概要
関東大学リーグ戦グループ1部リーグの2021年度のシーズンは、9/26(日)に開幕する。1部リーグは、東海大学、流通経済大学、日本大学、法政大学、中央大学、大東文化大学、関東学院大学、専修大学の8チーム。
今季の順位決定方法は勝ち点制となる。勝ち4点、引き分け2点、負け0点、ボーナスポイントとして「勝敗関係なく3トライ以上の差をつける」「7点差以内の負け」のチームに1点が与えられる。また、昨年行われなかった入替戦は、今季は実施予定。
昨年の順位
1位 東海大 勝点24 6勝1敗(うち不戦敗1)
2位 流経大 勝点24 6勝1敗
3位 日本大 勝点24 6勝1敗(うち不戦勝1)
4位 法政大 勝点16 4勝3敗
5位 中央大 勝点10 2勝4敗1分
6位 大東大 勝点 6 1勝5敗1分
7位 関東学 勝点 4 1勝6敗
8位 専修大 勝点 4 1勝6敗
ラグビーマガジン 2021年 10 月号 [雑誌] 別冊付録/大学ラグビー選手名鑑
9/26(日)
第1節の4試合は、すべて9/26(日)に行われる。
日本大 12:30 中央大(熊谷B/無観客)
昨年3位の日本大と昨年5位の中央大との対戦となる。2018,2019は日本大が圧倒したが、昨年は開幕戦で顔を合わると前半は互角の展開。後半は中央大が先に2トライ奪って16点をリードするが、日本大は後半19分にFL平坂桃一(3年,日大高)がトライ、続いて32分と37分にWTB水間夢翔(3年,佐賀工)がトライを決めて逆転勝利となった。
2021年の日本大は、春季大会で明治大と早稲田に敗れたものの、2試合ともトライ数3、失トライ数は4と大きな差はなかった。4年生の留学生3人がチームを支える。中央大のほうは、昨年の主力に4年生が多く春は苦戦したが、春以降の伸びはどうか。なお、昨年の法政大戦で前半3PGを決めたように、昨年12本のキックをすべて成功させたSO津田寛汰(3年,桐蔭学園)に積極的にPGを狙わせる戦い方もあり得る。
メンバー表チェック
日本大は、春先のみの出場だった主将FL飯田光紀(4年,日川)、WTBナサニエル・トゥポウ(3年,マリストB)らが復帰し、スタメンはベストに近い。リザーブには、SH石黒康生(1年,岐阜工)、WTBジョアペ・ナコ(1年,大分東明)、SO/WTB/FB徳永優太(1年,佐賀工)ら1年生3人が入った。
中央大も、主将PR茂原隆由(4年,高崎工)らメンバーが戻りつつある。HO光安喬平(1年,大阪桐蔭)、LO山﨑祥希(1年,國學院栃木)、WTB篠崎虎太郎(1年,昌平)と3人のルーキーがスタメンに名を連ねた。
過去の対戦
2018 日本大69-12中央大
2019 日本大83- 5中央大
2020 日本大33-28中央大
FW平均体重
日本大 103.5kg
中央大 100.3kg
FW高身長選手(cm)
日本大 PR山内開斗188,LO趙誠悠185,LOテビタ・オト185,FL板倉正矢183
中央大 PR茂原隆由188,LO市川大喜182,LO山﨑祥希182
流経大 15:00 大東大(熊谷B/無観客)
流経大は昨年2位、大東大は昨年はわずか1勝で6位に沈んだ。しかし、ライバルとしてしのぎを削ってきた両チームだけに、昨年も直接対決は接戦となった。流経大がトライを決めると大東大がトライを返す展開で前半は12-10と流経大が2点のリード。後半も両チーム譲らず膠着状態が続くも、28分に流経大がトライを決めて突き放した。
今季の流経大は春季大会は1試合のみ、明治大に29-68と差をつけられたがトライは5つ奪った。LOタマ・カペネ(4年,スコッツC)、WTBイノケ・ブルア(4年,スバGS)のほか、後ろには昨年のトライ王FB河野竣太(4年,常翔学園)が控える。大東大は、春季大会では帝京大には敗れたものの、筑波大と日体大には勝利した。以降は活動できなかった期間があり、8月28日に活動再開、開幕に向けて仕上げてくるか。
メンバー表チェック
流経大は、主将HO西山大樹(4年,流経大柏)、No8シオネ・リクアタ(3年,トゥポウC)、WTB/CTBイノケ・ブルア(4年,スバGS)を欠く。昨年出場のなかったLOキムギヒョン(3年,ソウル大附)やCTBリクアタ・テアウパ(3年,トゥポウC)らに期待がかかる。
大東大は、サイモニ・ヴニランギ(3年,マッセイ)に代わってFLにシオシファ・ラベマイ・マウ・トル(3年,ニューイントンC)が入った。スピードのあるWTB朝倉健裕(4年,御所実)はリザーブとしてメンバー入り。
過去の対戦
2018 流経大14-46大東大
2019 流経大22-21大東大
2020 流経大19-10大東大
FW平均体重
FWの高身長選手(cm)
流経大 PRシンクル寛造189,LOタマ・カペネ188,No8篠澤輝183
大東大 No8リサラ・キシナ・フィナウ189,LO佐々木柚樹188,LO塩見成梧184
ラグビー日本代表 フランス2023へ:B・Bムック (B・B MOOK 1533)
東海大 15:00 関東学院(城山陸上/無観客)
3連覇を達成した東海大と昨年7位の関東学院との一戦となる。昨年の対戦では、前半は東海大が関東学院を21-10とリード、後半も差を広げて52-24で勝利。しかし、東海大学にとって、関東学院は流経大に次いで2番目に多く得点を許したチームとなった。(日本大戦は不戦敗)
東海大は、春季大会で早稲田に勝利、明治大には敗れたものの互いに4トライずつの互角の戦いだった。SOの経験豊富な丸山凛太朗(4年,東福岡)がCTBに入ることで相手は守りにくくなる。関東学院の春季大会は、青学大、成蹊大、立教大に全勝。春は3試合で4トライの大型WTB川崎清純(4年,盛岡工)にいかにつないでいくかが注目される。
メンバー表チェック
東海大の主力はほぼ揃うが、FB酒井亮治(4年,東海大相模)はメンバー外となっている。ルーキーで唯一メンバーに入ったCTB近藤翔耶(1年,東海大仰星)は、ベンチで出場機会を待つ。
関東学院のほうも、ほぼ主力が揃う。主にWTBで出場していた川崎清純(4年,盛岡工)はFBに入った。ルーキーでは、SH服部莞太(1年,佐賀工)がリザーブとしてメンバー入り。
過去の対戦
2018 対戦なし
2019 対戦なし
2020 東海大52-24関東学院
FW平均体重
FW高身長選手(cm)
東海大 LOワイサケ・ララトゥブア191,LO小池隆成188,FLオフィナ・アフ187,PR星野克之186
関東学院 LO矢野裕二郎192,LO山﨑海187,FL小濱康嵩185
法政大 15:00 専修大(専修大G/無観客)
昨年4位の法政大と昨年最下位となった専修大。2018,2019の対戦は僅差で専修大がものにしたが、昨年は法政大が11トライの猛攻で圧倒した。専修大は、大東大に勝利し、日本大にも善戦したシーズンだけに後味の悪い最終戦となった。
法政大は、春季大会では筑波大と日体大に勝利、帝京大には5-45で敗戦したものの、前半は7-12と一定の手応えのある試合となった。専修大のほうは、日体大に勝利し、青学大には前半5-27と22点のビハインドから後半4トライなどで大逆転勝利。西尾開斗(4年,目黒学院)、折居慎斗(4年,尾道)の両FLのディフェンスに期待がかかる。
メンバー表チェック
法政大は、春に出場のなかったLO兼森大輔(4年,報徳学園)がスタメンとして復帰。副将WTB高橋達也(4年,目黒学院)や昨年キック成功率78.1%のCTB有田闘志樹(4年,鹿児島実)ら4年生BKはメンバー外となった。
専修大のBKには、WTB飯塚稜介(2年,桐蔭学園)、CTB野中優作(2年,東福岡)、WTB赤沼圭(2年,東海大相模)ら3人の2年生がスタメンに名を連ねた。ルーキーでは、PR小林洋平(1年,東福岡)がリザーブとしてメンバー入り。
過去の対戦
2018 法政大33-38専修大
2019 法政大25-26専修大
2020 法政大75- 7専修大
FW平均体重
法政大 99.9kg
専修大 101.9kg
FW高身長選手(cm)
法政大 LO兼森大輔185,LO竹部力185,PR河村龍成180,No8大澤蓮180
専修大 PR岡野晃貴182,PR山口和明181,LO川畑松大181,No8太田浩平181,LO小笠原颯180
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