概要
関東大学対抗戦の成り立ち
関東大学ラグビー対抗戦グループは、「関東大学対抗戦」と呼ばれる伝統のあるラグビーフットボールリーグで、1928年に第1回の対抗戦が行われた。所属校の増加に伴い実情に合わなくなった面があり、関東大学ラグビーリーグ戦グループと分裂。現在、上位リーグにあたるAグループとBグループに各8校ずつの計16校が所属する。
実施の概要
AB各グループの8校ずつで総当たり戦を行う。順位については、勝敗によって順位を決めて同率ならば同位とする。選手権出場に際しては、直接対決や得失点などで便宜上の序列をつける。秋のリーグ戦後には入替戦として、Aグループ8位とBグループ1位、Aグループ7位とBグループ2位の対戦が行われる。
*2020年は特別ルールとして、勝点制によって順位が決定された。
入替戦
総当たり戦終了後に、Aグループ8位とBグループ1位、Aグループ7位とBグループ2位の組み合わせで入替戦が行われる。
会場
2020年
予定されていた28試合は次の通り、中止となった1試合も含む。入替戦は実施されなかった。
埼 玉 5試合:熊谷ラグビー場 4、熊谷ラグビー場B1
東 京22試合:秩父宮ラグビー場 9、上柚木公園陸上競技場2、AGFフィールド2、早稲田大学上井草G1、明治大学八幡山G2、慶應義塾大学G2、帝京大学百草G3、青山学院大学G1
神奈川 1試合:大和スポーツセンター競技場1
2019年
2019年に行われたリーグ戦28試合は次の通り。以下に加えて入替戦の2試合は、熊谷ラグビー場で実施。
長 野 4試合:菅平サニアパーク4
栃 木 1試合:足利陸上競技場1
群 馬 2試合:敷島公園サッカー・ラグビー場2
茨 城 2試合:たつのこフィールド1、ケーズデンキスタジアム水戸1
埼 玉 2試合:熊谷ラグビー場B2
東 京15試合:秩父宮ラグビー場6、駒沢オリンピック公園陸上競技場2、上柚木公園陸上競技場2、江戸川区陸上競技場2、早稲田大学上井草G1、明治大学八幡山G1、帝京大学百草G1
神奈川 2試合:大和スポーツセンター競技場1、秋葉台公園球技場1
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関東大学対抗戦 所属大学
2020年度終了時。2020年度は入れ替え戦が行われなかったため、所属チームの入れ替わりはない。
Aグループ
明治大学
2019,2020年と連覇し、通算30回目の優勝。紫と白のジャージ。
早稲田大学
優勝回数は最多23回。2020年は最近10年で7度目となる2位。エンジと黒のジャージ。
慶應義塾大学
2019年の6位以下は22年ぶり、2020年は3位。黒と黄色のジャージ。
帝京大学
2018年まで対抗戦8連覇、2020年は10年ぶりの4位以下。ジャージは赤。
筑波大学
2012年に対抗戦優勝。2020年は過去5年で4度目の5位に。水色と白のジャージ。
日本体育大学
2019年は11年ぶりに慶大に勝利も、2020年は6位。青と紺のジャージ。
立教大学
1923年創部の伝統校。2020年はAで6年ぶりの白星。ジャージは濃紺。
青山学院大学
対抗戦最高位は2位。2020年は2011年に再昇格以来初の最下位。黒と黄色のジャージ。
Bグループ
成蹊大学
2016-2019年はAで8位、2019年は入替戦に敗れ降格。黒と赤のジャージ。
2014年の1シーズンをAグループで戦った。
過去の所属大学
法政大学、日本大学、中央大学、専修大学、東洋大学、国士舘大学、防衛大学校
過去の大会結果
第1回の 関東大学対抗戦 は1928年。1942年に前期後期の2回のリーグ戦を実施。1943-1945の3年間は開催中止。
優勝回数
2020年度終了時点の通算優勝回数。( )内は1967年に関東大学ラグビーリーグ戦グループと分裂以降の優勝回数。
早稲田 35回(23回)
明治大 30回(18回)
帝京大 9回( 9回)
慶応大 9回( 4回)
日体大 5回( 5回)
法政大 4回( ー )
日本大 2回( ー )
筑波大 1回( 1回)
立教大 1回( ー )
2020年度Aグループの結果
1位 明治大 6勝1敗(不戦勝1を含む)
2位 早稲田 6勝1敗
3位 慶応大 5勝2敗
4位 帝京大 4勝3敗
5位 筑波大 4勝3敗
6位 日体大 2勝5敗(不戦敗1を含む)
7位 立教大 1勝6敗
8位 青学大 0勝7敗
1,2位、4,5位は直接対決の結果により決定。
1983-2020年の順位変動
同順位の場合は、直接対決や得失点差による便宜上の順位をもとに作成。
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