概要
1978年12月23,24日の1回戦4試合から1979年1月3日の決勝まで、8チームによるトーナメント戦全7試合が行われた。
9年ぶりに関東対抗戦を制した日本体育大学は、選手権1回戦は福岡工業大学に危なげなく勝利。準決勝は対抗戦で9-7とわずか2点差で勝った慶應義塾大学との対戦、ここでも僅差となるも12-9で勝利し、8年ぶり3回目の決勝へ。
関東対抗戦2位の明治大学は、選手権1回戦は順当に勝利。同志社大学との準決勝は接戦となったが結果は19-15で勝利、この大会を含めて5大会連続で明治と同志社は対戦し、しのぎを削ることになる。明治は7年連続7回目の決勝進出。
決勝は前半は互いにPGのみの得点で日体大が6-3とリードする。日体大は後半開始早々からスクラムで明治を押し込むと、後半6分にトライを決めて12-6とリードを広げる。さらに、23分39分にはFWとBKが一体となった攻撃でトライを加えて、日体大は9年ぶり2度目の優勝。
日体大はフロントローなど6人が4年生のFW陣に3年の岩出雅之(現帝京大監督)らが加わり、重量FWの明治に押し勝つ場面も見られるなどFWの頑張りが光った。
出場校
関東対抗戦と関東リーグ戦のそれぞれ1位から4位がたすきがけで交流戦として対戦し、その勝者4校が出場。関西リーグは上位2校は出場確定、3位チームと東海リーグ1位の勝者。九州リーグは1位が出場。
交流戦結果:日体大(対1)27-18中央大(リ4)
明治大(対2) 7- 3法政大(リ3)
慶応大(対3)36- 0東海大(リ2)
早稲田(対5)26-15国士舘(リ1) *対抗戦4位筑波大辞退のため5位が出場
関東対抗戦
1位日本体育大学/2年連続7回目(c大場隆生)
2位明治大学/9年連続9回目(c内田雄二)
3位慶應義塾大学/7年連続10回目
5位早稲田大学/2年ぶり14回目(c橋本裕幸)
関西リーグ
1位同志社大学/5年連続14回目
2位天理大学/10年連続12回目(c坂本)
東海リーグ
1位中京大学/4年連続8回目
九州リーグ
1位福岡工業大学/5年連続11回目
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トーナメント
試合結果
1回戦 12/23(土),24(日)
東京・秩父宮ラグビー場
中京大学13-33慶應義塾大学
明治大学34-7天理大学
大阪・花園ラグビー場
早稲田大学15-36同志社大学(前半12-9)
準決勝1/1(月)
東京・秩父宮ラグビー場
日本体育大学12-9慶應義塾大学
明治大学19-15同志社大学
決勝 1/3(水)
東京・国立競技場
日本体育大学22-3明治大学(前半6-3)
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