概要
関西大学ラグビーAリーグ第3節は、9/18(土)に2021年度のシーズンが開幕する。Aリーグは、天理大学、同志社大学、京都産業大学、関西学院大学、立命館大学、摂南大学、関西大学、近畿大学の8チーム。
今季の順位決定方法は勝ち点制となる。勝ち4点、引き分け2点、負け0点、ボーナスポイントとして「7点差以内の負け」「勝敗関係なく4トライ以上」のチームに1点が与えられる。また、昨年行われなかった入替戦は、今季は実施予定。
第2節までの成績
10/10(日)終了時点での勝点は次の通り。延期された第1節の「京産大vs摂南大」は10/24(日)に実施予定。
近畿大 2勝0敗 勝点8 得失点差+30
同志社 1勝1敗 勝点5 得失点差+53
天理大 1勝1敗 勝点5 得失点差+32
京産大 1勝0敗 勝点5 得失点差+21
摂南大 1勝0敗 勝点5 得失点差+11
立命館 1勝1敗 勝点5 得失点差 -2
関学大 0勝2敗 勝点1 得失点差-30
関西大 0勝2敗 勝点0 得失点差-115
ラグビーマガジン 2021年 10 月号 [雑誌] 別冊付録/大学ラグビー選手名鑑
10/16(土)
関学大 11:45 関西大(天理親里/有観客)
いずれも開幕2連敗の関学大と関西大との対戦。昨年一昨年と対戦はないが、今季は6/27に練習試合を行っており、このときは関学大が61-26で勝っている。
関学大は、結果のでない春シーズンから夏にやや盛り返したかに見えたが、主力が揃わないこともあり開幕戦から苦戦が続く。初戦の立命館には先行されて追いつけず、2戦目の摂南大には後半20分にリードを8点に広げたが逆転負けを喫した。
関西大のほうも主力の離脱があり、なかなか力を出せないでいる。開幕からの相手が同志社、天理大だったとはいえ、失点は75と69と膨らんだ。しかし、天理戦では3トライ、攻撃では光明が見えたか。
メンバー表チェック
関学大は、SH橋詰学(4年,天理)を戻し、CTB冨岡周(2年,御所実)がスタメン復帰。ルーキーLO藤井崇弘(1年,石見智翠館)は初スタメン、FL稲垣直希(1年,石見智翠館)、CTB松本壮馬(1年,石見智翠館)とともに石見智翠館出身の1年が3人先発となる。
関西大のほうは、昨年ルーキーで全試合に出場したWTB澤口飛翔(2年,御所実)がスタメンで今季初出場、LO中薗拓海(2年,関大北陽)はリーグ戦初スタメンを果たす。主将PR龍田恭佑(4年,京都成章)は前節に続きメンバー外、SO高桑基生(4年,常翔学園)がゲームキャプテンとなる。
過去の対戦
2018 関学大17-10関西大
2019 対戦なし
2020 対戦なし
FW平均体重
関学大 99.4kg
関西大 96.4kg
FW高身長選手(cm)
関学大 PR齊藤遼太183,LO入江元気182,LO藤井崇弘182
関西大 LO栗本勘司181,LO中薗拓海180,No8池原自恩180
天理大 14:00 摂南大(天理親里/有観客)
前節はいずれも勝利した天理大と摂南大の対戦となる。昨年の対戦では、天理大が前半を19-0とリード、後半は7トライを奪って突き放し64-0で勝利。
開幕戦で近畿大に敗れた天理大だが、2戦目の関西大戦では内村祐介(4年,天理)とマナセ・ハビリ(2年,高知中央)の両WTBで7トライをあげるなど快勝。3トライを奪われたのは反省点だが、敗戦の嫌な流れを払拭する試合となった。
第1節が延期で第2節が初戦となった摂南大は、関学大に対し終盤3トライを奪っての逆転勝ちとなった。CTBテビタ・タイ(4年,トゥポウC)が復帰し、FBヴィリアミ・ツイドラキ(4年,ラトゥナブラC)が大車輪の活躍、No8ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノ(3年,トンガC)とともに鍵を握る。
メンバー表チェック
天理大は、LOアシペリ・モアラ(4年,日本航空石川)がスタメン復帰、これでHO佐藤康(4年,天理)、FL服部航大(4年,天理)、No8山村勝悟(3年,天理)とともにVメンバーのFWが初めてスタメンに揃った。また、WTBアントニオ・トゥイアキ(2年,ロトルア)がスタメンに戻り、CTB前川風雅(2年,天理)はリーグ戦初スタメン。
摂南大は、昨年からの主力PR戸高寛康(4年,市立尼崎)が今季初めてスタメンに入った。また、前節トライを決めたSH守山虎二朗(4年,大産大附)はメンバー外、リザーブにSH秦陽太(4年,東海大仰星)が入った。
過去の対戦
2018 対戦なし
2019 天理大83- 7摂南大
2020 天理大64- 0摂南大
FW平均体重
天理大 103.4kg
摂南大 96.3kg
FWの高身長選手(cm)
天理大 LOアシペリ・モアラ185,FL鄭兆毅185,LO亀沖泰輝184
摂南大 No8ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノ187,LO徳永リオ吉平183,LO森山迅都182
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10/17(日)
京産大 11:45 近畿大(皇子山/有観客)
第2節が初戦となった京産大、立命館に対し前半は互角も、後半は突き放して終わってみれば21点の差をつけた。練習中断期間を挟んだ影響を感じさせず、6トライのうちFWで5トライと京産大らしい戦いぶりだった。
近畿大は天理大、同志社を破り最も勢いがあるチーム、この2戦はともに相手を1トライに押さえるなどディフェンスが機能している。PR紙森陽太(4年,大阪桐蔭)を中心とするFWは強力だが、同じくFWを強みとする京産大とのFW勝負は見ものだ。
メンバー表チェック
京産大のFWは不動のメンバー。CTBは左右を入れ替え、CTBジェイミー・ヴァカラヒ(4年,日体大荏原)が近畿大CTB福山竜斗(4年,天理)と向かい合う。船曳涼太(2年,神戸科学技術)をFBからWTBに、FBには竹下拓己(3年,東福岡)が入り、前節よりもサイズアップする。
近畿大のほうは、前節はリザーブだった118kgのPR辻村翔平(4年,長崎南山)がスタメンに入り、FW平均体重は105kgを超えた。BKのリザーブは前節の77kgのWTB石川泰匠(3年,関大北陽)に代わり92kgのCTB/WTB三島琳久(3年,大阪桐蔭)、よりサイズのある選手を並べた。
過去の対戦
2018 京産大48-29近畿大
2019 京産大21-10近畿大
2020 対戦なし
FW平均体重
FWの高身長選手(cm)
京産大 LOアサエリ・ラウシー188,LOフナキ・ソロモネ186,PR平野叶翔180
近畿大 LO松永正喜187,LO甲斐登生183,FL松田翼183,PR辻村翔平181
立命館 14:00 同志社(皇子山/有観客)
ここまでともに1勝1敗の立命館と同志社との対戦。同志社は立命館に6連勝中、昨年は同志社が序盤からトライを重ねて快勝した。
立命館は、春にBリーグの龍谷大に敗れるなど苦しい状態が続いたが、ここにきてポテンシャルを発揮できるようになっている。初戦で関学大に勝利し、2戦目も京産大に敗れたものの後半途中までは健闘した。受けにまわらなければ十分にチャンスはある。
同志社は初戦は関西大を圧倒したが、2戦目に近畿大に敗れ、優勝を狙う上では痛い敗戦となった。ミスもありトライを取り切れない展開から逆に決勝トライを奪われることとなったが、この敗戦が次へのステップとなるか真価が問われる一戦となる。
メンバー表チェック
立命館は、10/10にJr戦に出場したFL中村壮(4年,東海大仰星)を抜擢、初めての出場となる。WTB間瀬陽紀(3年,深谷)が戻り、安井拓馬(3年,東海大仰星)は前節のWTBからFBにまわる。
同志社のほうは、昨年までの主力の2人がスタメンで復帰。LO小菅由一郎(4年,京都成章)は昨年以来、WTB稲吉渓太(4年,東福岡)は6月以来の出場となる。CTB岡野喬吾(2年,常翔学園)はメンバー外となった。
過去の対戦
2018 立命館10-24同志社
2019 立命館17-32同志社
2020 立命館19-53同志社
FW平均体重
FW高身長選手(cm)
立命館 LO宮城雄真186,FL小島良介182,LO阿部孔哉181,No8宮下大輝181
同志社 LO小菅由一郎185,No8木原音弥184,LO南光希182
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