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2020 関東大学対抗戦 第2節 <結果と注目ポイント>

概要

関東大学対抗戦の第2節は、10/11(日)に4試合が行われた。なお、大学選手権の概要が決まり、例年通りということで関東大学対抗戦からは5チームの出場となる。

2020シーズンは、勝ち4、引分2、負け0という勝点制。さらに、特別ルールとして全試合が行われた場合「7点差以内の負け」「勝敗に関係なく4トライ以上」に各1点のボーナスポイントが与えられる。

以下の大学名の後ろの( )内の数字は、ボーナスポイントを含めた勝点。

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10/11(日)

日体大(0) 0-74 慶応大(5)

試合のほうは、日体大ゴール前でパスを受けた慶応大FB山田響が切れ込み、FL山本凱が中央に押し込んで先制トライ。なおも慶応大は、モールからのトライ、相手ラインアウトを奪って自陣からのカウンターでWTB佐々木隼がトライを決めるなど、前半を33-0とリード。

後半も慶応大の勢いは止まらない。後半早々にSO中楠一期がPGを決めたあと、ラインアウトから展開し、FL山本凱がこの日3本目のトライ。試合終了間際、FB山田響がキレのよいステップからWTB宮本恭右がトライを決めて、慶応大日体大に何もさせず74-0で勝利した。

注目ポイント

完封負けを喫した日体大は、FWの動きに差があったか。慶応大に勝利し11年ぶりに5位以上となった昨年は、ハラトア・ヴァイレアはNo8での出場。この試合はCTBでの出場となったが、137kgのNo8ミキロニ・リサラも含めてよりフィットする起用法を探りたい。

慶応大は、前節筑波大に敗れた鬱憤を晴らす快勝。FWの頑張りが効いており、MOMもPR大山祥平だった。BKではFB山田響のキレがよく、今後もいい形でパスを回したい。なお、SO中楠一期は11本中8本のコンバージョンキックを決めた。

 

筑波大(4) 17-54 帝京大(10)

筑波大ラインアウトからのモールで前半7分に先制トライを決めると、帝京大は前半11分にすぐに取り返す。さらに前半26分、筑波大がSO山田雅也のショートパントからトライにつなげるが、前半30分に帝京大ラインアウトから展開してトライを返す。このあと2トライを奪った帝京大が、28-17とリードして折り返す。

後半は、帝京大の勢いが筑波大を飲み込む。後半2分にWTB木村朋也、10分にはアレクサンダー・マクカランマクロビーにもトライが生まれ、さらに2トライを追加。後半は筑波大を完封した帝京大が54-17で勝利した。

注目ポイント

筑波大は前半途中までは互角だったが、帝京大の圧力からか昨年は1試合平均6つだったペナルティが13を数えた。重量FWとの実戦は今季初めてとのことだが、自慢のBK陣を生かすためにも早い出足でボール争奪戦を制し、ペナルティを減らしたい。

帝京大のほうは、合宿をこなすなど他チームより仕上がりが早いことを結果で示した。けが人もいるが、もともと層の厚いメンバーに加えて1年生の活躍もあり順調に来ている。また、キッカーのFB奥村翔は、1,2節あわせてコンバージョンキック21本のうち20本を成功させた。

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明治大(10) 82-10 青学大(0)

試合開始すぐ、青学大は敵陣でのマイボールスクラムからSO西野稜祐がキックで転がすと、WTB大村知意がキャッチして先制トライ。しかし、すぐに明治大はSH飯沼蓮のトライで追いつくと、トライを重ねて前半だけで7トライ、41-5とリードして折り返す。

後半も、明治大FWに青学大は人を割かざるを得ず、余った明治大BKがサイドにトライする展開が続く。しかし、後半37分に青学大WTB金澤春樹のキックパスを受けたWTB大村知意がトライを奪い意地を見せる。明治大はFL福田陸人が3トライなど計14トライ、82-10で勝利。

注目ポイント

明治大は終始優位に立ち、第1節に続いて危なげなく勝利。ただ、コンバージョンキックは、SO池戸将太郎が11本のうち5本、CTB児玉樹が3本のうち1本の成功と物足りない結果となった。次戦は昨年5トライを許した筑波大、気を引き締めて臨むはずだ。

早稲田戦で健闘した青学大だったが、個の強さを持ち合わせる明治大FWに苦戦したか。次の帝京大戦では、受けに回っては勝負にならないので攻めのディフェンスが必要となる。一方、桑田宗一郎に代わってSOを務めた西野稜祐などBK陣はいいところを見せた。

 

立教大(0) 7-46 早稲田(10)

前半5分、早稲田がFWでつないで先制トライ。その後も早稲田はFL相良昌彦のグラバーキックからFB小泉怜史がトライを奪うなど、前半に4トライをあげて24-0とリードして前半を終える。

後半開始から早稲田が攻め込むと、ラインアウトからモールを組み、後半3分HO宮武海人がトライ。しかし、直後の後半5分、早稲田のパスをWTB青木天真がインターセプト、そのまま持ち込みチーム唯一のトライを決めた。さらにトライを加えた早稲田が46-7で勝利した。

注目ポイント

立教大の得点は、インターセプトからのトライのみに終わったが、出足のよいディフェンスで一定の成果を見せている。次の相手の慶応大は今節日体大を圧倒したとは言え昨年6位のチーム、今季を占う重要な試合となる。

早稲田はメンバーが固定できておらず、実戦を積みながら完成度は高めていく段階か。1年生FL村田陣悟には、遠慮せずどんどん絡んでもらいたい。コンバージョンキックは、SO吉村紘が8本のうち成功は3本、やや不安の残る結果となった。

エルセーヌ  

 

関連リンク

関東大学対抗戦 対戦表

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関東大学対抗戦のページ

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