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2020 関東大学リーグ戦 第7節 <直前チェック> … 大東大vs流経大など3試合、東海大vs日本大は中止

概要

関東大学リーグ戦の最終節となる第7節は、12/5(土)に秩父宮ラグビー場で1試合、熊谷ラグビー場Bグラウンドで2試合が行われる。秩父宮ラグビー場の1試合のみ、観客を入れての試合となる。

第6節までの結果は、東海大が6戦全勝、流経大日本大が5勝1敗となっている。第7節は東海大が出場辞退のため、予定されていた「東海大vs日本大」は中止となり日本大の不戦勝となる。そのため、勝点は、勝利(不戦勝含む)チームに4点、引分2点、敗戦(不戦敗含む)チームに0点のみが与えられ、ボーナスポイントの付与はなくなった。

優勝争いは、2チームもしくは3チームが並ぶ可能性があり予断を許さない。また、現時点で順位が確定しているのは法政大のみ、その他のチームは第7節の結果により順位が変わる可能性がある。終了時の勝点と勝敗は次の通り。

24 東海大 6勝0敗 → 不戦敗で6勝1敗に
20 流経大 5勝1敗
20 日本大 5勝1敗 → 不戦勝で6勝1敗に
12 法政大 3勝3敗
  6大東大 1勝4敗1分
  6中央大 1勝4敗1分
  4専修大 1勝5敗
  4関東学 1勝5敗

 

対戦表

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スタメン一覧

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12/5(土) 

大東大(6) 11:30 流経大(20)

大東大は第6戦の日本大戦に5-88と大敗、1勝4敗1分と苦しい状況となっている。ここまでのところ、得点108は7番目、失点260は2番目に多く、ペナルティ75はリーグ最多と数字を見ても厳しい。来シーズンへの足がかりとなるようなプレイを見せるには、相手を止めきることが欠かせない。果敢なタックルでチームに勢いをつけられるか。

前節敗れて5勝1敗となった流経大だが、最終節に勝てば東海大日本大と勝敗で並ぶ。前節は東海大に敗れたものの、途中26点差をつけられながら4連続トライで追いつく爆発力を見せた。ここまでの48トライのうち、FB河野竣太が9トライ、主力の留学生5人で20トライをあげている。どこからでもつないでトライに結びつける流経大ラグビーで6勝目を狙う。

メンバー表をチェック

大東大は、前節欠場したNo8サイモニ・ヴニランギ、CTBシオペ・ロロ・タヴォ、FB鈴木匠が戻る。また、WTBには安藤諒が抜擢された。留学生のCTBペニエリ・ジュニア・ラトゥを含めて1年生がスタメンに4人、臆せずがむしゃらなプレイで盛り上げたい。

流経大のほうは、ここまで主にスタメンだったFL篠澤輝、CTBヴィリアメ・タカヤワ、WTB園田亜弥斗がメンバー外となった。留学生は、LOアピサロメ・ポギドラウ、FLタマ・カペネ、CTBイノケ・ブルアがスタメンに入り、シオネ・リクアタはリザーブから、アンドリッシュ・ドゥトイが初めてメンバー入り。

過去の対戦成績

2017 大東大19-14流経大
2018 大東大46-14流経大
2019 大東大21-22流経大

FW平均体重

大東大 102.1kg
流経大 106.9kg

FW高身長選手

大東大 No8サイモニ・ヴニランギ196cm PR小島燎成183cm LO塩見成悟181cm
流経大 LOアピサロメ・ボギドラウ190cm LOシンクル寛造189cm LOタマ・カペネ188cm PR津嘉山廉人187cm

 

東海大(24) 中止 日本大(20)

東海大の辞退により試合は中止となる。これにより、日本大が不戦勝で勝点4を加えて24点、東海大は不戦敗で勝点0なので勝点24のままで両者の勝点が並ぶ。

2020/12/02 東海大学、日本大学戦辞退のお知らせ

… 関東ラグビーフットボール協会HPより 

ラグビーマガジン 2021年 01 月号 [別冊付録:ラグビーカレンダー2021] 

 

関東学院(4) 11:30 中央大(6)

今季昇格の関東学院は1勝5敗で最終節を迎えたが、ここまで第5節までに19トライとまずまずの攻撃力を発揮していた。前節は、かつて大学選手権の決勝を戦うなどともに関東大学リーグ戦を支えてきた法政大との対戦でノートライに抑えられた。ただ、FWではHO岡輝剛、BKではWTB福士萌起を中心にトライを取る形ができているので、最終戦に勝ち今季の集大成を飾れるか。

第5節まで未勝利だった中央大は、第6節に専修大に勝利し1勝4敗1分。勝ちは1つだが、1分と5点差負けが2試合と接戦が多かった。ただ、非ペナルティは51とリーグで最も少なくなっているのは、相手に圧力をかけきれていないこともあるだろう。FWの強い圧力やノットリリースザボールを誘う早い出足のディフェンスなどで2勝をつかみたい。

*全8チームの非ペナルティ数の平均は64.6個。

メンバー表をチェック

関東学院は、第5,6節同様にSHに大澤成貴、三輪悠真がSOにまわる。PR石丸唯人が初めてメンバー入りしスタメンで出場する。そのほか、リザーブには初めてメンバー入りする選手が3名いるが、スタメンには主力が名を連ねた。

中央大のほうは、3戦連続でSO津田貫汰がスタメンに入る。キッカーとしても8本全てを成功させており、接戦ではPGを狙うのも有効だ。また、いいところを見せていたWTB杉本崇馬も3戦続けてスタメン、No8山本大二朗は3戦ぶりにスタメンに戻ってきた。

過去の対戦成績

2017 関東学院12-35中央大
2018 対戦なし
2019 対戦なし

FW平均体重

 関東学 102.0kg
中央大 101.5kg

FW高身長選手

 関東学 LO矢野裕二郎192cm FL山﨑海187cm LO小濱康崇185cm
中央大 LO青木智成189cm LO藤牧拓真181cm FL川勝自然180cm

 

専修大(4) 14:00 法政大(12)

専修大は、開幕戦で大東大に勝ったあとは連敗で1勝5敗。ここまで得点が少ないことが課題となっているが、ここ2戦の初得点は関東学院戦が0-35の後半18分、中央大戦が0-21の後半31分と勝負が見えかけてきてからのものとなっている。自分たちのトライを取りにいく形を全員で意思統一した上でトライを奪いにいきたい。

ここまで法政大は3勝3敗、失点は1試合平均で22.5と上位チームに引けを取らない。勝利した3試合はいずれも後半30分頃までトライを与えず、そのうち関東学院はノートライに抑えるなどディフェンスが機能している。また、非ペナルティは72と多く、相手にペナルティをさせるだけの圧力をかけることができているとも言える。勝ち越して来年にはずみをつける。

メンバー表をチェック

専修大はLO川畑松大、FL山本凌士WTB水野景介が初スタメン、代わって主にスタメンで出場してきたLO小笠原颯、FL折居慎斗がメンバー外となった。また、前節欠場したPR檀野友多郎とSO森野幹太、FB古里樹希がスタメンに戻った。

法政大のほうは、副将WTB斉藤大智が戻り主力メンバーが揃う。PR森口陽介が初めてメンバー入りしリザーブに入ったが、その他のリザーブの選手は経験豊富。前節はジョーンズ杏人竜は終了間際の投入だったが、その投入時期にも注目だ。

過去の対戦成績

2017 対戦なし
2018 専修大38-33法政大
2019 専修大26-25法政大

FW平均体重

専修大   99.4kg
法政大 104.4kg

FW高身長選手

 専修大  LO川畑松大183cm
法政大 LO兼森大輔185cm LO竹部力185cm No8大澤蓮180cm

Number(ナンバー)1013号[雑誌] 

 

関連リンク

関東大学リーグ戦 チーム情報

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