概要
2021年度の関東大学リーグ戦グループ1部リーグ第5節は、11/7(日)に全4試合が行われる。1部リーグは、東海大学、流通経済大学、日本大学、法政大学、中央大学、大東文化大学、関東学院大学、専修大学の8チーム。
今季の順位決定方法は勝ち点制となる。勝ち4点、引き分け2点、負け0点、ボーナスポイントとして「勝敗関係なく3トライ以上の差をつける」「7点差以内の負け」のチームに1点が与えられる。また、昨年行われなかった入替戦は、今季は実施予定。
第4節終了時の成績
第4節を終えての成績は次の通り。
東海大 4勝0敗 勝点20 得失点差+227
日本大 4勝0敗 勝点20 得失点差+154
法政大 2勝2敗 勝点11 得失点差+31
大東大 2勝2敗 勝点 9 得失点差-38
流経大 2勝2敗 勝点 8 得失点差-34
関東学 1勝3敗 勝点 5 得失点差-65
中央大 1勝3敗 勝点 4 得失点差-102
専修大 0勝4敗 勝点 1 得失点差-173
対戦表詳細は → < 関東大学対抗戦対戦表 >
トライランキング(10/31終了時)
14T 井上風雅/日本大
5T レキマ・ナサミラ/東海大
5T ナサニエル・トゥポウ/日本大
4T 3人
トライランキング詳細は → < トライランキング >
ゴールランキング(10/31終了時、PG含む)
18G 石岡玲英/法政大 78.3%
14G 津田寛汰/中央大 82.4%
13G 武藤ゆらぎ/東海大 68.4%
ゴールランキング詳細は → < ゴールランキング >
ラグビーマガジン 2021年 10 月号 [雑誌] 別冊付録/大学ラグビー選手名鑑
11/7(日)
日本大 11:30 流経大(上柚木/有観客)
4戦全勝の日本大と2勝2敗の流経大との対戦。昨年の対戦は、日本大が先制トライを決めるが、このあと流経大が前半のうちに3トライで逆転、後半も突き放して流経大が40-14で勝利。
ここまでの日本大は、1,2戦目は快勝、大東大には堅いディフェンスにやや苦しんだ。4戦目の関東学院戦は前半10-17とビハインド、終盤まで同点のまま時間が過ぎるが後半38分のトライでリードし辛くも勝利。FWでなかなかトライがとれなかったがBKが決めた試合となった。
流経大のほうは、開幕戦で大東大に完敗、続く中央大にも敗れるが、関東学院にはロスタイムの逆転トライで勝利、専修大には後半追い上げられながら逃げ切った。決して安定した戦いぶりではないが、FW,BK一体となるダイナミックラグビーの片鱗が見られるようになってきた。
ここまでの戦いぶりからすると日本大が優位だが、日本大は初めてスタメンFWに留学生なしでの戦い、流経大は大幅なメンバー入れ替え、今まと違った両チームの戦いとなるか。
メンバー表チェック
日本大は、No8シオネ・ハラシリ(4年,目黒学院)がリザーブに控え、今季初めてFWに留学生なしで戦う。前節欠場のWTBナサニエル・トゥポウ(3年,マリストB)、前節リザーブのPR岩上龍(3年,目黒学院)、LO鷲谷太希(3年,天理)、FL熊谷幸介(4年,保善)がスタメンとなる。
流経大のほうは、前節からスタメンが6人入れ替わる。前節リザーブのLOアピサロメ・ボギドラウ(3年,ラトゥカンダブラブ)、SH岡田和暉(3年,流経大柏)、前節欠場のSO中澤響(4年,東農大二)、WTB長尾岳(4年,尾道),CTB髙井優志(3年,常翔学園)、WTB堀井雄登(3年,大東大一)がスタメンとなる。
過去の対戦
2018 日本大26-29流経大
2019 日本大34-28流経大
2020 日本大14-40流経大
FW平均体重
日本大 99.6kg
流経大 102.4kg
FW高身長選手(cm)
日本大 PR鷲谷太希188,LO趙誠悠185,No8板倉正矢183
流経大 LOアピサロメ・ボギドラウ190,PRシンクル寛造189,LOタマ・カペネ188
関東学院 13:00 大東大(関東学院G/無観客)
1勝3敗の関東学院と2勝2敗の大東大との戦いとなる。昨年の対戦は、大東大が前半をリードし後半もトライを重ねて一時は28-5と23点のリード、終盤に関東学院に3トライを許して追い上げられるが、31-26で逃げ切った。
今季の関東学院は、第2節に法政大から14点差を跳ね返す逆転勝利、次の流経大戦も終盤の追い上げで逆転するもロスタイムに逆転トライを奪われて敗戦となった。さらに、日本大には前半を17-10とリードしながら後半は逆転されて敗れたが、戦うたびに力をつけている。
昨年は6位に沈んだ大東大は、今季は流経大と法政大に勝利、大学選手権出場を狙える位置にいる。とくに前半の固い守りが目立ち、前半に許したトライは東海大に2つ、日本大に1つ、流経大と法政大には0となっている。
大東大のディフェンスに対し、関東学院が終盤の追い上げを見せるかが注目される。
メンバー表チェック
関東学院は、前節欠場の主将SO三輪悠真(4年,尾道)、LO山﨑海(4年,佐賀工)がスタメン復帰。HO米井翔啓(3年,松山聖陵)、FL松本裕司(4年,常翔学園)のほか、ルーキーのNo8内川朝陽(1年,佐賀工)、WTB諸山佑祥(1年,長崎海星)らは初スタメンとなる。東海大戦でトライを決めたルーキーSH服部莞太(1年,佐賀工)は先発は2度目。
大東大のほうは、FL東崎公一(4年,中部大春日丘)が初スタメン、CTBペニエリ・ジュニア・ラトゥ(2年,セントピーターズC)は3戦ぶりのスタメンとなる。また、リザーブには、ルーキーイヤーに全戦先発出場と経験豊富な快足ランナーWTB朝倉健裕(4年,御所実)が控える。
過去の対戦
2018 対戦なし
2019 対戦なし
2020 関東学院26-31大東大
FW平均体重
FWの高身長選手(cm)
関東学院 LO山﨑海187,No8小濱康嵩185,PR島津弘二朗183,No8内川朝陽182
大東大 No8リサラ・キシナ・フィナウ189,LO佐々木柚樹188,PR野口大貴184,LO塩見成梧184
ラグビー日本代表 フランス2023へ:B・Bムック (B・B MOOK 1533)
中央大 13:00 専修大(専修大G/無観客)
1勝3敗の中央大と4戦全敗の専修大との一戦。昨年は、中央大が前半に2トライ、後半も先にトライ、追う専修大が2トライ返すも、中央大が21-10で勝利。
今季の中央大は、2戦目の流経大に勝利。トライを奪い合う展開で27-17で前半を折り返すと、後半は突き放し42-22で終えた。法政大戦はPG合戦となるが、なかなかトライを奪えず。SO津田寛汰(3年,桐蔭学園)のPGは頼りになるが、トライを奪う意識が薄れてはいけない。
専修大のほうは、開幕戦の法政大戦では一時は16点をリードするも逆転負け。流経大戦は、18点差をつけられながら2トライなどで追い上げを見せたが届かず、4点差での敗戦となった。ディフェンスが安定することで勝機を見いだせるか。
メンバー表チェック
中央大は、LO橋本吾郎(4年,正智深谷)は春以来、CTB冨田陽登(4年,正智深谷)は開幕戦以来のスタメン。また、前節欠場のWTB鈴木龍(3年,昌平)とFB杉本崇馬(3年,佐野日大)がスタメンで復帰となる。
専修大のほうは、No8太田浩平(3年,北見北斗)が3戦ぶりにスタメンに復帰するほか、WTB飯塚稜介(2年,桐蔭学園)は3戦ぶりリザーブとしてメンバー入り。ルーキーHO小林洋平(1年,東福岡)は開幕戦以来のメンバー入りとなった。
過去の対戦
2018 中央大17-27専修大
2019 中央大 5-26専修大
2020 中央大21-10専修大
FW平均体重
中央大 103.6kg
専修大 100.8kg
FW高身長選手(cm)
中央大 LO橋本吾郎190,PR茂原隆由188,LO山﨑祥希182,FL市川大喜182
専修大 LO渡邉朝陽185,PR山口和明181,PR木原三四郎181,LO川畑松大181,No8太田浩平181
東海大 14:00 法政大(上柚木/有観客)
4戦全勝の東海大と2勝2敗の法政大との対戦となる。昨年の対戦は、東海大が先に3トライを奪うも法政大が2トライを返し、前半は東海大が21-12とリード。後半も両者譲らず1トライずつ、東海大が31-19で勝利した。
今季の東海大は、2戦目で大東大のディフェンスにやや苦しみ前半は14-0、後半は突き放して終わってみれば42-5での勝利となった。最重量級のFWにBK陣も充実、SO経験豊富な丸山凛太朗(4年,東福岡)がCTBにいることでさらに的が絞りづらいチームとなっている。
法政大のほうは、専修大に逆転勝利、関東学院には逆転負け、3戦目の中央大には快勝した。前節の大東大戦ではPG3本でリードするも、4トライを奪われて逆転負けとなった。ここまでの4戦で15トライ11ゴール8PG、PGで効率よく得点しているがトライはやや物足りない。
東海大は4戦でペナルティ33はリーグ最少、法政大がよほど圧力をかけていかなければPGのチャンスは多くない。東海大にスキは多くないが、法政大は早い時間帯に快足BKでトライを取りたい。
メンバー表チェック
東海大は、WTB林隆広(4年,石見智翠館)が開幕戦以来、CTB丸山凛太朗(4年,東福岡)が3戦ぶりにスタメンに復帰する。また、4戦とも途中出場したSH竹村嶺(4年,東福岡)が今季初スタメン、SH清水麻貴(3年,東農大二)はリーグ戦初のメンバー入りとなった。
法政大は、No8高城喜一(2年,金光藤蔭)が初スタメン、大澤蓮(4年,長崎南山)はFLにまわる。SH隠塚翔太朗(4年,東福岡)は3戦ぶりのスタメン、FL/No8佐野祐太(1年,目黒学院)は初めてのメンバー入りとなった。
過去の対戦
2018 東海大39-17法政大
2019 東海大46-15法政大
2020 東海大31-19法政大
FW平均体重
東海大 109.4kg
法政大 100.3g
FW高身長選手(cm)
東海大 LOワイサケ・ララトゥブア191,FLレキマ・ナサミラ190,LO小池隆成188,PR星野克之186,No8ノア・トビオ184
法政大 No8高城喜一186,LO竹部力185,LO木村開182,PR河村龍成180,FL大澤蓮180
才能を解き放つ勝つメンタル ラグビー日本代表コーチが教える「強い心」の作り方
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