概要
2021年度の関東大学リーグ戦グループ1部リーグ第3節は、10/16(土)に2試合、10/17(日)に2試合が行われる。1部リーグは、東海大学、流通経済大学、日本大学、法政大学、中央大学、大東文化大学、関東学院大学、専修大学の8チーム。
今季の順位決定方法は勝ち点制となる。勝ち4点、引き分け2点、負け0点、ボーナスポイントとして「勝敗関係なく3トライ以上の差をつける」「7点差以内の負け」のチームに1点が与えられる。また、昨年行われなかった入替戦は、今季は実施予定。
第2節終了時の成績
第2節を終えての成績は次の通りとなった。
日本大 2勝0敗 勝点10 得失点差+111
東海大 2勝0敗 勝点10 得失点差+89
法政大 1勝1敗 勝点 6 得失点差+12
大東大 1勝1敗 勝点 5 得失点差-15
中央大 1勝1敗 勝点 4 得失点差-8
関東学 1勝1敗 勝点 4 得失点差-49
流経大 0勝2敗 勝点 0 得失点差-42
専修大 0勝2敗 勝点 0 得失点差-98
ラグビーマガジン 2021年 10 月号 [雑誌] 別冊付録/大学ラグビー選手名鑑
10/16(土)
専修大 13:00 東海大(東海大G/無観客)
2連敗の専修大と2連勝の東海大との対戦。昨年の対戦は、東海大が序盤から連続トライで突き放したあと、専修大が耐える時間帯もあったが大差がついた。
専修大は、初戦の法政戦ではFB古里樹希(3年,東福岡)の3PGなどもあり、後半20分まで16点のリードを奪うなど健闘したが逆転負けを喫した。今回は試合開始直後にトライを取ることが多い東海大が相手、いつも以上に試合の入りに集中したい。
東海大のほうは、第2節の大東大のディフェンスにやや苦しんだが、終盤に突き放した。アイデアのあるSO武藤ゆらぎ(2年,東海大仰星)の動きに対し、高校時代からのチームメイトWTB谷口宜顕(2年,東海大仰星)らが流れるようにあわせてトライに結びつける。
メンバー表チェック
専修大は、スタメン予定のFL武井康太(3年,日川)、WTB吉田賢蔵(3年,御所実)はリーグ戦初出場。PR石井天馬(2年,國學院栃木)、SH吉尾圭之佑(3年,昌平)はリザーブとしてリーグ戦のメンバー表に初めて名を連ねた。
東海大は、CTB丸山凛太朗(4年,東福岡)とWTB谷口宜顕(2年,東海大仰星)が外れ、ルーキーCTB近藤翔耶(1年,東海大仰星)が初スタメン、WTB照屋林治郎(3年,保善)は春の明治戦以来のスタメン。また、FLオフィナ・アフ(2年,東海大福岡)に代わり、FLレキマ・ナサミラ(3年,ラトゥナブラ)が先発する。
過去の対戦
2018 専修大15-73東海大
2019 専修大12-98東海大
2020 専修大 0-85東海大
FW平均体重
FW高身長選手(cm)
専修大 PR山口和明181,LO川畑松大181,LO小笠原颯180
東海大 LOワイサケ・ララトゥブア191,レキマ・ナサミラ190,LO小池隆成188,PR星野克之186,No8ノア・トビオ184
中央大 13:00 法政大(会場非公開/無観客)
前節流経大を破った中央大と関東学院に敗れた法政大との対戦。昨年の対戦は、前半は1T1Gの法政大が3PGの中央大に7-9とリードを許す展開、後半は法政大が2トライのあと中央大も追撃のトライを決めるが、法政大が28-25と接戦をものにした。
中央大は、前節の流経大戦でもPGが効果的だった。後半13分に3つ目のPG成功、この段階で互いに3トライもPGの9点が効き13点の差をつけた。初戦でペナルティ17の法政大が不用意に戦うと
法政大のほうは、初戦は最大16点のビハインドからの逆転勝利も、第2節は14点のリードを守りきれず逆転負け。風上風下の問題もあるだろうが、メンタル的な面も心配される。第2節の敗戦で目が覚めるか。
メンバー表チェック
中央大のメンバーは、流経大に19年ぶりの勝利となった前節と全く同じ。ルーキーは2人、HO光安喬平(1年,大阪桐蔭)は前節2トライ、LO山﨑祥希(1年,國學院栃木)は2戦連続でフル出場している。
前節は関東学院に敗れた法政大、スタメン3人を入れ替える。FL板橋愛翔(2年,日体大柏)とSO末長和輝(4年,長崎南山)が初スタメン、春に先発出場していたLO赤坂大也(4年,法政)は安芸は初スタメンとなる。また、No8高城喜一(2年,金光藤蔭)がリザーブで初のメンバー入り。
過去の対戦
2018 中央大10-43法政大
2019 中央大 5-41法政大
2020 中央大23-28法政大
FW平均体重
中央大 100.6kg
法政大 100.9kg
FWの高身長選手(cm)
中央大 PR茂原隆由188,LO市川大喜182,LO山﨑祥希182
法政大 LO竹部力185,PR河村龍成180,No8大澤蓮180
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10/17(日)
流経大 13:00 関東学院(流経大G/無観客)
昨年2位の流経大は2連敗、一方の昨年7位の関東学院は昨年4位の法政大を破り今季初勝利。昨年の対戦は流経大が95-31で大差での勝利となったが、後半開始直後に関東学院が連続トライで36-24と12点差まで迫る時間帯もあった。
流経大は、初戦は大東大のディフェンスを破れず、FB河野竣太(4年,常翔学園)の1トライに終わった。第2節は3トライを奪ったものの、ペナルティは20で3PGを許すなどペースを相手に渡してしまった。ペナルティを犯さずにリズムをつくりたい。
関東学院のほうは、法政戦は早めの選手交代から14点差を逆転。効果的にPGを決めて、3T1Gの法政大を2T2G2PGで上回り20-17で勝利となった。この逆転を生んだのは17失点にとどめたディフェンスが大きい、相手をしっかり止めて相手を焦らせたい。
メンバー表チェック
流経大は、PR作田駿介(2年,流経大柏)、PRシンクル寛造(3年,札幌山の手)、CTBリクアタ・テアウパ(3年,トゥポウC)らがスタメン復帰。前節スタメンのLOアピサロメ・ボギドラウ(3年,ラトゥカンダブレブ)やWTBイノケ・ブルア(4年,スバGS)らがメンバー外となった。
関東学院のほうは、前節SOの三輪悠真(4年,尾道)はSHで、前節CTBの芳崎風太(4年,関東学院六浦)はSOで先発。CTBは95kgの竹本優大(4年,関東学院六浦)と91kgの長尾貴大(4年,北条)、FBは191cm102kgの川崎清純(4年,盛岡工)となる。
過去の対戦
2018 対戦なし
2019 対戦なし
2020 流経大95-31関東学院
FW平均体重
FW高身長選手(cm)
流経大 PRシンクル寛造189,LOタマ・カペネ188,No8篠澤輝183,LOキムギヒョン180
関東学院 LO矢野裕二郎192,LO山﨑海187,No8小濱康嵩185,PR島津弘二朗183
大東大 13:00 日本大(日本大G/無観客)
1勝1敗の大東大と2連勝の日本大の対戦となる。昨年は、日本大が大東大を圧倒した。
今季の大東大は、流経大を1トライに押さえて勝利、東海大には終盤に連続トライを許したがディフェンスのよさが目立つ。SHとWTBを除くBK陣は、全員が180cm以上90kg以上とサイズがありディフェンスでも貢献する。
2連勝の日本大は、中央大戦、専修大戦とも序盤からモールなどFWで圧倒して試合を優位にすすめて勝利に結びつけた。このFW陣が昨年とは違う大東大のディフェンスをいかに破るかが注目となる。
メンバー表チェック
大東大は、CTBハニテリ・フィラトア・ヴァイレア(1年,トゥポウC)とCTBペニエリ・ジュニア・ラトゥ(2年,セントピーターズS)がメンバー外。CTBには第1節で活躍した戸野部謙(3年,岐阜工)と初出場となるルーキー神田永遠(1年,中部大春日丘)が先発する。
日本大のほうは、前節のメンバーは変わらず。なお、今季に入ってからのメンバーが変わらないだけでなく、昨年は主力に4年生が少なかったため、昨年からの主力は15人のうち10人を超える。
過去の対戦
2018 大東大52-13日本大
2019 大東大33-40日本大
2020 大東大 5-88日本大
FW平均体重
大東大 104.4kg
日本大 105.4kg
FW高身長選手(cm)
大東大 No8リサラ・キシナ・フィナウ189,LO佐々木柚樹188,PR野口大貴184,LO塩見成梧184
日本大 PR山内開斗188,LO趙誠悠185,LOテビタ・オト185,FL板倉正矢183
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