第8回 全国大学ラグビーフットボール選手権大会(1971-1972)
概要
1972年1月1日の1回戦4試合から1972年1月5日の決勝まで、8チームによるトーナメント戦全7試合が行われた。
この年から、トライの得点が3点から4点に変更されている。
早稲田大学は全勝で関東対抗戦優勝、全7戦で37失点と極めて失点の少ないシーズン。交流戦、選手権1回戦を無難に勝ち上がり、同志社大学との準決勝は、前半互いに2トライを奪うもPGの差で早稲田が14-8とリード、後半は早稲田が2トライ決めて24-8で勝利、第1回大学選手権から8年連続8回目の決勝進出。
関東リーグ戦を制した法政大学は、慶應義塾大学との交流戦、福岡大学との選手権1回戦を危なげなく勝利。準決勝では、関東対抗戦4強の一角である明治大学との対戦となったが22-4と明治の攻撃を1トライのみに抑えて、4年ぶり5回目の決勝進出を決めた。
決勝は、SH宿澤を欠く早稲田は法政にPGで先制されるが、前半28分に40mの独走トライが生まれ、4-3と前半は互角の戦いとなった。後半は15分に法政のミスキックから早稲田がトライ、さらには28分にもトライを決めた早稲田が後半は法政を完封し18-3で勝利。早稲田は2年連続5回目の優勝となった。
出場校
関東対抗戦と関東リーグ戦のそれぞれ1位から4位がたすきがけで交流戦として対戦し、その勝者4校が出場。関西リーグは上位2校は出場確定、3位チームと東海リーグ1位の勝者。九州リーグは1位が出場。
交流戦結果:早稲田(対1)42- 4大東大(リ4)
明治大(対2)44-27東洋大(リ3)
日体大(対3)22-30中央大(リ2)
慶応大(対4) 9-52法政大(リ1)
関東対抗戦
1位早稲田大学/8年連続8回目(c益田清)
2位明治大学/2年連続2回目(c木原喜一郎)
関東リーグ戦
1位法政大学/8年連続8回目
2位中央大学/3年ぶり3回目
関西リーグ
1位同志社大学/8年連続8回目
2位天理大学/3年連続5回目(c奥村)
3位京都大学/3年ぶり3回目
九州リーグ
1位福岡大学/初出場
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トーナメント
試合結果
1回戦 1/1(土)
東京・秩父宮ラグビー場
京都大学9-89早稲田大学(前半6-39)
同志社大学32-32中央大学 *抽選で同志社が準決勝へ
天理大学9-42明治大学
福岡大学0-74法政大学
準決勝1/3(月)
東京・秩父宮ラグビー場
早稲田大学24-8同志社大学(前半14-8)
明治大学4-22法政大学
決勝 1/5(水)
東京・秩父宮ラグビー場
早稲田大学18-3法政大学(前半4-3)
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