概要
2021年度の関東大学対抗戦第4週は、10/9(土)に2試合、10/10(日)に2試合が行われる。Aグループは、明治大学、早稲田大学、慶應義塾大学、帝京大学、筑波大学、日本体育大学、立教大学、青山学院大学の8チーム。
第3週までの成績
今季は勝ち点制、勝ち4、引き分け2、負け0のほか、「3トライ差をつけた場合」「7点差以内の負け」にボーナスポイントとして1点が加わる。
早稲田 2勝0敗 勝点10 得失点差+166
明治大 2勝0敗 勝点10 得失点差+110
帝京大 2勝0敗 勝点 9 得失点差 +62
慶応大 1勝1敗 勝点 5 得失点差 +16
筑波大 1勝1敗 勝点 4 得失点差 +12
青学大 0勝2敗 勝点 0 得失点差-101
立教大 0勝2敗 勝点 0 得失点差-131
日体大 0勝2敗 勝点 0 得失点差-134
ラグビーマガジン 2021年 10 月号 [雑誌] 別冊付録/大学ラグビー選手名鑑
10/9(土)
筑波大 vs 早稲田(11:30 江戸川/有観客)
今季の筑波大は、開幕戦で帝京大に敗れたものの、慶応大に対しては後半は得点を与えず3年連続の勝利を手にした。早稲田のほうは、立教大戦、日体大戦ともトライを重ねた上、相手を完封しての勝利となった。
昨年の対戦は、前半に早稲田が6トライを奪い勝負を決めた。しかし、今季の筑波大はディフェンスが機能しており、帝京大に17、慶応大に12と失点が少ない。主将CTB長田智希(4年,東海大仰星)を中心にスキのない早稲田に対し、筑波大のディフェンスと主将FB松永貫汰(4年,大産大附)ら学生トップレベルのBK陣がどれだけトライに絡めるかがポイントになる。
メンバー表チェック
筑波大のWTBは、植村陽彦(3年,茗溪学園)と大畑亮太(1年,東海大仰星)に代わって、昨年CTBで5試合に先発出場のサイズのある谷山隼大(2年,福岡)と一口直貴(3年,星陵)が入った。
早稲田のほうは、WTB松下怜央(3年,関東学院六浦)がメンバー外となり、WTB今駒有喜(3年,早実)がスタメン、リザーブには今季初めてSO伊藤大祐(2年,桐蔭学園)がメンバー入り。
過去の対戦
2018 筑波大10-55早稲田
2019 筑波大 8-52早稲田
2020 筑波大22-50早稲田
FW平均体重
筑波大 100.7kg
早稲田 101.9kg
FW高身長選手(cm)
筑波大 LO八木澤龍翔188,LO梁川賢吉188
早稲田 LO桑田陽介185,FL村田陣悟185,LO大﨑哲徳182
明治大 vs 日体大(14:00 江戸川/有観客)
2連勝の明治大は無難な戦いぶりだったが、立教大戦では序盤になかなかトライを奪えず、青学大戦では開始直後に先にトライを奪われるなど課題はあった。日体大は、慶応大戦では序盤にトライを返して粘ったが以降は突き放されて敗戦、早稲田にも敗れて2連敗。
昨年は中止となり対戦はなし。明治大は7人制日本代表のWTB石田吉平(3年,常翔学園)、日体大は主将FL髙橋泰地(4年,日川)らの復帰したばかりの選手が、どれだけフィットしてくるかに注目したい。
メンバー表チェック
明治大は、WTB石田吉平(3年,常翔学園)が今季初スタメン、FL石浦大貴(2年,報徳学園)とNo8松本光貴(2年,明大中野八王子)の2人は対抗戦デビューとなる。また、No8大石康太(4年,國學院久我山)、SO池戸将太郎(2年,東海大相模)も今季初めてリザーブでメンバー入りとなった。
日体大は、これまでFBだったハラトア・ヴァイレア(4年,日体大柏)をNo8に、SO貝森瞭太(4年,つくば秀英)、FBにはSOだった福島脩登(3年,天理)が位置する。WTBクリスチャン・ラウイ(4年,日体大柏)はリザーブスタートとなる。
過去の対戦
2018 明治大 31-17日体大
2019 明治大103- 0日体大
2020 明治大 中止 日体大(明治大の不戦勝)
FW平均体重
明治大 102.8kg
日体大 100.9kg
FWの高身長選手(cm)
明治大 LO山本嶺二郎191,LO武内慎191,No8松本光貴189,FL木戸大士郎185
日体大 LO小柿駆188,PRミキロニ・リサラ186,No8ハラトア・ヴァイレア184,LO諏訪和希182
ラグビー日本代表 フランス2023へ:B・Bムック (B・B MOOK 1533)
10/10(日)
慶応大 vs 青学大(13:00 慶応大G/無観客)
ここまで慶応大は1勝1敗、日体大戦は快勝したが、筑波大には前半15分のトライを最後に得点を奪えずに敗れた。青学大は明治大と帝京大に2連敗、まだトライをとれていないが、試合の入りからディフェンスがよく今後につながる試合となっている。
昨年の対戦は慶応大が大差で勝利したが、前半は17-0とロースコア。今季も地力に勝る慶応大の優位は変わらないが、青学大のディフェンスが機能すると僅差の試合になることも考えられる。昨年同様に前半からロースコアの展開となれば、青学大主将のSO桑田宗一郎(4年,桐蔭学園)のアイデアのあるキックやPGが鍵を握る。
メンバー表チェック
慶応大は、昨年のSO中楠一期(3年,國學院久我山)、FB山田響(2年,報徳学園)という布陣に戻し、SHには東龍太郎(4年,慶應義塾)。また、昨年は主にリザーブから全試合に出場したPR松岡勇樹(3年,慶應義塾)がスタメンで今季初のメンバー入り。
青学大のほうは、SH宮下賢志(3年,日川)とWTB衣笠竜世(4年,國學院久我山)が外れ、SH山同光(3年,國學院久我山)とルーキーのWTB榎本拓真(1年,桐蔭学園)がスタメンに入った。
過去の対戦
2018 慶応大98-17青学大
2019 慶応大35- 3青学大
2020 慶応大78- 0青学大
FW平均体重
慶応大 99.5kg
青学大 95.4kg
FW高身長選手(cm)
慶応大 LO村松龍之介180,FL高武俊輔180
青学大 LO江金海188,LO清原裕揮187
立教大 vs 帝京大(13:00 帝京大G/無観客)
立教大は、早稲田に70失点、明治大に69失点といずれも10トライ以上を奪われての敗戦となったが、明治大戦の今季初トライをきっかけにしたい。2連勝の帝京大は、開幕戦は筑波大のディフェンスに苦戦しトライは2つのみ、青学大戦でも2つ目のトライが前半26分とエンジンのかかり遅かった。
昨年の対戦は大差となったが、試合は立教大が前半15分に先制トライ、すぐに帝京大がトライを返して追いつくも前半25分までは7-7の同点だった。立教大は、昨年のような試合の入りで帝京大を慌てさせることができるか。逆に、今季は序盤からトライを重ねることができていない帝京大は、試合開始直後から積極的な動きを見せたい。
メンバー表チェック
立教大のスタメンは、PR大和大祐(3年,桐生第一)が入り、主将PR麻生典宏(4年,桐蔭学園)はリザーブにまわる。前の試合でリザーブだったSH北川時来(2年,國學院久我山)、WTB吉澤雅樹(3年,桐蔭学園)らはスタメンスタート。
帝京大は、HO福井翔(3年,東福岡)が初スタメンとなり、HO江良颯(2年,大阪桐蔭)はメンバー外。WTBミティエリ・ツイナカウヴァドラ(セントジョセフC)はリザーブで今季初のメンバー入りとなる。
過去の対戦
2018 対戦なし
2019 対戦なし
2020 立教大 7-106帝京大
FW平均体重
立教大 99.9kg
帝京大 106.1kg
FW高身長選手(cm)
立教大 LO手塚一乃進187,FL守源184,LO村田裕太183,No8紀伊雄介182
帝京大 LO本橋拓馬192,FL青木恵斗187,LO尹礼温185
関連リンク