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平尾誠二さんの命日

10/20(日)のRWC2019準々決勝、日本と南アフリカの戦いはミスターラグビー平尾誠二さんの命日でもある。このblogは、おそらくラグビーファンにご覧いただいていると思うので、平尾誠二さんの偉大さを説明する必要はないだろう。

すでにメディアでも報道されており、決意を新たにする選手たちがいる一方で、命日を意識しすぎるとプレッシャーになるのではないかという心配の声もあった。これまで直接平尾さんと関わりがなくても、平尾さんの影響を受けていない選手はいないのではないだろうか。報道にあった通り、とくに、ドーピングで出場できない間に支えてもらったという山中亮平選手は格別の思いに違いない。

しかし、それだけではない。1999年ワールドカップの平尾ジャパンは、ナンバーエイトがジェイミージョセフHC、プロップに長谷川慎コーチ、さらにスタンドオフ日本ラグビー協会岩渕健輔専務理事であった。また、スクラムハーフとして大学でも社会人でも出場機会に恵まれなかった協会の薮木宏之広報部長は、神戸製鋼で平尾さんにスタンドオフに抜擢されて神戸製鋼の7連覇を支えた。

これだけのメンバーが揃っていて、平尾さんの命日を意識するなというのは無理な話である。逆に、ベスト8でホッとしないで「次も勝つぞ!」という平尾さんの計らいではないかと思えてくる。

もし、負けたら・・・、平尾さんは「しゃあない、また次や」と遠くで笑っているのではないだろうか。

10/20は、平尾さんの口癖でもあった「おもろい」ラグビーが展開されることを期待している。

平尾誠二 名言録 人を動かす120の言葉

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