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ベスト15 … 第57回大学選手権の個人的な大会ベスト15

概要

「第57回全国大学ラグビーフットボール選手権大会」は、天理大学の初優勝、早稲田大学が準優勝となった。ベスト4には明治大学帝京大学が進出。この大会の出場メンバーの中で印象に残った15人を独断で選出した。

天理大学が点差を広げながら優勝したこともあり、天理大学11人、早稲田大学3人、明治大学1人という結果となった。

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ベスト15

FW フォワード

1 PR 谷口祐一郎 / 天理大4年

天理大のスクラムを支え、また運動量も豊富。ボールが動いたときに目だけでボールを追う選手は多いが、目で追わずにすぐにボールに体を向けているので動き出しが早い。

2 HO 佐藤康 / 天理大3年

やや苦戦すると予想されたラインアウトだったが安定したスローイン、また明治大戦ではゴール前のラックから巧みに押し込んだ。決勝では、相手ゴール前ラックからCTB市川敬太に速いパスを通して先制トライにつなげた。日本大の藤村琉士の活躍もあったが、もう1試合見たかった。

3 PR 小鍛冶悠太 / 天理大4年

スクラムやサイドアタックなど体を張ったプレイでチームに大きく貢献した。一歩食い込んでゲインやFWでのサポートのプレイなどが効いていた。決勝で巧みなパスダミーでトライをアシストした早稲田4年の小林賢太や帝京大4年の細木康太郎の活躍も光った。

4 LO アシペリ・モアラ / 天理大3年

大きな体でパワーもあるが、ボディバランスがよくハンドリングもよい。相手ゴール前ではタイミングのよい飛び出しでトライを奪った。学生のラインアウトのレベルを引き上げた明治大4年の片倉康瑛もいい動きを見せた。

5 LO 中鹿駿 / 天理大4年

タックルにサポートに体を張った。アタックではゲインをしつつ決して無理をしないで確実にボールをつなぐようすは地味ではあるが、テンポのよい攻撃につなげた。明治大4年の髙橋広大も準決勝ではトライにつながる大きなゲインはトライに結びついた。

6 FL 相良昌彦 / 早稲田2年

おとなしく見えた今年の早稲田にあって、貴重な闘争心を表に出すプレイヤー。同ポジションの坪郷智輝の活躍でさらに覚醒したか。ほかには、天理大3年の服部航大はどこにでも顔を出して効果的なサポートをした。

7 FL 松岡大和 / 天理大4年

タックルのほか献身的なプレイでチームに貢献、さらには声でチームを鼓舞し引っ張り続けた。主将としてレフリーとしっかりコミュニケーションをとり、天理大学の反則の少なさにもつなげている。流経大4年の坂本侑翼は献身的な動きとタックルで貢献した。

8 No8 山村勝悟 / 天理大2年

このポジションのベスト15は明治大4年の箸本龍雅のものと思っていたが、決勝まで体を張り続けて随所に突破を見せた山村勝悟を選出。また、関西の交流戦から大学選手権決勝まで10戦連続スタメンはたいしたもの。

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BK バックス

9 SH 藤原忍 / 天理大4年

速いフラットなパスでトライを演出、決勝の前半31分のパスは目一杯の速いパスを通した。また、常に隙をうかがう姿勢があり、準決勝では相手が準備できていないタイミングで速攻を仕掛けてトライにつなげたり、決勝でもスクラムのこぼれ球をすかさず押さえた。

10 SO 松永拓朗 / 天理大4年

持ち前のキックの距離と精度で、天理大学のゲームメイクの中心を担った。プレイスキッカーとしても、関西リーグに引き続き安定したキックを見せた。

11 WTB 古賀由教 / 早稲田4年

常に笑顔でチームのムードをつくってきただけでなく、BKでは唯一の4年生となる時間帯が多く周囲を引っ張った。プレイでも快速で抜き去ってのトライを決めた。天理大1年のマナセ・ハビリはWTBながら強いプレイで体も張れる。

12 CTB 市川敬太 / 天理大4年

決勝での4トライは見事、ゴール前での速いパスをしっかりつかんで確実にチャンスをトライに結びつけた。また、タックルでも貢献した。大学選手権から復帰した帝京大4年のニコラス・マクカランは、準決勝では力強いランでディフェンスを破るトライを決めた。

13 CTB シオサイア・フィフィタ / 天理大4年

年々進化するシオサイア・フィフィタ、今年は最後まで自分で行かずに周りを生かし、ロングパスやグラウンダーのキックも効果的だった。そのほか、早稲田3年の長田智希は再三ゲインを見せてトライへの起点となり、帝京大4年の尾崎泰雅も強さを見せた。

14 WTB 石川貴大 / 明治大4年

準決勝では同ポジションの天理大4年土橋源之助と2トライずつだったが、大股で走り切るランは力強さを感じさせた。早稲田2年の槇瑛人は大外で待って確実にトライを決めるなど役割を果たした。

15 FB 河瀬諒介 / 早稲田3年

河瀬諒介が準決勝、決勝で見せたトライは、相手の人数が余っていながら抜き去ったもの。ボールを持つと期待感がわく選手。ほかには、流経大3年の河野竣太も見せ場をつくった。筑波大戦でのトライのほか、天理大戦では自陣ゴール前からキック、自信でチェイス、さらにキックして一人でトライまで持っていった。さらには、帝京大学4年の奥村翔も好選手。

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