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関東リーグ戦 2021 第2節 / 結果とポイント … 東海 日大は2連勝、関東 中央は初勝利

概要

2021年度の関東大学リーグ戦の第2節は、10/9(土)に2試合、10/10(日)に2試合が行われた。

順位決定方式は勝点制。勝ち4点、引分2点、負け0点のほか、「3トライ以上の差をつけての勝利」「7点差以内の負け」に各1点が加えられる。

ここまでの結果

第2節を終えての成績は次の通りとなった。

日本大 2勝0敗 勝点10 得失点差+111
東海大 2勝0敗 勝点10 得失点差+89
法政大 1勝1敗 勝点  6 得失点差+12
大東大 1勝1敗 勝点  5 得失点差-15
中央大 1勝1敗 勝点  4 得失点差-8
関東学 1勝1敗 勝点  4 得失点差-49
流経大 0勝2敗 勝点  0 得失点差-42
専修大 0勝2敗 勝点  0 得失点差-98

関東大学対抗戦対戦表

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10/9(土)

大学名の後ろの( )内の数字は、ボーナスポイントを加えた勝点。

東海大(10) 42-  5 大東大(5)

先制したのは東海大、前半18分に相手ゴール前ラックからLOワイサケ・ララトゥブア(3年,ラトゥサーララSS)が突進、No8ノア・トビオ(4年,札幌山の手)につないでゴール中央にトライ。さらに40分、自陣からSO武藤ゆらぎ(2年,東海大仰星)が自らディフェンスを抜き去り、WTB谷口宜顕(2年,東海大仰星)につないでトライを決めた。東海大が14-0とリードして前半を終える。

後半に入り17分、東海大は自陣深くで相手キックをキャッチしたFB野口幹太(4年,東京)がカウンター、ディフェンスをかわして最後はSH柴田凌光(4年,秋田工)がインゴールに飛び込んだ。対する大東大は27分、モールを押し込んでHO酒木凛平(4年,御所実)がトライを返す。しかし、東海大は直後の31分にWTB谷口宜顕のトライで突き放すなど得点を重ねて42-5で試合終了、今季2連勝となった。

注目ポイント

東海大は攻めあぐねながらも、FWではLOワイサケ・ララトゥブアの突破、BKではSO武藤ゆらぎ、WTB谷口宜顕らがトライにつなげた。ただ、突き放したのは、大東大のCTBハニテリ・フィラトア・ヴァイレアとCTBペニエリ・ジュニア・ラトゥが退いてからとなった。

多くの試合で前後半とも10分以内にトライを奪う東海大は、前半は17分、後半は18分が最初のトライとなった。それだけ大東大のディフェンスが効いていたということ。終盤3トライを奪われたが、次につながる試合となった。

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関東学院(4) 20-17 法政大(6)

試合は開始4分、風上の関東学院はCTB芳崎風太(4年,関東学院六浦)が50mのPGを決めて先制。その後、両者決め手なく迎えた前半26分、法政大FL吉永昂生(3年,東福岡)が押し込みトライ、33分にはFB石岡玲英(2年,御所実)がチャンスメイクしWTB坂田龍之介(3年,東海大仰星)がトライを決める。関東学院は、3-10とリードを許し前半終了。

後半は10分の法政大、CTB伊藤浩介(4年,愛知)が突破してトライ。しかし、関東学院は14分、スクラムからの連続攻撃で最後はPR米井翔啓(3年,松山聖陵)がトライを返すと、26分にPGを決めて13-17と4点差に迫る。そして36分、PR早瀬旦(3年,石見智翠館)がトライを決めて、ついに関東学院が逆転。法政大の攻撃を守りきった関東学院が20-17で今季初勝利を挙げた。

注目ポイント

関東学院は、前半に3人、後半開始時に2人を入れ替えた。事前に考えられていたものか、試合の流れを見て決めたことなのかわからないが、これが後半の早めの時間帯トライを返すことにつながったか。

法政大のほうは、風下の前半を終えてリード、風上にたった後半も先にトライを奪って勝利への流れはできたかに見えた。しかし、慢心があったのかどうか、関東学院がその心のスキを逃さなかったということかもしれない。

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10/10(日)

中央大(4) 42-22 流経大(0)

先制は中央大、前半12分にSO津田寛汰(3年,桐蔭学園)がPG成功。21分に流経大はモールからHO西山大樹(4年,流経大柏)がトライを決めると、26分には中央大がスクラムから展開し抜け出したCTB水野陸(2年,東京)がトライを返した。

さらに流経大はFB河野竣太(4年,常翔学園)とWTBイノケ・ブルア(4年,スバGS)がトライを奪うと、中央大もスクラムからのサインプレーでFB杉本崇馬(3年,佐野日大)がトライ、ラインアウトモールからHO光安喬平(1年,大阪桐蔭)が押し込みトライを決める。中央大が27-17と10点をリードして前半を折り返した。

後半の中央大は、11分にPGを決め、18分にはラインアウトモールからHO光安喬平がトライ、33分にも相手ゴール前から展開しFB杉本崇馬がトライを決める。対する流経大は、ロスタイムにLOタマ・カペネ(4年,スコッツC)がトライを返すもそこまで。中央大が42-22で今季初勝利、流経大戦は2002年以来19年ぶりの勝利となった。*2007,2008の引き分け2つをはさむ

注目ポイント

PGをどんどん狙った中央大は、後半11分にはSO津田寛汰が3つ目のPGを成功。この段階で互いに3トライずつにもかかわらず、13点のリードを奪った。長年勝てていない相手だけに、リードする展開にできたことが大きかった。

流経大のペナルティは、前半9、後半11で合計20を数えた。中央大のプレッシャーもあるだろうが、これだけペナルティをするとPGやタッチキックで追い込まれることになる。力はあるチームなので、もう一度立て直してくるだろう。

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専修大(0)   3-86 日本大(10)

試合は前半3分、日本大がHO井上風雅(2年,東福岡)のトライで先制。専修大は9分にPGで3点を返すが、このあと12分に日本大はHO井上風雅がトライ、さらに21分27分にもトライを加えた。日本大は前半4トライもコンバージョンキックは0で得点は20点、20-3として前半を終える。

後半は開始直後から日本大の猛攻、後半10分までに4トライを奪い、46-3と大きくリードを広げた。専修大はメンバーを入れ替えながら反撃を試みるも実らず、日本大がさらに6トライを奪って、86-3で2連勝となった。

注目ポイント

専修大は、前半の失点は20だが後半は66となった。とくに後半開始からの10分間で4トライを許したところは課題となる。

日本大のほうは、この日6トライのHO井上風雅がPOMを獲得、FWを中心とした圧力で多くのトライをとった。

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