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2020 関東大学対抗戦 第3節 <結果と注目ポイント>

概要

関東大学対抗戦の第3節は、10/18(日)に晴天の中で全4試合が行われた。第4節は、1週間あけて11/1(日)に全4試合が行われる。

第3節の結果により、明治大早稲田帝京大は3連勝、慶応大が2勝1敗、筑波大が1勝2敗、日体大青学大立教大は3敗となった。

以下に記載している大学名のあとの( )内の数字は、ボーナスポイントを含む勝点。

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関東大学対抗戦 対戦表

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10/18(日)

日体大(0) 5-70 早稲田(15)

試合開始直後に早稲田が先制、左サイドでのスクラムからSO吉村紘のキックパスをWTB槇瑛人がキャッチして右隅へトライ。さらに、早稲田No8丸尾崇真とSH小西泰聖が2本ずつトライを決めて、35-0と大きくリードして前半を折り返す。

後半も早稲田の攻勢は続き、モールから抜け出したPR横山太一のトライ、SO吉村紘のキックパスをCTB平井亮佑が押さえるなどトライを重ねる。惜しい場面を潰してきた日体大は、ついに後半32分、ラックからNo8ハラトア・ヴァイレアが持ち出してトライを決める。しかし、試合終了間際にもトライを追加した早稲田が70-5で勝利。

注目ポイント

危なげなく勝利した早稲田は、ハラトア・ヴァイレアをNo8に戻してきた日体大を寄せ付けなかった。攻撃では効果的にキックパスを繰り出したSO吉村紘だが、次戦以降どれだけ使うかは別にして見せることだけでも意味がある。すでに帝京大戦は始まっていたか。

日体大は後半はチャンスもあったが、勝負どころでのミスやサポートの遅れなどから、トライは1本にとどまった。しかし、今季初めてリザーブから出場したクリスチャン・ラウイがスタメンでCTBに戻ってくると攻撃の幅が広がるはずだ。

 

帝京大(15) 122-0 青学大(0)

試合は前半4分、帝京大がカウンターからFB奥村翔がトライして先制。帝京大は、ラインアウトからのモールで4つのトライを奪うなど前半に合計10トライ、66-0とリードして前半を終えた。

後半開始早々から、帝京大ラインアウトモールからのトライやターンオーバーからのトライを奪って勢いに乗る。さらに、どんどん選手を入れ替えるが勢いは止まらず、後半だけで8トライを決めて122-0で帝京大の勝利となる。

注目ポイント

帝京大は、昨年から出場しているHO李承爀、No8金隆生、CTB岡村晃司らが今季初スタメンとで活躍し、層の厚さを見せつけた。次の早稲田戦に向けて着々と準備が整う。

青学大は、第1節で早稲田に対して健闘した先発メンバーのうち7人を欠き、苦しい展開となった。とくに、状況を打開するキックが望めるSO桑田宗一郎の不在が響いたか。次戦の相手の日体大は同じく未勝利、総力を上げて臨みたい。

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慶応大(10) 78-5 立教大(0)

試合開始直後、慶応大SO鬼木崇の突破からHO原田衛が中央にトライ、前半13分にもSO鬼木崇が自陣から抜け出してFB山田響につないでトライにつなげた。その後もトライを重ねて前半だけで6つのトライ、慶応大が40-0とリードして前半を終えた。

後半も慶応大が先に点を取ったが、直後の後半4分に立教大が攻め込み、ラインアウトから逆サイドに展開、最後はWTB天羽秀太が左隅にトライ。立教大が初得点をあげる。しかし、このあとCTB中村大地の低めのパントキックをFB山田響が押さえるなど、5トライを加えた慶応大が78-5で制した。

注目ポイント

慶応大HO原田衛は3トライをあげただけでなく、つなぎ役としてのアシストも効果的で、MOMに選ばれて当然の活躍ぶりだった。初めてメインキッカーを務めたFB山田響は、12本のコンバージョンキックを蹴って9本成功し成功率75%と及第点。

立教大は、トライを奪われたあと数分以内にもう1本トライを加えられるケースが6度あり、第1節の4度、第2節の2度よりも多かった。主将と副将の不在もあったが、被トライのあとに気持ちを切り替えて流れを止める意識を全員が持てるかどうかが鍵になる。

 

筑波大(4) 17-33 明治大(15)

先制は明治大、相手ゴール前のスクラムからNo8箸本龍雅がボールを持ち出し、SH飯沼蓮にまわしてトライ。前半10分に筑波大が攻め込みFL岩田真樹がトライを決めると、続く29分には展開し大外で待っていたNo8中田都来にボールが渡りトライ。明治大は7-12とリードを奪われるが、33分にスクラムから展開し最後はWTB石川貴大がトライ、前半終了間際にもトライを奪い、19-12とリードする。

後半は両チーム譲らず得点が入らないまま時間が過ぎるが、後半26分に明治大がモールで押し込みトライ。引き離された筑波大は相手ゴール前のマイボールラインアウトで見事なサインプレー、走り込んできた日髙昂空がゴールに飛び込んだ。しかし、試合終了間際にトライを追加した明治大が33-17で勝利。

注目ポイント

明治大は前半に2つのトライを奪われて一旦逆転されるが、流れを一気に持っていかれることはなかった。2つ目のトライをとられたあとに数分でトライを返し、さらにトライを重ねて地力があることを証明した。しかし、早稲田帝京大に対しても同様に流れを止めることができるか、11月の戦いに注目が集まる。

筑波大は、後半28分のラインアウトでのサインプレーは見事、トライを奪われた直後の貴重なトライとなった。また、こういったプレーが出ると、次戦以降の相手はマークせざるを得ず、相手を受けにまわらせることができる。何をしてくるかわからないと思わせることができれば、戦う前から一歩リードしていると言える。

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関連リンク

関東大学対抗戦 チーム情報

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