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早明戦 2021 データ比較 … 明治 早稲田 ともに1敗で迎える最終戦

概要

2021年12月5日(日)、秩父宮ラグビー場において第97回の早明戦が行われる。ここまでの両者の成績はともに5勝1敗、勝点は明治大が26、早稲田が24、全勝で勝点27の帝京大の結果によってはともに優勝の可能性を残している。昨年は早明戦では明治大が前半からのリードを守って34-14と逃げ切った。

今季の明治大

序盤の明治大は危なげなく勝利を重ねながらも、反省点も見られた。4戦目の相手は筑波大、早稲田や帝京大が筑波大ディフェンスに苦労したが、前半だけで4トライを奪っての快勝となった。さらに慶応大に勝利したあと、6戦目の帝京大戦はロースコアの接戦、なかなかトライを取り切れず7-14での敗戦となった。

  9/12 明治大52-  3青学大
  9/18 明治大68-  7立教大
10/  9 明治大46-10日体大
10/24 明治大53-14筑波大
11/  3 明治大46-17慶応大
11/20 明治大  7-14帝京大

今季の早稲田

序盤は順調だった早稲田だが、3戦目は追い上げる筑波大振り切り21-14での勝利、4戦目の青学大は前半終了間際までリードされる場面もあった。帝京大戦は後半に入って突き放され、終盤の追い上げは届かず。6戦目の早慶戦は、前半だけで30点をリードするも後半は追い上げられて7点差での勝利となった。

  9/12 早稲田70-  0立教大
  9/25 早稲田96-  0日体大
10/  9 早稲田21-14筑波大
10/23 早稲田61-13青学大
11/  3 早稲田22-29帝京大
11/23 早稲田40-33慶応大

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両者の比較 

過去20年の勝敗

以下は年度ごとの対戦結果、その年の対抗戦勝敗分の順、丸数字は対抗戦の最終順位(勝敗が並んだ場合に同順位としたもの)。

2001 早36-34明 早7-0① 明5-2③
2002 早24-  0明 早7-0① 明5-2③
2003 早29-17明 早7-0① 明4-3③
2004 早49-19明 早7-0① 明5-2②
2005 早40-  3明 早7-0① 明4-3④

2006 早43-21明 早7-0① 明5-2②
2007 早71-  7明 早7-0① 明5-1-1②
2008 早22-24明 早5-2② 明3-4⑤
2009 早16-14明 早6-0-1① 明3-4⑤
2010 早31-15明 早6-1① 明6-1③

2011 早18-16明 早5-2② 明5-2②
2012 早32-33明 早4-3④ 明6-1①
2013 早15-  3明 早6-1② 明3-4⑤
2014 早37-24明 早5-1-1② 明5-2③
2015 早24-32明 早4-3④ 明6-1①

2016 早24-22明 早6-1② 明5-2③
2017 早19-29明 早5-2② 明5-2②
2018 早31-27明 早6-1① 明5-2③
2019 早  7-36明 早6-1② 明7-0①
2020 早14-34明 早6-1② 明6-1①

2001-2010の10年間は、7年連続全勝優勝を達成した早稲田が9勝、明治大は1勝のみ。2011-2020の10年間は、明治大5勝、早稲田5勝となっており、とくに2014以降の6年間は交互に勝利している。また、この間は接戦が多く、一方が4位や5位に沈んだ年でも僅差の試合が行われており、予想のつかない戦いであることがわかる。

<参考>早明戦全記録

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今季の6戦目までのデータ比較

ここまで6戦の明治大と早稲田、参考に帝京大も含めたデータを見てみると、大きな差がないことがわかる。

明治大 勝点26 得点272 失点65 42T 28G 2PG
早稲田 勝点24 得点310 失点89 47T 36G 1PG

帝京大 勝点27 得点306 失点54 47T 34G 1PG

 

FW平均体重

FW平均体重については、まだメンバーが発表されていないため、前節のFW平均体重を見てみたい。今季は両チームとも試合ごとに変化が少ないので、最終戦でも大きく変わらないものと考えられる。いずれにしても、両者ともに1kg程度の差しかなく、勝敗のポイントにはなりそうにない。

明治大 102.1kg
早稲田 101.6kg

ラグビーマガジン 2021年 01 月号 [別冊付録:ラグビーカレンダー2021] 

 

時間帯別トライ数

ここまでの6戦の時間帯別トライ数、失トライ数を調べた。それぞれ大きな差はないが、前後半とも終盤に特徴が見られる。

トライ数
明治大43(前半21、後半22)
早稲田47(前半23、後半24)

失トライ数
明治大  8(前半  4、後半  4)
早稲田13(前半  4、後半  9)→後半は帝京大に3慶応大に4

明治大

明治大が数多くトライを奪ったのは、前半後半ともに終盤の31分以降だった。失トライのほうは、前半21分からの10分間に3トライを許しており、その時間帯は自らのトライも少なくなっている。また、前後半とも開始10分以内にはトライを与えていない。

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時間帯別トライ数2021 明治大

 

早稲田

早稲田のトライは、後半20分以降に最も少なくなり、後半30分以降に10トライと最多となっている。相手やメンバー交替の状況によるが、際立つ特徴と言える。失トライのほうは大きな偏りは見られないが、後半31分以降が多く、帝京1慶応2筑波1と4つのトライを奪われた。

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時間帯別トライ数2021 早稲田
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まとめ

伝統的には、早稲田にBKのイメージ、明治大にはFWのイメージがあるが、近年の両チームは、FW、BKともにレベルが高く特別に偏りは見られず体格も差はない。また、各種のデータで見ても、互いに大きな差はなく拮抗した試合が予想される。

明治大は、序盤はややメンバーを入れ替えながらの戦いとなったが、11月からFB雲山弘貴(4年,報徳学園)もスタメン復帰しベストに近いメンバーとなっている。ただ、前の試合の帝京大にはプレッシャーを受けたこともあってトライが遠かった。キックで変化を生み出せるCTB齊藤誉哉(3年,桐生第一)を起用するのも一つの策か。

早稲田のほうは、このところSO吉村紘(3年,東福岡)とSO伊藤大祐(2年,桐蔭学園)を交互にスタメン起用しているが、どちらでいくかも注目される。早慶戦の前半のようなFB河瀬諒介(4年,東海大仰星)らのBKの躍動が勝利には欠かせないため、BKを生かせる布陣で勝負するものと思われる。

今季の早明戦は、12/5(日)の試合を前に、2日前の12/3(金)に発表予定のメンバーも気になるところだ。


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