概要
1974年12月21,22日の1回戦4試合から1975年1月4日の決勝まで、8チームによるトーナメント戦全7試合が行われた。
早稲田大学は、関東対抗戦全7試合で51失点、被トライは4と固いディフェンスで全勝優勝。交流戦、選手権1回戦を問題なく勝ち上がると、準決勝は対抗戦で21-12と勝っている日本体育大学との対戦も43-8と勝利、第1回大学選手権から続く11年連続11回目の決勝へとすすんだ。
関東対抗戦で3敗し4位となった明治大学は、交流戦、選手権1回戦と順当に勝ちすすむ。準決勝では対抗戦で破れてた慶應義塾大学に29-20と勝利、やや失点の多い試合が続くが3年連続3回目の決勝進出を決めた。
決勝は3年連続で早稲田と明治の対戦。対抗戦では、早稲田が前半4トライを奪い26-7と前半に19点の差をつけて30-13で勝利。決勝では早稲田が前半4分にPGでリード、一進一退の攻防から35分についに早稲田がトライを決めて7-0の早稲田リードで折り返す。後半も早稲田優勢にすすめると、サインプレーなどBKによる2つのトライもあって18-0と完封勝利、磨いてきたディフェンス力を発揮した早稲田が2年連続7回目の優勝。
明治は決勝のスタメンに4年生2人のみ、完封されたものの翌年に期待がつながる決勝進出であった。
この年に活躍した4年生には、早稲田/石塚武生、植山信幸、慶応大/上田昭夫、天理大/記虎敏和など。
出場校
関東対抗戦と関東リーグ戦のそれぞれ1位から4位がたすきがけで交流戦として対戦し、その勝者4校が出場。関西リーグは上位2校は出場確定、3位チームと東海リーグ1位の勝者。九州リーグは1位が出場。
交流戦結果:早稲田(対1)56-14専修大(リ4)
慶応大(対2)28-18中央大(リ3)
日体大(対3)18- 9日本大(リ2)
明治大(対4)23-17大東大(リ1)
関東対抗戦
1位早稲田大学/11年連続11回目(c石塚武生)
2位慶應義塾大学/3年連続6回目(c上田昭夫)
3位日本体育大学/4年ぶり5回目
4位明治大学/5年連続5回目(c中川裕文)
関西リーグ
1位天理大学/6年連続8回目(c川村)
2位同志社大学/2年ぶり10回目
3位京都大学/2年連続5回目
九州リーグ
1位福岡工業大学/4年ぶり7回目
ラグビーって、いいもんだね。 2015-2019ラグビーW杯日本大会 (鉄筆文庫)
トーナメント
試合結果
1回戦 12/21(土),22(日)
福岡・平和台競技場
早稲田大学82-0福岡工業大学(前半31-0)
東京・国立競技場
京都大学6-58明治大学
同志社大学12-34慶應義塾大学
準決勝1/2(木)
東京・国立競技場
日本体育大学8-43早稲田大学(前半0-24)
明治大学29-20慶應義塾大学
決勝 1/4(土)
ラグビーワールドカップ2019 公式レプリカキーリング GB-9016