概要
1973年1月2日の1回戦4試合から1973年1月6日の決勝まで、8チームによるトーナメント戦全7試合が行われた。
関東対抗戦で1敗し2位の明治大学、東洋大学との交流戦、九州産業大学との選手権1回戦を順当に勝利。準決勝では、日本体育大学や同志社大学などの実力校を破ってきた中央大学との対戦となったが23-0と寄せつけず、初めて決勝に進出した。
早稲田大学は関東対抗戦では3年連続の優勝。交流戦、選手権1回戦を危なげなく勝ち上がると、準決勝は慶應義塾大学との対戦。前半は早稲田が1T1Gのみで6-0の接戦となったが、後半に早稲田が3トライを奪って22-9で勝利、第1回大学選手権から9年連続9回目の決勝へ。
対抗戦では早稲田が逆転トライで19-14と勝利、決勝前半は明治が1年生SH松尾のPGで先制するも、早稲田がPGとトライ、ゴールで逆転、明治は3-9とリードされて折り返す。後半早々に早稲田がPGを追加し3-12と差が広がるが、明治は13分17分のPGで9-12と3点差に迫る。残り10分は明治が攻め込んで手に汗握る攻防が続いたが、残り2分にタッチライン際に明治が逆転トライを決めて13-12で勝利し、初優勝を遂げた。
この年に活躍した4年生には、早稲田/宿澤広朗など。
出場校
関東対抗戦と関東リーグ戦のそれぞれ1位から4位がたすきがけで交流戦として対戦し、その勝者4校が出場。関西リーグは上位2校は出場確定、3位チームと東海リーグ1位の勝者。九州リーグは1位が出場。
交流戦結果:早稲田(対1)54-10防衛大(リ4)
明治大(対2)35-14東洋大(リ3)
慶応大(対3)42- 8日本大(リ2)
日体大(対4)21-26中央大(リ1)
関東対抗戦
1位早稲田大学/9年連続9回目(c宿澤広朗)
2位明治大学/3年連続3回目(c高田司)
3位慶應義塾大学/3年ぶり4回目
関東リーグ戦
1位中央大学/2年連続4回目
関西リーグ
1位同志社大学/9年連続9回目
2位天理大学/4年連続6回目(c溝口)
東海リーグ
1位中京大学/2年ぶり3回目
九州リーグ
1位九州産業大学/初出場
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トーナメント
試合結果
1回戦 1/2(火)
東京・秩父宮ラグビー場
九州産業大学0-113明治大学
同志社大学4-26中央大学
中京大学0-20早稲田大学(前半0-16)
天理大学3-7慶應義塾大学
準決勝1/4(木)
東京・秩父宮ラグビー場
明治大学23-0中央大学
早稲田大学22-9慶應義塾大学(前半6-0)
決勝 1/6(土)
東京・秩父宮ラグビー場
明治大学13-12早稲田大学(前半3-9)
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