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関東大学春季大会Cグループ / 大学ラグビー … 第10回(2021年)

2年ぶりに実施となった「関東大学春季大会」。Cグループは、関東大学対抗戦Aグループと関東大学リーグ戦1部の前年秋の7,8位のチームずつと関東大学対抗戦Bグループ1位、関東大学リーグ戦2部1位の計6チーム。

関東大学対抗戦A:立教大、青学大
関東大学対抗戦B:成蹊大
関東大学リーグ戦1部:関東学院専修大
関東大学リーグ戦2部:東洋大

2021年5月16日(日)から6月13日(日)までに全9試合が行われる。今大会は同一リーグ同士の対戦は行わず、各チーム3試合ずつを戦う。また、今大会は、順位付けをしないことになっていること、メンバー登録は26人まで認められることになっている。

試合結果は、随時更新予定。

過去の大会の結果は、次の通り。

daigakurugby.hatenablog.com

ラグビーマガジン 2021年 08 月号 [雑誌] 

 

勝敗表:6月13日(日)終了時

関東 3勝0敗 26-22青学 54-  0成蹊 70-12立教
専修 2勝0敗 66-17立教 36-27 青学
東洋 2勝1敗 57-14立教 28-34青学 80-  7成蹊
青学 1勝2敗 22-26関東 34-28東洋 27-36専修
成蹊 0勝2敗   0-54関東   7-80東洋
立教 0勝3敗 14-57東洋 17-66専修 12-70関東

*対戦表、得失点、トライ数等の詳細は< 大学ラグビー.com >へ。

Number(ナンバー)1020号[雑誌]日本ラグビー 主将に学べ 

 

試合結果

5月16日(日)

立教大 14-57 東洋大公式記録

立教大は新主将PR麻生典宏(4年,桐蔭学園)がメンバー外、副将No8佐伯周太(4年,成城学園)がリザーブのため、ゲームキャプテンはSH桑原礼紀(4年,桐蔭学園)となった。 東洋大のほうも、新主将PR松田新之介(4年,日向)がメンバー外のため、副将CTB中島羅王(4年,大村工)がゲームキャプテンを務める。

【FW平均体重】
立教大   99.3kg
東洋大 104.3kg

雨中の開幕戦は、5分に東洋大が連続攻撃からSH神田悠作(3年,東筑)が抜け出し先制トライ、10分にもCTB老田龍平(4年,興国)がディフェンスラインを破り中央にトライを加えた。さらに東洋大は、14分にはラックから展開し大外のFLタニエラ・ヴェアがインゴールに飛び込むなど、前半だけで6トライを決めて38-0とリード。

後半11分、立教大は左サイドライン際を駆け抜けたWTB天羽秀太(2年,桐蔭学園)がインゴールに押さえて初トライを決める。しかし、さらに19分32分とトライを加えた東洋大が57-14で勝利となった。

 

関東学 26-22 青学大公式記録

関東学院フロントローの主力が抜けたがBK陣は経験豊富、新主将となったSH/SOの三輪悠真(4年,尾道)が引っ張る。青学大の新主将は1年次から主力のSO桑田宗一郎(4年,桐蔭学園)、ルーキーはFL田口遼馬(1年,流経大柏)とWTB榎本拓真(1年,桐蔭学園)と2人がスタメンとなった。

【FW平均体重】
関東学 100.8kg
青学大   98.5kg

試合は、前半7分に関東学院ラインアウトからチャンスでHO小林杏蔵(4年,関東学院六浦)が押し込み先制トライ。直後に青学大の浅いキックオフのボールを奪うと、左サイドに展開、FB阿部竜二(4年,黒沢尻工)からWTB川崎清純(4年,盛岡工)に渡りトライを追加し14-0。一方の青学大は18分、ラインアウトモールからSH宮下賢志(3年,日川)が押し込み、前半終了間際にもトライを加えて14-14と追いつく。

後半は、2分に青学大がロングパスを受けたWTB榎本拓真のトライ、 30分にSO桑田宗一郎がPGを決めて8点をリード。追う関東学院は、32分に短いキックパスを受けたWTB金崎利秋(3年,三本木農)がトライ、40分にはWTB川崎清純が左隅に飛び込み逆転トライを決めて、26-22と勝利した。

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5月30日(日)

立教大 17-66 専修大 (公式記録)  

立教大は昨年のスタメン10人が卒業、さらに新主将と副将、BKリーダーを欠くという状況の中、FWリーダーのLO金子恭也(4年,福島)がゲームキャプテンとして引っ張る。専修大は、昨年は全員4年生だったフロントローが入れ替わり、ルーキーPR木原三四郎(1年,東福岡)もスタメンに名を連ねた。

【FW平均体重】
立教大:  98.3kg
専修大:100.4kg

キックオフから攻め込んだ立教大は、前半3分ラインアウトモールからHO二木翔太郎(2年,立教新座)が抜け出して先制トライ。対する専修大は、6分に相手ゴール前ラックからSO松尾東一郎(4年,桐蔭学園)がインゴールにキックで転がしFL西尾開登(4年,目黒学院)が押さえる。さらに8分、自陣から展開しFB古里樹希(3年,東福岡)のランで大きくゲインし最後はSH宮坂航生(2年,中部大春日丘)がトライ、 18分にはWTB飯塚稜介(2年,桐蔭学園)がタックルをかいくぐりながらトライを決め、17-5とリードを広げる。

前半22分、立教大はFL守源(3年,立教新座)がディフェンスラインを突破し50mほど走るとFB安藤海志(3年,京都成章)へとつないでトライ、27分にもFL金子恭也がトライを加えて17-17の同点となる。しかし31分、専修大は左に展開しWTB飯塚稜介が粘って相手ディフェンスを引きつけるとオフロードパスでFL西尾開登へとつなぎトライ、36分には自陣でターンオーバーするとWTB飯塚稜介が走りきりトライ、31-17とリードして前半を折り返した。

後半は、2分5分10分とトライを重ねるなど専修大がリードを広げて、66-17で今年度の公式戦初戦を勝利で飾った。

 

成蹊大   0-54 関東学院 (公式記録)

成蹊大は昨年主力は残るも、スタメンには100kg超の選手はいない。FW平均体重91.6kgと軽量のため、戦い方に工夫が必要となる。関東学院は、前節の青学大戦からスタメン6人を入れ替え、191cm102kgの副将WTB川崎清純(4年,盛岡工)がゲームキャプテンを務める。

【FW平均体重】
成蹊大 :  91.6kg
関東学院:101.0kg 

試合開始から、成蹊大は何度も相手ゴールに迫るも得点ならず。一方の関東学院は22分、自陣からタックルを振り切りながらWTB川崎清純が大きくゲインすると、最後はSH村田建登(2年,昌平)がインゴールに飛び込んだ。さらに25分、WTB川崎清純が自陣でのこぼれ球をキックで転がし、そのままインゴールで押さえて14-0。38分にはラインアウトモールからFL松本裕司(4年,常翔学園)が押し込み、関東学院は21-0とリードして前半を終えた。

後半は先に点を取りたい成蹊大だが、後半開始直後にノックオンからピンチを招くと、関東学院は相手ゴール前のラックに加わったWTB川崎清純が押し込んだ。さらに、7分にもWTB川崎清純が突破しトライ、35-0とする。このあとも、30分にSO三輪悠真(4年,尾道)の裏をつくキックからトライにつなげるなどトライを重ねた関東学院が54-0で勝ち春季大会2連勝とした。

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6月6日(日)

青学大 34-28 東洋大(公式記録)  

青学大は、前節スタメン起用されたFL田口遼馬(1年,流経大柏)と榎本拓真(1年,桐蔭学園)にHO髙矢奎太朗(1年,桐蔭学園)とCTB青沼駿昌(1年,仙台育英)を加えてルーキー4人が先発。東洋大のスタメンは前節と同じ、前節の前半5分と後半6分にディフェンスラインを突破しトライを決めたSH神田悠作(3年,東筑)の動きに注目したい。

【FW平均体重】
青学大:  99.3kg
東洋大:104.3kg

試合は開始3分に動く。青学大の自陣でのラインアウトからのパスが乱れると、東洋大のSH神田悠作がインターセプトしそのままインゴールへ、前節同様に開始直後に先制トライを決めた。青学大は18分、マイボールラインアウトからモールは組まずにスロワーのHO髙矢奎太朗にパス、さらに切れ込んできたWTB榎本拓真に渡るとそのまま走りきりトライ。続く27分には、あと数メートルまで攻め込む東洋大のパスを青学大FB黒木陽斗(4年,桐蔭学園)がインターセプト、独走トライを決める。31分には、自陣でターンオーバーした青学大はSO桑田宗一郎(4年,桐蔭学園)が大きく左へ展開、WTB大村知意(3年,茗溪学園)に渡るとライン際を走り抜けてトライ。

東洋大は、34分にラインアウトモールからFLタニエラ・ヴェア(2年,目黒学院)押し込み、41分にはペナルティトライ、21-21の同点で前半終了。

後半に入ると、青学大が5分17分とPGを決めてリード。東洋大は21分に敵陣でターンオーバーするとSO土橋郁矢(3年,黒沢尻工)がキックパス、そのこぼれ球を拾ったCTB老田龍平(4年,興国)がトライ、ゴールも決まって東洋大が逆転。しかし、青学大は27分、左サイドのラックから右へ展開、大外のSO桑田宗一郎が内側に切れ込んみディフェンスをすり抜けて中央にトライ。このまま青学大が逃げ切り、34-28で勝利を飾った。

青学大は、ときおり見せるサインプレーとPG含めて6本のゴールを全て決めたSO桑田宗一郎の活躍などが光った。

 

6月13日(日)

東洋大 80-  7 成蹊大(公式記録)

東洋大は、中島羅王(4年,大村工)をCTBからSOにまわるまどBKをやや入れ替えたほか、FLタニエラ・ヴェア(2年,目黒学院)はメンバー外となった。成蹊大は、前節WTBで先発した主将諸藤陸(4年,茗溪学園)を欠き、副将のNo8平松東悟(4年,國學院久我山)がゲームキャプテンを務める。

【FW平均体重】
東洋大:103.1kg
成蹊大:  91.6kg

試合のほうは前半2分、成蹊大ボールのスクラム東洋大がターンオーバー、ラックからSH神田悠作(3年,東筑)が抜け出して先制トライ。さらに、7分にはFWのアタック、12分にはラインアウトモールを押し込み、15分には相手パスミスからトライにつなげるなど、序盤で24-0とリードを広げる。このあと成蹊大が攻め込む場面はあったが得点に結びつけることはできず、前半は東洋大が45-0とリードして折り返す。

後半は、出足からのピンチを凌いだ成蹊大だったが、12分に東洋大はWTB吉田壮太(3年,延岡星雲)がトライ、さらにトライを重ねて点差を広げていく。迎えた41分、成蹊大は相手ゴールまでフェイズを重ねると最後はCTB糊谷憲信(3年,佐野日大)がトライを決めて一矢を報いた。後半も5トライを加えた東洋大が、80-7で勝利。

東洋大SH神田悠作は3トライ、立教大戦でも青学大戦でも開始5分以内に先制トライをあげており、3戦全てで開始5分以内に先制トライをしたことになる。

 

青学大 27-36 専修大(公式記録)

青学大は、昨年の主力LO江金海(3年,大阪桐蔭)、SH山同光(3年,國學院久我山)が今シーズン初スタメン、FL中谷玲於(4年,京都成章)はメンバー外となっている。専修大のほうも、昨年出場経験が豊富なPR山口和明(3年,桐蔭学園)や久次米航希(3年,城東)、また初出場となるNo8野村和幸(2年,府中西)スタメンに入った。

【FW平均体重】
青学大:  99.6kg
専修大:  98.1kg

試合は前半8分、青学大は敵陣でのマイボールスクラムから展開、SO桑田宗一郎(4年,桐蔭学園)の飛ばしパスでラインブレイク、パスを受けたWTB大村知意(3年,茗溪学園)がインゴールに飛び込んだ。10分にも相手のショートパントを拾ったWTB大村知意から最後はPR田中創太郎(2年,國學院久我山)がトライ、28分にもラインアウトモールを起点にまたもPR田中創太郎がトライを決める。対する専修大は、36分にラインアウトモールからLO川端松大(3年,東京)が押し込むも、5-27と22点のビハインドで前半を終える。

後半は専修大が流れをつかむ。後半7分、自陣でのスクラムから展開すると右ライン際をFB古里樹希(3年,東福岡)が駆け上がりSH宮坂航生(2年,中部大春日丘)がインゴールに飛び込んだ。さらに13分、SH宮坂航生の小パントでラインを破ると最後はFL折居慎斗(4年,尾道)がトライ、28分にはラインアウトモールからトライを決めて26-27と1点差に迫る。そして42分、ペナルティを得た専修大はPGを決めて逆転、後半は青学大を完封し36-27で逆転勝利となった。

勝負どころの後半30分にFB古里樹希と替わって入ったルーキーFB舟山真斗勇(1年,國學院栃木)、期待に応えて42分にPGを成功させた。

 

関東学院 70-12 立教大(公式記録)

関東学院は、昨年の主力SO/CTB芳崎風太(4年,関東学院六浦)がリザーブで復帰、ルーキーのNo8内川朝陽(1年,佐賀工)、CTB松元陸(1年,石見智翠館)、CTB山村拓(1年,保善)、FB諸山佑祥(1年,長崎海星)が初スタメン。対する立教大は、初スタメンとなるルーキーSO中優人(1年,桐蔭学園)を起用、また、主将PR麻生典宏(4年,桐蔭学園)やFL紀伊雄介(3年,桐蔭学園)らがリザーブとして今季初のメンバー入り。

【FW平均体重】
関東学:103.8kg
立教大:  97.3kg

立教大のキックオフで始まると、ボールをキープした関東学院が展開し相手ゴール前へ、最後はNo8松本裕司(4年,常翔学園)が抜け出し先制トライ。11分には、ラインアウトモールからHO菊池喜希(4年,秋田工)、14分には自陣から展開し最後はSO立川大輝(2年,佐賀工)が抜け出してトライ、19-0とリードを広げる。さらにトライを加えた関東学院が34-0とリードして前半終了。

後半も開始早々に関東学院、キックオフのボールを奪うと展開し、CTB松元陸(1年,石見智翠館)にボールが渡るとそのままトライに結びつけた。さらに展開からディフェンスラインを破ってのトライを重ねて58-0に。一方の立教大は31分、ハーフウェイライン付近から抜け出したWTB舟橋広倫(4年,名古屋)がトライ、34分には自陣22メートルラインで相手パスをインターセプトしたFB天羽秀太(2年,桐蔭学園)がそのまま独走しトライを決める。しかし、後半も6トライを加えた関東学院が70-12で勝利となった。

関東学院は、ルーキーのFB諸山佑祥らのランでディフェンスラインを破るシーンが多数見られた。しかし、コンバージョンは12本のうち成功は5本のみと課題が残った。

 

7月3日(土)

専修大 12:00 成蹊大(専修大G)

専修大は、Aチームで初スタメンとなるのは、126kgのPR岡野晃貴(3年,つくば秀英)、SH安藤禎樹(4年,大分雄城台)、SO市野湧大(3年,中部大春日丘)、WTB新野翼(1年,石見智翠館)、FB舟山真斗勇(1年,國學院栃木)の5人、チャンスを生かせるか。

成蹊大のほうは、ハーフ団が入れ替わる。SHは花園でも活躍した末次真南斗(2年,長崎北陽台)、SOはルーキーイヤーに対抗戦Aグループで明治大戦や早稲田戦でもスタメンで戦った糊谷憲信(3年,佐野日大)が復帰。いい流れをつくりたい。

メンバー表

【FW平均体重】
専修大:102.0kg
成蹊大:  90.4kg

  

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