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2020 関東大学リーグ戦 第2節 <結果と注目ポイント>

概要

関東大学リーグ戦の第2節は、10/10(土)に1試合、10/11(日)に3試合が行われた。なお、このほど日本ラグビー協会から大学選手権の大会概要が発表され、関東大学リーグ戦からは3チームが出場することが決まった。

2020シーズンの勝点は、勝ち4、引分2、負け0。さらに、全試合が実施された場合の特別ルールとして「7点差以内の負け」「勝敗に関係なく4トライ以上」に各1点のボーナスポイントが与えられる。

以下に記載している大学名後ろの( )内の数字は、ボーナスポイントを含めた勝点。

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10/10(土)

日本大(10) 50-5 関東学(0)

前半6分、日本大は相手ゴール前でのラックから狭いサイドで待っていたWTBナサニエル・トゥポウにまわして先制トライ。後半19分には、SO饒平名悠斗のキックパスのこぼれ球を拾ったCTBフレイザー・クワークがトライを決める。関東学院は攻め込んでパスをつなぎ、前半25分にWTB福士萌起がトライ。しかし、さらにトライを加えた日本大が33-5とリードして前半を終える。

後半開始から両チームに選手の入れ替えがあったが、後半も日本大が先に得点する。後半9分、日本大ラインアウトからのモールで押し込みFL佐川奨茉がトライ。このあと後半28分、36分にもトライを奪った日本大が50-5で雨中の戦いを制した。

注目ポイント

日本大はフィジカルで勝りスクラムやモールなどで主導権を握ったが、主将のHO藤村琉士のスタメン復帰が力と勇気を与えたことも大きい。突進によりゲインするシーンが何度も見られMOMにふさわしい活躍ぶりだった。ただ、後半はやや攻めあぐねたか。

関東学院のほうは、相手FWの圧力に耐えながら粘り強く戦った。しかし、得点が5点にとどまった要因は、ペナルティが18と多くリズムをつくることができなかったことがあげられる。次戦もフィジカルの強い流経大、受けにまわることがないよう出足の早い動きがしたい。

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10/11(日)

大東大(0) 12-33 法政大(5)

試合は、法政大FWが相手ゴール前でつないで、前半4分にPR稲田壮一郎が先制トライ。前半28分、法政大ラインアウトから突破し、最後は復帰した主将のFB根塚洸雅がトライを追加する。さらにトライを加えた法政大が19-0として前半を折り返した。

後半6分、法政大はシンビンで14人となるが、直後にインターセプトからWTB石岡玲英がトライし流れを渡さない。さらに法政大ラインアウトからのモールでトライを追加、33-0とリードを広げる。大東大は後半28分、33分とBKに展開、WTB朝倉健裕とWTB鎌田進太郎にトライが生まれるが時すでに遅し。法政大が33-12で2012年以来8年ぶりの大東大戦勝利となった。

注目ポイント

大東大は前節の専修大戦は25年ぶりの敗戦、法政大にも8年ぶりに敗れた。昨年の5位6位に敗れたことで入替戦も現実味を帯びてくる。2節は主将のSH南昂伸ら3人の4年生がメンバーから外れたが、正念場となる次の中央大戦は4年生が中心なって引っ張りたい。

法政大は、主将のFB根塚洸雅が復帰し、トライを決めるなどMOMとなる活躍を見せた。また、昨年はコンバージョンキックが26本中12本のみの成功と苦戦したが、ここまでCTB有田闘志樹が6本中5本のコンバージョンキックを決めているのも好材料だ。

 

中央大(2) 5-64 東海大(10)

試合のほうは、前半7分にラインアウトのこぼれ球を拾った東海大CTB赤木凛がトライに結びつけて先制点を取った。さらに前半20分、東海大はモールからHO山田生真が押さえてトライを追加、37分にもFLレキマ・ナサミラがトライを奪い、21-0とリードして前半終了。

後半開始すぐに中央大が決め込むも得点には至らず。逆に東海大がトライを重ねて45-0とリードを広げるが、後半27分に中央大東海大のパスを奪いWTB久保慎太郎がトライを決める。このあと東海大は、代わって入った1年生のSO武藤ゆらぎとFB谷口宜顕がトライを奪い、合計10トライとなり64-5で勝利。

注目ポイント

前節は日本大を追い込んだ中央大だったが、東海大を相手に大きく差をつけられる結果となった。しかし、唯一のトライの場面はタックルによって相手のパスが乱れてのもの、攻めのディフェンスがはまれば自分たちのリズムをつかむことができるはずだ。

昨年10トライのFLレキマ・ナサミラが戻った東海大、FWに厚みが増し、実戦の経験を積みながら個が組織になりつつあるか。また、高校時代を東海大学付属大阪仰星でともに過ごした1年生のSO武藤ゆらぎとFB谷口宜顕が大学初トライを決めた。

 

専修大(5) 17-52 流経大(10)

前半3分に流経大がモールからのトライで先制すると、前半6分に専修大No8原健将がトライを返す。さらに流経大がモールからつないでトライのあと、専修大はPG成功。ここから流経大は再度モールからのトライ、以降もトライを重ねて前半を38-10とリードして終える。

後半は互いに決め手なく時間が過ぎるが、後半最初の得点は専修大だった。後半20分に代わって入ったばかりのWTB水野晋輔のトライ。しかし、専修大の反撃もここまで、後半24分、33分と2トライを加えた流経大が52-17で勝利。

注目ポイント

専修大は後半24分のPGで4点差に迫ったあと、4トライを奪われたのが響いた。フィジカルの差が効き始める時間帯かもしれないが、ここをどう対応するかで上位に食い込めるかどうかが決まる。次も同じくフィジカルの強い日本大との対戦となる。

流経大は、個人差はあるものの実戦を重ねながらチーム力が上がってきているのではないだろうか。ただ、昨年はリーグ戦最多の66のペナルティ、今年は2戦で28と現時点でリーグ戦最多となっている。上位との対戦までに対策を講じたい。

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関連リンク

関東大学リーグ戦 対戦表

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関東大学リーグ戦 チーム情報

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