・緑風冠)として出場した。なぜ、こんなことが起こっているのだろうか。

www.daily.co.jp

 

 

大阪の高校ラグビーの変化

今大会の大阪予選の出場校は44校。正確には34校と合同チームが10チーム。合同チームは全国大会に出場できないため、全国出場資格があるのは34校となる。

この数字は大きいのかどうか、2019の予選出場校数を学校数の多い都道府県と比べてみたい。

東京都:54校(うち合同7校)
愛知県:45校(うち合同6校)
福岡県:37校(うち合同2校)
埼玉県:36校(うち合同3校)
兵庫県:32校(うち合同4校)
神奈川県:26校(うち合同4校)

こうやってみると、ラグビー王国のイメージのある大阪にしては予選出場校は多くないように見える。それでは、過去の予選出場校数と比較してどうか。

2014年大阪60校(うち合同12校)
2009年大阪69校(うち合同15校)
2004年大阪78校(うち合同16校)

10年前の2009年と比べて半減していることがわかる。データはここまでしかつかめなかったが、2004年に合同が16校あるということから、さらに10年、20年遡ればおそらく100校は軽く超えていたのではないだろうか。

ラグビーマガジン 2020年 07 月号 [雑誌] 

 

その理由は、少子化にあるのは間違いない。今の子供たちは団塊ジュニアのおよそ半分しかいない。その事情はどの部活も同じかもしれないが、他競技に比べてラグビーは15人と多いことがある。一旦部員不足になると、人数が戻りづらいこともあるだろう。

さらに理由をあげるとするなら、大阪の学区編成の変遷も影響しているかもしれない。全国的に学区が統合される流れだが、大阪では以下のように変わってきた。

2006年まで9学区制
2007-2013年4学区
2014年から学区なし

少子化になるにつれ選べる高校が幅広くなれば、ラグビーができる高校は一定数維持できる可能性はある。もしかしたら、あと5年早く学区の統合がすすんでいたら、現在の大阪のラグビー部のある学校はもう少し多かったのかもしれない。そして、島本高校のような公立の名門も人数を維持できていたのかもしれない。

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ちなみに、学区再編にかじを切ったのは橋下徹氏。ご自身は大阪北野高校ラグビー部出身で全国大会に出場されている。

大阪では、その島本高校が全国に出場した1996年以来、公立高校の全国出場はない。大阪の高校ラグビーが盛り上がり、レベルを上げていくには、常翔啓光学園のような名門校の復活や島本高校のような公立高校の頑張りが必要である。

今回のラグビーワールドカップの成功は、全国で部員不足に悩むラグビー部にとっては二度とないようなチャンスかもしれない。

 

 

 

 リンク

daigakurugby.hatenablog.com

  

daigakurugby.hatenablog.com

 

 

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2019関西リーグ最終節 同志社vs立命館

最終節は11/30。各試合のデータの前に、ここまでの順位は次の通り。

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2019関西リーグ対戦表 11/23現在

ラグビーマガジン 2020年 01 月号 [別冊付録:2020 RUGBY CALENDAR]

 同志社vs立命館 12:00 西京極

すでに大学選手権出場を決めている同志社大学だが、京産大、天理大と連敗中。選手権に向けて状態を上げるためにも勝ちたい試合。一方の立命館は大学選手権出場の夢は絶たれただけでなく、最終節の結果によっては入替戦出場の可能性すらある。以下のデータを見る限り、同志社有利に見える。

2019.07.14 同志社35-19立命館 春季大会
2019.04.28 同志社47-21立命館 招待試合
2018.11.04 同志社24-10立命館 秋リーグ
2018.05.05 同志社33-17立命館 春季大会

前節スタメンFW平均体重 同志社102 立命館100.6

エンスカイ ラグビー日本代表 2020年カレンダー CL-569

そして、さらに同志社が有利なデータがある。前節までの前半30分までのトライ数。

同志社 トライ12 被トライ  5
立命館 トライ  5 被トライ14

データ通り前半に同志社がトライを重ねると、立命館は今季の負けパターンにはまる。ただ、今季の立命館は5節まで全ての試合で前半はリードされて折り返していたが、前節の6節は京産大にリードしたまま折返しての勝利。6節と同じような試合運びができると勝機は見えてくる。

当日は、冷え込むものの好天の予報がでている。お互いに力を出し切るような好ゲームを期待したい。

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早慶戦2019 過去の勝敗と対抗戦成績

11/23(土)の早慶戦を前に過去の勝敗を確認。
対戦結果、その年の対抗戦勝敗分の順、丸数字は対抗戦の最終順位。

2018 早21-14慶 早6-1① 慶5-2③
2017 早23-21慶 早5-2② 慶5-2②
2016 早25-23慶 早6-1② 慶4-3④
2015 早32-31慶 早4-3④ 慶4-3④
2014 早25-25慶 早5-1-1② 慶4-2-1④
2013 早69-  7慶 早6-1② 慶4-3③
2012 早31-10慶 早4-3④ 慶3-4⑤
2011 早54-24慶 早5-2② 慶3-4⑤
2010 早  8-10慶 早6-1① 慶6-1②
2009 早20-20慶 早6-0-1① 慶5-1-1②

過去10年では、早稲田7勝、慶応大1勝、引き分けが2回。しかし、1点差1回、2点差3回もあり、2点差以内の試合が半数以上の6回もあるのは異常に思える。これだけのデータを見ると、少々力の差がある年でも接戦になりそうな気がする。

さらに言えば、2018-2019シーズンは大学選手権でも対戦しており、20-19で早稲田の勝利。ここでも1点差。第96回の早慶戦を楽しみにしたい。

ラグビー語辞典: ラグビーにまつわる言葉をイラストと豆知識を使いノーサイドの精神で読み解く

 

ちなみに、接戦といえば、高校の話だが「佐賀工業VS茗渓学園」が2年連続引き分けて3年目に決着したことを思い出す。引き分けた2年とも抽選で佐賀工業が先へ進んだ。3回戦までで3年連続対戦することも珍しい気がする。

2009年度 2回戦 佐賀工業  8-  5茗渓学園
2008年度 3回戦 佐賀工業  7-  7茗渓学園
2007年度 3回戦 佐賀工業10-10茗渓学園

ラグビーマガジン 2020年 01 月号 [別冊付録:2020 RUGBY CALENDAR]

 

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ポジション別トライ数 2019/11/17までの結果から

FWとBK別のトライ数の比較。
密集など状況によってFWとBKが入り交じる場面も考えられるが、まとまった数字で見ると傾向が見えてくるかもしれない。

いずれも、11/17までの結果をもとにしており、また関東対抗戦と関西リーグではPT(ペナルティトライ)はなかった。

ラグビーマガジン 2019年 12 月号 [雑誌]

関東対抗戦

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FWBK別トライ率 対抗戦2019



大学別トライ数はFWBKの順に次の通り。
 明治大 20 40
 早稲田 19 36
 帝京大 14 28
 筑波大   3 22
 日体大   3 10
 慶応大 20   6
 青学大   1   4
 成蹊大   3   2

筑波大BKのトライの多さが目につく。筑波大FWは他大学に比べて軽量ということもあり、BKでのフィニッシュを意識しているのだろう。日本一の有力候補である明治大から5T、帝京大から3T奪ったのは全てBK陣。ただ、早稲田には封じられたか、FWの1Tのみであった。
慶応大のFWの多さも際立つ。ここまでの結果から、FWで取ってきたというよりBKが取れずに勝ちきれなかったと言うべきか。3強に対する初戦の明治大戦ではPG1本のみでトライはなかった。あと2戦で1敗すれば大学選手権出場はなくなるが、留学生が馴染んでくることで一矢報いることを期待したい。

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関東リーグ戦

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FWBK別トライ率 リーグ戦2019

大学別トライ数(FW、BK、PTの順)
 東海大 30 30 0
 日本大 15 15 1
 流経大   9 26 0
 大東大   8 17 1
 法政大   7 15 0
 専修大   6 11 1
 拓殖大 11   5 0
 中央大   3 10 0

東海大はFWBKとも同数だが、日本大戦FW6TBK2T、流経大戦FW4Tのみとここまでの上位との対戦ではトライ数はFWに偏っている。大逆転の流経大戦はどうったかわからないが、ゲームごとのプランによるものもあるだろう。
一方、躍進の日本大は相手に関係なく、FWBKのトライ数はほぼ同数。相手にあわせるよりも、自分たちのスタイルで力を発揮していこうというところか。

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関西リーグ

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FWBK別トライ率 関西リーグ2019

大学別トライ数は、FWBK順に次の通り。
 天理大 26 38
 京産大 14 12
 同志社 19 11
 関学大 10 12
 近畿大   9 12
 立命館   8 15
 大体大   6   9
 摂南大   5 12

京産大同志社のFW率が高いのは、FW重量では関東の上位大学と並ぶほどであることも大きいだろう。摂南大も重量はあるが、FWで取り切れていないことがここまで5戦全敗という結果に影響がありそうだ。
近畿大はややBKの比率が高いものの、BKのトライ数は6→3→1→1→1となっている。FWの頑張りからのBK展開と流れを変えることができるか。

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