概要
1976年12月18,19日の1回戦4試合から1977年1月3日の決勝まで、8チームによるトーナメント戦全7試合が行われた。
関東対抗戦では全勝で7年連続の優勝を決めた早稲田大学は、交流戦、選手権1回戦を順当に勝ちすすむ。準決勝は対抗戦で46-3と圧勝した慶應義塾大学との対戦となったが、前半1T1PGを奪われて0-7とリードされる。しかし、後半は1T1G3PGで逆転、トライ数で上回られながら15-13で僅差の勝利、大学選手権始まって以来の13年連続13回目の決勝進出となった。
明治大学は関東対抗戦2位。しかし、最近4年間は選手権では早稲田大学以外に負けておらず、中央大学との交流戦、福岡工業大学との選手権1回戦は危なげなく勝ちすすむ。日本大学との準決勝でも22-11と勝利、5年連続5回目の決勝へと駒をすすめた。
決勝は5年連続の顔合わせとなった早稲田と明治との対戦。この年の対抗戦では早稲田が26-6で勝利している。試合は前半早々に早稲田がPGで先制すると、16分にもPG、26分にはトライと着実に得点を重ね、12-3と早稲田リードで折り返す。後半さらに勢いを増した早稲田は後半だけで3T、明治をノートライに抑えて34-6で勝利し、早稲田は2年ぶり8回目の優勝。
出場校
関東対抗戦と関東リーグ戦のそれぞれ1位から4位がたすきがけで交流戦として対戦し、その勝者4校が出場。関西リーグは上位2校は出場確定、3位チームと東海リーグ1位の勝者。九州リーグは1位が出場。
交流戦結果:早稲田(対1)67-0東洋大(リ4)
明治大(対2)49-17中央大(リ3)
慶応大(対3)25- 9専修大(リ2)
筑波大(対4)15-34日本大(リ1)
関東対抗戦
1位早稲田大学/13年連続13回目(c豊山京一)
2位明治大学/7年連続7回目(c熊谷直志)
3位慶應義塾大学/5年連続8回目
関東リーグ戦
1位日本大学/10年ぶり3回目
関西リーグ
1位同志社大学/3年連続12回目
2位天理大学/8年連続10回目(c稲田)
東海リーグ
1位中京大学/2年連続6回目
九州リーグ
1位福岡工業大学/3年連続9回目
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トーナメント
試合結果
1回戦 12/18(土),19(日)
東京・秩父宮ラグビー場
早稲田大学68-6中京大学(前半41-0)
福岡・久留米競技場
福岡工業大学15-66明治大学
準決勝1/1(土)
東京・国立競技場
早稲田大学15-13慶應義塾大学(前半0-7)
日本大学11-22明治大学
決勝 1/3(月)
東京・国立競技場
早稲田大学34-6明治大学(前半12-3)
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