概要
2015年11月22日に1回戦が始まり、2016年1月10日まで30試合が行われた。
決勝は「帝京大vs東海大」
決勝までの帝京大
帝京大学は、関東大学対抗戦で前年の大学選手権決勝で大勝した筑波大学に雪辱を果たされるも、1位で大学選手権へ。公式戦での敗戦は2012年に関東大学対抗戦で筑波大に敗れて以来3年ぶり。大学選手権のプール戦では、3戦とも圧勝でトーナメントへすすむ。準決勝の大東文化大学戦では5トライを喫するも68-33と勝利し、8年連続8回目の決勝へ。
決勝までの東海大
関東大学リーグ戦を全勝で3年ぶりに制した東海大学は、プール戦は3戦とも危なげなく勝利。関東大学対抗戦2位の明治大学との準決勝は、前半明治大のBK展開を捕まえきれず3トライを献上、7-19で折り返す。後半は1トライのあと、28分にモールから左隅へトライし同点。さらに角度のある位置からゴールを決めて逆転、28-19で勝利し、6年ぶり2回目の決勝進出。
決勝
試合は、怪我でHO坂手淳史主将を欠く帝京大に対し、東海大も試合開始早々にアタアタ・モエアキオラが脳震盪で退場するという立ち上がり。前半は膠着状態が続き、東海大が先制トライを決めるも、帝京大がすぐに取り返して、5-5の同点で前半終了。
後半1分に帝京大がPGを決めると、後半から入ったFB重一生が後半6分にトライ。ゴールも決まって瞬く間に帝京大が15-5と10点のリード。そして、次の得点は帝京大のトライ、東海大は止めきれなくなったか。このあとトライを奪い合うも、27-17で帝京大が勝利、7年連続7回目の大学選手権優勝を遂げた。
注目校:大東文化大学
プールCは、関東大学対抗戦で帝京大に土をつけた筑波大と関西大学リーグ1位の同志社大学に注目が集まった。関東大学リーグ戦4位の大東大は、初戦の筑波大、慶應義塾大学にも勝利し、勝ち点を12として同志社との最終戦を残すのみとなった。全試合を終えた筑波大は勝ち点13、筑波大に敗れた同志社は勝ち点9。
大東大が勝つか引き分ければ大東大、同志社が勝てば同志社が準決勝へすすむ。前半は連続トライで大東大が14-0とするも、前半終了間際に同志社が追いつき14-14で折り返す。後半に入ると同志社に3つのトライを奪われ、後半27分には21-31と10点のビハインド。しかし、集中力を切らさない大東大は終盤に2トライし、33-31で勝利。準決勝以上は16年ぶりとなった。
準決勝は帝京大に33-68で敗れたが、帝京大のラインを再三破る自由奔放なラグビーで5つのトライを上げるなど、大東大らしさを十分に発揮した試合となった。
出場校
関東大学対抗戦、関東大学リーグ戦、関西大学リーグは各5枠。ただし、関東大学リーグ戦5位はファーストステージからの出場。(cは主将)
関東大学対抗戦
1位帝京大学/17年連続23回目(c坂手淳史)
2位明治大学/7年連続44回目(c中村駿太)
3位筑波大学/9年連続20回目(c橋本大吾)
4位早稲田大学/32年連続49回目(c岡田一平)
5位慶應義塾大学/18年連続33回目(c矢川智基)
関東大学リーグ戦
1位東海大学/11年連続13回目(c藤田貴大)
2位流通経済大学/8年連続16回目(c八文字雅和)
3位中央大学/3年連続16回目(c山下諒之)
4位大東文化大学/3年連続23回目(c本間優)
5位法政大学/2年連続31回目(c吉村公太朗)
関西大学リーグ
1位同志社大学/3年連続49回目(c才田智)
2位天理大学/2年連続24回目(c東口剛士)
3位立命館大学/5年連続17回目(c小原稜生)
4位関西大学/47年ぶり5回目(c倉屋望)
5位京都産業大学/3年連続29回目(c下良好純)
東北・北海道代表
八戸学院大学/初出場(c太田祐次郎)
東海・北陸・中国・四国代表
朝日大学/4年連続4回目(c)
九州学生リーグ
1位福岡工業大学/5年連続24回目(c河嶋凛太郎)
試合結果
ファーストステージ
東北・北海道代表、九州リーグ1位、関東大学リーグ戦5位によって争われ、1位がセカンドステージに進出する。
勝点は、勝利=5点、引分=2点、7点差以内の負け=1点、4トライ以上=1点が与えられる。
11/22(日)
福島・いわきグリーンフィールド
八戸学院大学14-75福岡工業大学(前半0-29)詳細
11/29(日)
埼玉・熊谷ラグビー場
法政大学163-0八戸学院大学(前半87-0)詳細
12/5(土)
福岡・春日公園球技場
福岡工業大学31-66法政大学(前半12-33)詳細
セカンドステージ
関東大学対抗戦、関東大学リーグ戦、関西大学リーグに在籍しているチームは、リーグでの順位に応じたアドバンテージポイントが加算される。1位=3点、2位=2点、3位=1点。
その他の勝点はファーストステージと同じく、勝利=5点、引分=2点、7点差以内の負け=1点、4トライ以上=1点。
プールA
12/13(日)
愛知・パロマ瑞穂ラグビー場
中央大学24-12関西大学(前半7-12)詳細
茨城・ケーズデンキスタジアム水戸
帝京大学66-7法政大学(前半42-7)詳細
12/20(日)
神奈川・相模原ギオンスタジアム
中央大学28-36法政大学(前半28-5)詳細
埼玉・熊谷ラグビー場
帝京大学87-22関西大学(前半45-3)詳細
12/27(日)
滋賀・皇子山総合運動公園
関西大学29-24法政大学(前半22-7)詳細
東京・秩父宮ラグビー場
帝京大学105-0中央大学(前半48-0)詳細
プールB
12/13(日)
愛知・パロマ瑞穂ラグビー場
東海大学66-7朝日大学(前半42-0)詳細
大阪・花園ラグビー場
天理大学14-10早稲田大学(前半7-10)詳細
12/20(日)
東京・秩父宮ラグビー場
早稲田大学71-12朝日大学(前半31-0)詳細
東海大学61-5天理大学(前半35-0)詳細
12/27(日)
東京・江戸川陸上競技場
東海大学48-15早稲田大学(前半26-3)詳細
愛知・パロマ瑞穂ラグビー場
天理大学41-5朝日大学(前半27-0)詳細
プールC
12/13(日)
東京・秩父宮ラグビー場
筑波大学22-31大東文化大学(前半10-17)詳細
同志社大学36-8慶應義塾大学(前半17-3)詳細
12/20(日)
埼玉・熊谷ラグビー場
大東文化大学40-14慶應義塾大学(前半28-0)詳細
大阪・花園ラグビー場
同志社大学22-36筑波大学(前半8-12)詳細
12/27(日)
東京・秩父宮ラグビー場
筑波大学64-7慶應義塾大学(前半26-0)詳細
滋賀・皇子山総合運動公園
同志社大学31-33大東文化大学(前半14-14)詳細
プールD
12/13(日)
茨城・ケーズデンキスタジアム水戸
流通経済大学38-30立命館大学(前半7-24)詳細
大阪・花園ラグビー場
明治大学58-14京都産業大学(前半24-7)詳細
12/20(日)
神奈川・相模原ギオンスタジアム
明治大学52-14流通経済大学(前半17-7)詳細
大阪・花園ラグビー場
立命館大学36-15京都産業大学(前半22-10)詳細
12/27(日)
東京・江戸川陸上競技場
明治大学48-12立命館大学(前半22-7)詳細
愛知・パロマ瑞穂ラグビー場
流通経済大学35-17京都産業大学(前半7-5)詳細
ファイナルステージ
プール戦1位となった4校によるトーナメント。1位チーム4校の勝点や得失点などから順位付けをして、準決勝では1位vs4位、2位vs3位となるよう対戦が組まれる。
準決勝
1/2(土)
東京・秩父宮ラグビー場
帝京大学68-33大東文化大学(前半40-21)詳細
明治大学19-28東海大学(前半19-7)詳細
決勝
1/10(日)
東京・秩父宮ラグビー場
過去の記録
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