概要
1969年1月1日の1回戦4試合から1969年1月5日の決勝まで、8チームによるトーナメント戦全7試合が行われた。
関東対抗戦では3勝2敗1分で4位となった慶應義塾大学だったが、関東リーグ戦1位の専修大学との交流戦では36-5と勝利、福岡工業大学との選手権1回戦も無難に勝ち上がる。準決勝でも関東リーグ戦3位の法政大学戦にも24-10と快勝し、初の決勝進出となった。
早稲田大学は前年度より関東リーグ戦と分裂した関東対抗戦で2年連続全勝優勝し、交流戦、選手権1回戦を勝ちすすむ。準決勝は、在学中に日本代表に選出されたSH今里良三を擁する中央大学との対戦となったが22-8と勝利。第1回大学選手権から5年連続5回目の決勝進出。
大学選手権での早慶初対戦は決勝の舞台となった。対抗戦では前半6-6の同点から、後半に早稲田が4トライを奪い22-14と早稲田が勝利。選手権の決勝前半は、3-3の同点から早稲田が1T1PGで9-3と6点のリードする。後半開始すぐに慶応がトライを決めるも、後半10分早稲田も1T1Gで早稲田が14-6とリード。しかし、慶応は12分21分とトライを奪うなど14-14の同点に追いつき引き分けで両校優勝となった。早稲田は2年ぶり3回目の優勝、慶応は初優勝。
早稲田は前半の選手の負傷が響いた。この時代は負傷であっても選手交代は認められていなかった。1968年に国際試合で、1976年から全試合で選手交代可能となった。
この年に活躍した4年生は、早稲田/山本巌、中央大/今里良三など。
出場校
関東対抗戦と関東リーグ戦のそれぞれ1位から4位がたすきがけで交流戦として対戦し、その勝者4校が出場。関西リーグは上位2校は出場確定、3位チームと東海リーグ1位の勝者。九州リーグは1位が出場。
交流戦結果:早稲田(対1)16- 0防衛大(リ4)
日体大(対2) 3- 6法政大(リ3)
明治大(対3)12-20中央大(リ2)
慶応大(対4)36- 5専修大(リ1)
関東対抗戦
1位早稲田大学/5年連続5回目(c山本巌)
4位慶應義塾大学/2年連続2回目(c宝田誠治)
関東リーグ戦
2位中央大学/2年連続2回目
3位法政大学/5年連続5回目
関西リーグ
1位同志社大学/5年連続5回目
2位関西大学/3年連続4回目
3位京都大学/3年ぶり2回目
九州リーグ
1位福岡工業大学/4年連続4回目
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トーナメント
試合結果
1回戦 1/1(水)
東京・秩父宮ラグビー場
福岡工業大学9-30慶應義塾大学
同志社大学11-20法政大学
関西大学9-45早稲田大学(前半6-18)
京都大学18-27中央大学
準決勝1/3(金)
東京・秩父宮ラグビー場
慶應義塾大学24-10法政大学
早稲田大学22-8中央大学
決勝 1/5(日)
東京・秩父宮ラグビー場
慶應義塾大学14-14早稲田大学(前半3-9)
*抽選により慶應義塾大学が日本選手権へ
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