概要
1975年12月20,21日の1回戦4試合から1976年1月4日の決勝まで、8チームによるトーナメント戦全7試合が行われた。
明治大学は関東対抗戦では早稲田大学と引き分けたほか、全試合40点以上の差をつけて圧勝し早稲田と優勝を分け合った。交流戦、選手権1回戦、準決勝の同志社大学戦でも大差をつけて順当に勝ちすすみ、4年連続4回目の決勝へとすすんだ。
関東対抗戦で優勝した早稲田は明治と引き分け慶應義塾大学にも苦戦するが、得失点では同点優勝の明治を上回った。交流戦、選手権1回戦は危なげなく勝ちすすみ、対抗戦の再戦となった慶応との準決勝は36-9と危なげなく勝利、第1回大学選手権から12年連続12回目の決勝へ。
決勝で4年連続で対戦する明治と早稲田は、対抗戦で10-10と引き分けており決着をつける舞台は整った。試合は前半早々に明治がインターセプトからのトライで先制すると、早稲田はPGを返し前半は4-3と明治リード。後半21分に転機が訪れた。明治が自陣でインターセプトし65mの独走トライ、ゴールも決まって10-3とリードを広げる。さらに追加点を奪った明治は早稲田を1トライに抑えて18-7で勝利、明治は3年ぶり2回目の優勝を遂げた。
この年に活躍した4年生には、明治大/松尾雄治、早稲田/藤原優など。
出場校
関東対抗戦と関東リーグ戦のそれぞれ1位から4位がたすきがけで交流戦として対戦し、その勝者4校が出場。関西リーグは上位2校は出場確定、3位チームと東海リーグ1位の勝者。九州リーグは1位が出場。
交流戦結果:早稲田(対1)30- 7日本大(リ4)
明治大(対1)56- 9中央大(リ3)
日体大(対3) 8- 8大東大(リ2)
慶応大(対4)44- 3専修大(リ1)
*対抗戦同率1位の明治大は得失点差で2位枠
*同点につき抽選で大東大が大学選手権へ
関東対抗戦
1位早稲田大学/12年連続12回目(c末石庸幸)
1位明治大学/6年連続6回目(c笹田学)
4位慶應義塾大学/4年連続7回目
関東リーグ戦
2位大東文化大学/初出場(c菊池政光)
関西リーグ
1位天理大学/7年連続9回目(c田中)
2位同志社大学/2年連続11回目(c狩野均)
東海リーグ
1位中京大学/2年ぶり5回目
九州リーグ
1位福岡工業大学/2年連続8回目
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トーナメント
試合結果
1回戦 12/20(土),21(日)
大阪・花園ラグビー場
同志社大学38-28大東文化大学
慶應義塾大学34-16天理大学
東京・国立競技場
早稲田大学51-6中京大学(前半22-0)
準決勝1/2(金)
東京・国立競技場
明治大学87-5同志社大学
慶應義塾大学9-36早稲田大学(前半0-16)
決勝 1/4(日)
東京・国立競技場
明治大学18-7早稲田大学(前半4-3)
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