概要
1984年12月22,23日の1回戦4試合から1985年1月6日の決勝まで、8チームによるトーナメント戦全7試合が行われた。
大学選手権2連覇中の同志社大学は関西リーグで9年連続の全勝優勝、選手権1回戦の帝京大学戦は大差で勝ち、準決勝でも早稲田大学を1トライに抑えて危なげなく勝利、3年連続5回目の決勝へ。
関東対抗戦で全勝した慶應義塾大学は4年ぶりの優勝、中央大学との交流戦、選手権1回戦の福岡工業大学戦、準決勝の天理大学戦とも余裕を持って勝利し、7年ぶり3回目の決勝進出。ラグビーチームとしては日本最初の慶應義塾大学と日本で3番目の同志社大学との決勝戦となった。
決勝は前半6分にラインアウトからパスを受けたCTB平尾が切れ込んで右隅にトライ、ゴールも決まって6-0。さらに同志社が1トライを加えると、慶応は1PGを返し、前半は10-3の同志社リードで終える。後半に入ると慶応がPGを加えて10-6と迫ると、以降は互いにチャンスをつくるもトライならず、そして後半36分にドラマがあった。
相手陣でマイボールのスクラムを得た慶応は、サインプレーでCTB松永から最後はFB村井へとつなぎゴールポスト脇へトライ。しかし、審判の笛がなりスローフォワードの判定。そのまま10-6で同志社大学が勝利し、3年連続4回目の優勝を決めた。
なお、3連覇は2012年に帝京大学に破られるまで連覇の最多記録であった。
このシーズンに活躍した4年生は、同志社/平尾誠二、土田雅人、圓井良、慶応大/松永敏宏など。
出場校
関東対抗戦と関東リーグ戦のそれぞれ1位から4位がたすきがけで交流戦として対戦し、その勝者4校が出場。関西リーグは上位2校は出場確定、3位チームと東海リーグ1位の勝者。九州リーグは1位が出場。
交流戦結果:慶応大(対1)28-13中央大(リ4)
早稲田(対2)32- 6日本大(リ3)
日体大(対3) 4- 9専修大(リ2)
帝京大(対4)31-18法政大(リ1)
関東対抗戦
1位慶應義塾大学/2年ぶり14回目(c松永敏宏)
2位早稲田大学/2年ぶり18回目(c矢ヶ部博)
4位帝京大学/2年連続2回目
関東リーグ戦
2位専修大学/3年ぶり5回目
関西リーグ
1位同志社大学/11年連続20回目(c平尾誠二)
2位天理大学/3年ぶり16回目(c西口)
東海リーグ
1位中京大学/2年連続12回目
九州リーグ
1位福岡工業大学/3年連続16回目
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トーナメント
試合結果
1回戦 12/22(土),23(日)
愛知・瑞穂陸上競技場
中京大学12-32早稲田大学(前半6-3)
準決勝1/2(水)
東京・国立競技場
同志社大学27-7早稲田大学(前半14-4)
天理大学0-20慶應義塾大学
決勝 1/6(日)
東京・国立競技場
同志社大学10-6慶應義塾大学(前半10-3)
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