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2020 関東大学リーグ戦 第4節 <結果と注目ポイント> … 3チームが全勝を守る

概要

関東大学リーグ戦の第4節は、10/31(土)と11/3(火・祝)に2試合ずつ行われた。第5節は1週間あけて11/14(土)と11/15(日)に2試合ずつ行われる予定になっている。

東海大日本大流経大が4戦全勝、関東学院は4戦全敗となり大学選手権出場の可能性がなくなった。第4節を終えてのボーナスポイントを含めた勝点は次の通り。

20 東海大日本大流経大
  8 大東大
  6 法政大
  5 専修大中央大
  3 関東学院

関東大学リーグ戦 対戦表

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10/31(土)

日本大(20) 35-22 法政大(6)

先制したのは法政大、前半17分に相手のペナルティからSO熊田経道の素早いリスタート、BKでつないで最後はFB根塚洸雅がトライ。日本大は前半21分にモールに参加していたWTB水間夢翔がトライを返す。さらに前半30分、モールからFL佐川奨茉がトライを加えた日本大が14-7として前半を終える。

後半も日本大の勢いは続き、後半11分にモールから押し込みFL佐川奨茉がトライ、15分には自陣でWTB斎藤芳徳がインターセプトするとそのまま独走トライを決めて、28-7とリードを広げる。粘る法政大は、モールからトライなど終盤に3つのトライを奪うも届かず。日本大が35-22で勝利。

注目ポイント

序盤は波に乗れない日本大だったが、モールからのトライを重ねながらペースをつかんだ。また、SH前川李蘭が4本、CTB廣瀬龍二が1本と全てのゴールを決めたことも効果的だった。2トライを決めたFL佐川奨茉、4ゴールのSH前川李蘭の1年生2人で35点のうち18点を取った。

法政大は、先制トライを奪ったものの、ミスやペナルティによりトライを取り切れず徐々に点を引き離された。相手の隙をつく攻撃は素晴らしいが、同時に正攻法によるトライを増やして自信を高めたい。ただ、最後まで集中を切らさず、試合終了間際のトライで勝点1をもぎとったのは見事。

 

東海大(20) 85-0 専修大(5)

キックオフから見事な攻めを見せた専修大だったが、東海大がキックをチャージしLOワイサケ・ララトゥブアがトライにつなげた。ここから流れは東海大に傾き、6分13分16分にもトライを加えて、東海大が33-0と大きくリードして前半を折り返す。

後半も東海大は10分15分とラックからBKに展開し、WTBポロメア・カタとCTB杉浦拓実がそれぞれトライ。後半21分にモールからのトライ、その後はBKに展開してのトライを重ねて、東海大が85-0で勝利となった。

注目ポイント

完勝した東海大は、SO丸山凛太朗ら前節までのスタメンが外れ、SO武藤ゆらぎ、WTB谷口宜顕、WTBポロメア・カタと3人の1年生が先発したが十分な働きを見せた。また、BKに展開するシーンが多く見られ、実戦の中で連携を高めていくことができたのではないだろうか。

大差をつけられての敗戦となった専修大は、キックオフ時にいい攻撃を見せながら逆にトライを奪われた。これが精神的にどう影響したかはわからないが、数分間隔でトライ奪われる時間帯もあり、主将CTB夏井大樹など4年生を中心に気持ちを切り替える何かが必要だ。

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11/3(火・祝)

大東大(8) 31-26 関東学院(3)

試合は大東大が先制、前半2分にNo8サイモニ・ヴニランギがスクラムから持ち出してトライ。関東学院ラインアウトから展開してWTB福士萌起がトライを返す。しかし、前半30分に関東学院がシンビンで14人になると、大東大ラインアウトモールからトライ、14-5とリードして前半を終える。

後半、大東大は6分11分と外への展開からFB鈴木匠が2つのトライを決めて、28-5と突き放す。しかし、後半22分にNo8サイモニ・ヴニランギにレッドカードが出て14人になると、関東学院は後半25分にFWで押し込みHO岡輝剛がトライ、27分にはWTB福士萌起が独走トライで差を縮める。大東大はPGを加えるもトライを追加され、31-26となりロスタイムへ。

すると48分に大東大はシンビンで13人になるが、防戦一方のまま14分間におよぶロスタイムを耐えきって31-26のまま試合終了。数年間初戦で勝利してきた大東大は、4戦目にして待望の初勝利をつかんだ。

注目ポイント

大東大は、15人で戦っている時間帯はいい形をつくることができた。また、ロスタイムの粘りは、今後のチームの結束にもつながるはずだ。ロスタイムに2点差ならPGで逆転負けとなるところだが、終盤のPGのおかげでロスタイムを5点差で迎えたことが大きかった。

関東学院は最後の最後でトライを取り切れず、惜しくも今季初勝利を逃した。相手が13人になったり、ロスタイムが10分以上あるケースを想定して練習することはないかもしれないが、勝負どころでどうするかということはあるはず。ここ一番の場面でのアタックを磨き初勝利を。

 

流経大(20) 64-7 中央大(5)

試合は、両チームとも得点できないまま迎えた前半21分、流経大がつないでFL篠澤輝が先制トライ。流経大は、さらに28分にBK展開からFB河野竣太が抜けてトライ、このあともCTBヴィリアメ・タカヤワの突破から37分41分にトライを加えて26-0とリードして前半を折り返す。

後半、中央大は開始早々にターンオーバーからトライを1本奪われるも、粘りのディフェンスを見せる。しかし、流経大は後半16分にパスをつなぎWTBイノケ・ブルアがトライを決めるなど差を広げる。後半32分に中央大ラインアウトモールからHO鈴木康平が押し込みゴールも決まるが、これが唯一の得点機会となった。流経大が64-7で勝利し4連勝。

注目ポイント

流経大は序盤は中央大の積極的なディフェンスに得点を奪うことができなかったが、慌てることなく自分たちのラグビーができた。ここまで4戦で239得点65失点、1試合平均にすると57.8得点18.25失点というのも、まずまずの結果と言える。

中央大は、前後半とも途中まではディフェンスが粘ることができた。しかし、キックに定評のあるSO侭田洋翔の不在などから、相手を焦らせるには至らなかったか。ボールを奪えば一気に持っていくぞという印象を相手にもたせられれば、こちらばかり消耗することはないはずだ。

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関連リンク

関東大学リーグ戦 チーム情報

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