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対抗戦 2021 第3週 / 結果とポイント … 帝京と早稲田が快勝 筑波が慶応に勝利

概要

2021年度の関東大学対抗戦第2週は、4チームによる2試合が行われた。

2021年シーズンは勝点制を導入。勝ち4点、引分2点、負け0点のほか、「3トライ以上の差をつける」「7点差以内の負け」に各1点が加えられる。

ここまでの結果

第2週の9/26(日)終了時点の成績は次の通り。

早稲田  10 2勝0敗 得失点+166
明治大  10 2勝0敗 得失点+110
帝京大   9 2勝0敗 得失点  +62
慶応大   5 1勝1敗 得失点  +16
筑波大   4 1勝1敗 得失点  +12
青学大   0 0勝2敗 得失点-101
立教大   0 0勝2敗 得失点-131
日体大   0 0勝2敗 得失点-134

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9/25(土)

大学名の後ろの( )内の数字は、ボーナスポイントを加えた勝点。

青学大(0)   0- 52 帝京大(9)

前半6分の帝京大、ペナルティからのマイボールスクラムを押し込み、No8奥井章仁(2年,大阪桐蔭)がそのままトライ。26分には、連続攻撃から最後はLO本橋拓馬(1年,京都成章)がインゴールに飛び込んだ。さらに34分37分とラインアウトモールからいずれもPR上杉太郎(2年,熊本西)がトライを決めて、帝京大が26-0をリードして前半終了。

帝京大は、後半9分にラインアウトモールから、19分にはFL青木恵斗(1年,桐蔭学園)の突進からチャンスをつくるといずれもHO江良颯(2年,大阪桐蔭)がトライを決めた。終盤の36分には、SO高本幹也(3年,大阪桐蔭)が相手ディフェンスの裏にキックで転がすとCTB志和池豊馬(4年,日向)がキャッチしインゴールに飛び込んだ。最後はロスタイムにもラインアウトモールからトライを加えた帝京大が52-0で青学大に勝利。

注目ポイント

青学大スクラムやモールからのトライはなかなか防げなかったが、出足のよいディフェンスで序盤は拮抗した試合となった。近年は帝京大には3桁失点することも多かったが、今季の52点差というのは慶応大を破って3勝した2013年と同じ、残り試合ではディフェンスから上位を慌てさせたい。

帝京大のほうは、青学大のディフェンスに手を焼いたが、スクラムやモール、サイズのある選手の突進などで打開した。ルーキーのLO本橋拓馬やFL青木恵斗、SH李綿寿(1年,大阪朝鮮)らは自らの特徴を生かしたプレーで貢献した。

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早稲田(10) 96-  0 日体大(0)

早稲田は前半3分、マイボールラインアウトからモールを組むと見せかけてから展開、HO川﨑太雅()からNo8佐藤健次(1年,桐蔭学園)へとつなぎ先制トライ。11分にはWTB槇瑛人(4年,國學院久我山)が、21分にはFB河瀬諒介(4年,東海大仰星)が抜け出して最後はSH宮尾昌典(1年,京都成章)がトライを決める。このあとさらに4トライを加えた早稲田が49-0とリードして前半を終える。

後半3分の早稲田、自陣から展開すると右サイドライン際をWTB槇瑛人が走り抜けてトライ。18分には中央から左サイドに展開しWTB松下怜央(3年,関東学院六浦)がトライを決めると、22分にはFL村田陣悟(2年,京都成章)が抜け出しインゴールに押さえた。さらに残り10分で4トライを加えた早稲田は、96-0で勝利し開幕2連勝とした。

注目ポイント

早稲田は、それぞれの役割を果たして大勝、主将CTB長田智希(4年,東海大仰星)らが突破するシーンも見られ、WTB槇瑛人ら決めるべき人が決めた。また、後半途中から入った久富連太郎(2年,石見智翠館)もいい動きを見せた。

日体大は、主将FL髙橋泰地(4年,秋田工)ら春季大会に出場できなかった主力が戻って2戦目となるが、相手を一発でなかなか止めきれなかった。また、前半残り10分で3トライ、後半残り10分で4トライを奪われたことも課題となるだろう。

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9/26(日)

筑波大(4) 34-12 慶応大(5)

先制したのは筑波大、前半2分に相手ゴール前まで迫ると逆サイドにBK展開、一旦捕まるも素早いフォローから最後はNo8楢本鼓太朗(3年,修猷館)がインゴールに飛び込んだ。対する慶応大は前半10分、CTBイサコ・エノサ(3年,キングスC)が相手ディフェンスを引きずりながらゴールポスト下に押さえた。さらに15分には、自陣からSH山田響(2年,報徳学園)につなぐと、そのまま左サイドライン際を走りきりトライを決めて、慶応大が5点をリードする。

しかし、筑波大が反撃、27分にルーズボールをひろうとハーフウェイライン付近からFB松永貫汰(4年,大産大附)、WTB大畑亮太(1年,東海大仰星)とつないでトライ。33分にはFB松永貫汰がドロップゴールを決めた。前半ロスタイムには、自陣での慶応大のパスのこぼれ球をWTB大畑亮太がキックで転がし自らキャッチ、ゴール寸前でタックルを受けるもFB松永貫汰につないでトライとなり、筑波大が24-12とリードして前半を折り返す。

後半は両チームともトライなく時間がすぎるが、筑波大SO浅見亮太郎(1年,流経大柏)が12分にPGを決めて、2T2G以上の15点差となった。さらに29分には、モールで相手ゴール前に攻め込むと慶応大が反則、これがペナルティトライとなり筑波大が7点追加。このまま後半は慶応大に得点を許さなかった筑波大が34-12で今季初勝利、慶応大戦は3年連続の勝利となった。

注目ポイント

筑波大は、FB松永貫汰が相手をひきつけてパスを受けたWTB大畑亮太が対抗戦初トライ、その後に見せたボールを追うスピードも素晴らしいものがあった。もうひとりのルーキーSO浅見亮太郎も、SOとしてもプレイスキッカーとしても堅実にこなした。勝因はディフェンスの頑張りのほか、ペナルティが4つ(前半3,後半1)と少なく、相手につけ入るすきを与えなかったことも大きい。

慶応大のほうは、今季FBからSHとなった山田響だが、トライシーンでの動きはFBやWTBの動きそのもの、持ち前のスピードとステップでトライを取りきった。しかし、筑波大のディフェンスの前に2トライに終わった。

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