概要
1985年12月22日の1回戦4試合から1986年1月4日の決勝まで、8チームによるトーナメント戦全7試合が行われた。
明治大学は関東対抗戦では日体大と慶応大に引き分けるも負けなしで6年ぶりの優勝、選手権1回戦は危なげなく勝利し、準決勝でも京都産業大学を1トライに抑えて24-4で破り、3年ぶり12回目の決勝進出。
関東対抗戦では5勝2敗1分で4位となった慶應義塾大学は、選手権1回戦では大阪体育大学との接戦を制した。準決勝の早稲田大学戦は前半は9-6と3点のリードで折り返すと、後半は両チーム唯一の得点となるトライとゴールで15-6で勝利、2年連続4回目の決勝へとすすんだ。
対抗戦で引き分けている明治大学と慶應義塾大学による決勝戦は雨中の戦いとなった。前半は慶応3PG明治1PGで9-3となったあと、前半28分に明治はスクラムを押し込み中央付近にトライ、前半を9-9で終える。後半に入ると慶応がPGを加えて12-9とリード、明治は後半25分にゴール前まで押し込んだところで慶応の反則に対しPGを選択、そのまま12-12で引き分けとなり両校優勝。
明治大学は4年ぶり6回目の優勝、慶應義塾大学は17年ぶり2回目の優勝となった。なお、日本選手権には抽選で慶應義塾大学が出場し、トヨタ自動車を18-13で破り日本一となった。
このシーズンに活躍した4年生は、慶応大/生田久貴、同志社/松尾勝博など。
出場校
関東対抗戦と関東リーグ戦のそれぞれ1位から4位がたすきがけで交流戦として対戦し、その勝者4校が出場。関西リーグは上位2校は出場確定、3位チームと東海リーグ1位の勝者。九州リーグは1位が出場。
交流戦結果:明治大(対1)28-12国士舘(リ4)
早稲田(対2)22- 7専修大(リ3)
日体大(対3)16-10大東大(リ2)
慶応大(対4)26- 8日本大(リ1)
関東対抗戦
1位明治大学/2年ぶり15回目(c南隆雄)
2位早稲田大学/2年連続19回目(c山本巧)
3位日本体育大学/2年ぶり11回目
4位慶應義塾大学/2年連続15回目(c中野忠幸)
関西リーグ
1位大阪体育大学/3年ぶり3回目
2位京都産業大学/2年ぶり3回目
3位同志社大学/12年連続21回目
九州リーグ
1位福岡工業大学/4年連続17回目
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トーナメント
試合結果
1回戦 12/22(日)
愛知・瑞穂陸上競技場
早稲田大学32-3同志社大学(前半15-0)
準決勝12/28(土)
東京・国立競技場
明治大学24-4京都産業大学
早稲田大学6-15慶應義塾大学(前半6-9)
決勝 1/4(土)
東京・国立競技場
明治大学12-12慶應義塾大学(前半9-9)
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