第6回 全国大学ラグビーフットボール選手権大会(1969-1970)
概要
1970年1月1日の1回戦4試合から1970年1月5日の決勝まで、8チームによるトーナメント戦全7試合が行われた。
早稲田大学は関東対抗戦3年連続の優勝を逃し2位。専修大との交流戦、大阪経済大学との選手権1回戦を勝ちすすみ、準決勝は法政大学との対戦となった。前半は2T1Gで早稲田が8-0とリード、後半は一転し法政に2トライを許すも11-10で勝利、第1回大学選手権から6年連続6回目の決勝進出。
関東対抗戦を全勝で初優勝の日本体育大学は、中央大学との交流戦、福岡工業大学との選手権1回戦を大差で勝ち上がる。準決勝では、関西リーグ1位の同志社大学との対戦、トライを奪われたものの31-8と危なげなく勝利、初めての決勝進出となった。
決勝で顔を合わせた早稲田と日体大は、対抗戦では3トライを奪った日体大が14-11で勝利。選手権決勝は早稲田が前半2分にPG、5分にトライを決めて6点を先取、日体大は前半20分にトライとゴールで5-6と1点差に迫って折り返す。後半3分に日体大はPGで逆転するが、16分に早稲田にトライを奪われ8-9と再逆転される。一進一退の攻防から、後半35分に早稲田ボールのこぼれ球を拾った日体大がトライを決め11-9で勝利。日体大の初優勝となった。
この年に活躍した4年生は、早稲田/井澤義明、同志社/小藪修など。
出場校
関東対抗戦と関東リーグ戦のそれぞれ1位から4位がたすきがけで交流戦として対戦し、その勝者4校が出場。関西リーグは上位2校は出場確定、3位チームと東海リーグ1位の勝者。九州リーグは1位が出場。
交流戦結果:日体大(対1)79-12中央大(リ4)
早稲田(対2)17- 9専修大(リ3)
慶応大(対3)38-14日本大(リ2)
明治大(対4)14-32法政大(リ1)
関東対抗戦
1位日本体育大学/3年ぶり3回目(c関口憲明)
2位早稲田大学/6年連続6回目(c井澤義明)
3位慶應義塾大学/3年連続3回目
関東リーグ戦
1位法政大学/6年連続6回目
関西リーグ
1位同志社大学/6年連続6回目
2位大阪経済大学/初出場
3位天理大学/3年ぶり3回目(c岩城)
九州リーグ
1位福岡工業大学/5年連続5回目
ラグビーって、いいもんだね。 2015-2019ラグビーW杯日本大会 (鉄筆文庫)
トーナメント
試合結果
1回戦 1/1(木)
東京・秩父宮ラグビー場
天理大学0-39法政大学
大阪経済大学3-49早稲田大学(前半0-12)
同志社大学53-8慶應義塾大学
福岡工業大学8-78日本体育大学
準決勝1/3(土)
東京・秩父宮ラグビー場
法政大学10-11早稲田大学(前半0-8)
同志社大学8-31日本体育大学
決勝 1/5(月)
東京・秩父宮ラグビー場
早稲田大学9-11日本体育大学(前半6-5)
ラグビーワールドカップ2019 公式レプリカキーリング GB-9016