「関東大学春季大会」が2年ぶりに実施となった。Aグループは、関東大学対抗戦と関東大学リーグ戦の上位3チームずつの計6チーム。
2021年5月2日に開幕戦が行われ、6月27日(日)までに全9試合が行われる。今回は同一リーグ同士の対戦は行わず、各チーム3試合ずつを戦う。また、今大会は、順位付けをしないことになっていること、メンバー登録は26人まで認められることになっている。
試合結果は、随時更新予定。
過去の大会の結果は、次の通り。
勝敗表:6月6日(日)終了時
明治大 3勝0敗 24-19日大 68-29流経 28-26東海
東海大 1勝1敗 48-26早大 26-28明治
早稲田 1勝1敗 26-48東海 31-17日大
日本大 0勝2敗 19-24明治 17-31早大
流経大 0勝1敗 29-68明治
慶応大 0勝0敗
*対戦表、得失点、トライ数等の詳細は< 大学ラグビー.com >へ。
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試合結果
5月2日(日)
日本大 19-24 明治大(公式記録)
昨年の主力が多数残る日本大は、新主将FL飯田光紀(4年,日川)を中心にスタメンに主力を並べた。一方、昨年のチームの核となる選手多数が抜けた明治大は、ルーキーのFL福田大晟(1年,中部大春日丘)ら昨年スタメン出場が一度もない選手6人がスタメンに名を連ねた。
【FW平均体重】
日本大 100.4kg
明治大 100.3kg
試合のほうは、14分に日本大学が敵陣ゴール前のラインアウトから、HO林龍輝(3年,日大高)が押し込み先制。明治大は19分、新主将SH飯沼蓮(4年,日川)のテンポのよい球出しからFB雲山弘貴(4年,報徳学園)のトライで追いついたあと、互いに1トライ1ゴールずつ加えて12-12で前半を終える。
後半も先に日本大がトライを決めるも、明治大が後半26分のPR村上慎(4年,法政二)のトライなどで19-19と同点に。さらに、明治大は33分、自陣からSO伊藤耕太郎(2年,國學院栃木)が抜け出し、CTB齊藤誉哉(3年,桐生第一)が大きくゲイン、最後はリザーブに入っていたルーキーのWTB金昂平(1年,大阪朝鮮)が後半33分に決勝トライ。24-19で明治大が勝利し、シーズンの開幕を白星でスタートした。
慶応大 延期検討 流経大
試合は中止。延期を検討中。< 協会のお知らせ >
5月9日(日)
明治大 68-29 流経大(公式記録)
明治大は、先週に続いてSOを伊藤耕太郎(2年,國學院栃木)が務め、FL福田大晟(1年,中部大春日丘) とWTB金昂平(1年,大阪朝鮮)と2人のルーキーが先発。流経大のほうは、昨年スタメン出場のなかったメンバーが8人先発となるが、イノケ・ブルア(4年,スバグラマースクール)ら留学生は充実の布陣となった。
【FW平均体重】
明治大 103.0kg
流経大 103.9kg
試合開始直後、攻め込む明治大のパスミスからイノケ・ブルアがボールを拾って独走、流経大が先制する。しかし、明治大は、前半17分、23分とCTB児玉樹(4年,秋田工)の2本のトライで逆転、このあともサポートの動きがよくトライを追加し、35-10とリード。流経大は43分にFL星野竜輝(3年,流経大柏)が自陣でインターセプトし独走トライをあげるも、明治大が35-17でリードして折り返した。
後半も明治大の勢いは止まらず、PR大賀宗志(3年,報徳学園)、FL森山雄太(2年,東福岡)などがトライを追加。流経大は後半にFB長尾岳(4年,尾道)とイノケ・ブルアがトライを返すも、明治大が68-29で勝利した。
早稲田 26-48 東海大(公式記録)
早稲田は、フレッシュなメンバーが加わったほか、小林賢太(4年,東福岡)が右PRから左PRに、 村田陣悟(2年,京都成章)はFLからLOに、槇瑛人(3年,國學院久我山)はWTBからFBでスタメンとなった。東海大は、SOを昨年ルーキーで活躍したSO武藤ゆらぎ(2年,東海大仰星)とし、丸山凛太朗(3年,東福岡)はCTBでのスタメンとなった。
【FW平均体重】
早稲田 100.0kg
東海大 106.5kg
先制は東海大、6分にSO武藤ゆらぎが抜け出し、CTB丸山凛太朗がトライ。早稲田の初トライは21分、新主将CTB長田智希(4年,東海大仰星)からWTB堀尾健太(4年,茗渓学園)とつないでインゴールに飛び込んだ。さらに互いにトライを追加し、東海大は12-14と2点のビハインドで前半終了。
後半は東海大が4分のトライで逆転すると、11分にはCTB丸山凛太朗のキックパスをインゴールでキャッチしたFB酒井亮治(4年,東海大相模)が押さえて突き放す。早稲田は後半15分、敵陣深くでラックから飛び出したFL相良昌彦(3年,早稲田実)がトライを返すも、さらにトライを重ねた東海大が48-26で勝利となった。
5月23日(日)
明治大 中止 東海大(山梨JITス)
中止の上、再度日程調整 < 関東協会/お知らせ >
→ 6/6に代替日設定
6月6日(日)
明治大 28-26 東海大(公式記録)
明治大は、主将SH飯沼蓮(4年,日川)がメンバー外となり、SH丸尾祐資(3年,報徳学園)、SO齊藤誉哉(3年,桐生第一)のハーフ団、ゲームキャプテンはNo8大石康太(4年,國學院久我山)が務める。また、ルーキーCTB秋濱悠太(1年,桐蔭学園)がスタメン出場。
東海大のほうは、PR前田翔(4年,東海大仰星)、WTB林隆広(4年,石見智翠館)、FB酒井亮治(4年,東海大相模)らの昨年の主力がメンバー外、WTBにルーキーの森山翔斗(1年,佐賀工)がスタメンに名を連ねた。
【FW平均体重】
明治大:103.0kg
東海大:109.4kg
先に点をとったのは東海大、前半7分にHO土一海人(4年,東海大相模)が、12分にはLO小池隆成がいずれもラインアウトモールから押し込んだ。対する明治大は、28分に相手ゴール前のラックからNo8大石康太がゴールポスト下に飛び込みグラウンディング。41分の東海大はラインアウトで最前列のNo8ノア・トビオに速いパス、そのままインゴールに飛び込みトライを決めた。明治大は、7-19と12点のビハインドで前半を折り返す。
後半4分、明治大が相手ゴール前のラックからSH丸尾祐資がSO齊藤誉哉へつなぎ、FB雲山弘貴に切り返してトライを決めた。しかし、14分には東海大がラインアウトモールからHO土一海人が押さえ、東海大のリードは再度12点に。このまま終盤を迎えた36分、明治大はラックから展開しPR中山律希(2年,天理)がトライ、さらに40分を過ぎてラックからNo8大石康太がトライを決めて同点。そして、やや難しい角度のコンバージョンキックをSO池戸将太郎(2年,東海大相模)が決めて、明治大が28-26と勝利となった。
明治大は、毎試合ほぼ全てのリザーブを使いながら3連勝。また、3戦で18トライのうち、FWで9トライ、BKでも9トライとさまざまなシーンでトライを奪った。
東海大のほうは、早稲田戦の前後半、明治大戦の前半は開始10分までにトライを決めてリズムをつくった。明治大戦はWTB林隆広やFB酒井亮治を欠いたせいか、BKのトライはゼロに終わった。
早稲田 31-17 日本大(公式記録)
早稲田は、前節メンバー外のFB河瀬諒介(4年,東海大仰星)、リザーブだったNo8佐藤健次(1年,桐蔭学園)がスタメン入り。主将CTB長田智希(4年,東海大仰星)がメンバー外となり、PR小林賢太(4年,東福岡)がゲームキャプテンを務める。
日本大のほうは、主将FL飯田光紀(4年,日川)、No8シオネ・ハラシリ(4年,目黒学院)、CTBナサニエル・トゥポウ(3年,マリストブラザーズ)ら昨年の主力がメンバー外、CTBフレイザー・クワーク(4年,開志国際)がゲームキャプテンとなる。
【FW平均体重】
早稲田:101.0kg
日本大:100.6kg
試合のほうは、前半8分に早稲田が先制。相手ゴール前ラックからのサイドアタックでLO鏡鈴之助(3年,早大学院)がインゴールに飛び込んだ。さらに、16分にラックから右に左に展開し、最後はPR小林賢太がトライ。前半終了間際には、SO吉村紘(3年,東福岡)がPGを決めて、17-0とリードして前半を終える。
サイドが替わった後半、後半9分に日本大はラインアウトモールからHO林龍輝(3年,日大高)が押し込んでトライ。しかし、早稲田は敵陣深くで相手ペナルティを得ると、リスタートからFB河瀬諒介が持ち込んで最後はWTB槇瑛人(3年.國學院久我山)がトライを決める。粘る日本大は、16分21分といずれもラインアウトモールからHO林龍輝が押し込み、7点差に迫る。しかし、今度は早稲田がラインアウトモールからのトライを決めて突き放し、31-7で勝利。
早稲田は、東海大に破れたあとの初勝利。SO吉村紘が2戦でPGを含む8本全てのゴールを成功させている一方、後半の失トライ(東海大戦5T,日本大戦3T)が多さが目立った。
日本大は、2戦で奪った6トライのうち3つがラインアウトモール、3つがラックからのサイドアタックによるもので、BK展開したトライはない。BKでとることで、さらにFWが生きるか。
6月20日(日)
流経大 13:00 早稲田(流経大G)
東海大 14:00 慶応大(静岡エコパ)
6月27日(日)
慶応大 13:00 日本大(慶応大G)
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