概要
2021年度に行われる「第58回 全国大学ラグビーフットボール選手権」の準決勝は、2022年1月2日(日)に国立競技場で2試合が行われる。
準決勝のカードは次の通り。
<国立競技場>
東海大学(関東リーグ戦1位) 12:25 明治大学(対抗戦3位)
帝京大学(対抗戦1位) 14:40 京都産業大学(関西1位)
トーナメント表や大会全体の情報は、以下記事に記載。
ラグビーマガジン 2022年 02 月号 [特別付録:リーグワン名鑑&花園ガイド] [雑誌]
1/2(日) 準決勝 国立競技場
東海大(関東リーグ戦1位) 12:25 明治大(対抗戦3位)
東海大は、関東リーグ戦6勝1分で4連覇を遂げた。明治大のほうは、帝京大と早稲田に敗れて5勝2敗で対抗戦3位。両者の対戦は、東海大2勝、明治大3勝、明治大が優勝した2018シーズンは、終盤に東海大が追いつきロスタイムに明治大がPGで勝ち越しての勝利となった。
東海大は、選手権初戦の慶応大戦は約1ヶ月ぶりの公式戦となったが、その影響を感じさせず序盤からトライを奪うなど試合を優位にすすめた。また、昨年までの主力であるFB酒井亮治(4年,東海大相模)がWTBで復帰、SO武藤ゆらぎ(2年,東海大仰星)とWTB/CTB谷口宜顕(2年,東海大仰星)の2年生コンビが引っ張るBK陣に心強い先輩が加わった。
明治大のほうは、4回戦で天理大と対戦、前半のリードを守りきり昨年の借りを返した。準々決勝は対抗戦で敗れている早稲田戦、前半は2トライを奪われリードを許すも、後半はFWの気迫あふれるプレイでトライをもぎ取り逆転で勝利を手にした。やや工夫に欠けるかとも思われたシーズンだったが、メイジらしい前への意識で勝利を重ねる。
メンバー表チェック
東海大は、HO土一海人(4年,東海大相模)とCTB丸山凛太朗(4年,東福岡)が11/7の法政大戦以来の復帰、準々決勝を欠場したNo8ノア・トビオ(4年,札幌山の手)もスタメン復帰し主力が揃ってきた。準々決勝が復帰戦となった酒井亮治(4年,東海大相模)はリザーブに控える。また、リザーブには、いつもより1人多く6人のFWを並べた。
明治大のほうは、FL小澤翔(4年,桐蔭学園)が9月以来のスタメン。BKのリザーブには、CTB児玉樹(4年,秋田工)とCTB齊藤誉哉(4年,桐生第一)、2人がともにメンバー入りするのは11/3の慶応大戦以来となる。
過去の対戦
2012 東海大45-36明治大/グループ戦
2013 東海大26-27明治大/グループ戦
2015 東海大28-19明治大/準決勝
2018 東海大15-18明治大/準々決勝
2019 東海大10-29明治大/準決勝
FW平均体重
東海大 109.4kg
明治大 102.9kg
FWの高身長選手(cm)
東海大 LOワイサケ・ララトゥブア191,FLレキマ・ナサミラ190,LO小池隆成188,PR星野克之186,No8ノア・トビオ184
明治大 LO山本嶺二郎191,LO武内慎191,PR中村公星183,HO田森海音180
ラグビーボール カフス カフスボタン カフリンクス n00238
帝京大(対抗戦1位) 14:40 京産大(関西1位)
帝京大は、全勝で3年ぶりに対抗戦優勝を決めた。京産大も関西Aリーグで全勝、23年ぶりの優勝となった。両チームの対戦は2006年に遡る。京産大は3-7で迎えた試合終了間際、認定トライで逆転、ゴールも決まって10-7で勝利した。
今季の帝京大は、昨年までのように後半にペナルティが増えて逆転されるようなことがなく、精神的な成熟が見られることが強みか。選手権では初戦の準々決勝で同志社と対戦、フィジカルで勝り76-24で勝利。今季初めての起用となったFB谷中樹平(3年,御所実)が活躍するなど、さらに選手層に厚みが増した。
京産大のほうは、関西では僅差の勝負をものにしてきた。今季は積極的にPGを狙う戦略で、関西の7試合で10PG、選手権初戦でも5PGを決め、相手より2トライ少ないながらの勝利となった。PGを狙うことができるのは、FWを始めとするチーム全員が相手にプレッシャーを与えているからこそ、帝京大にどこまでプレッシャーをかけられるかがポイントになる。
メンバー表チェック
帝京大は、主将PR細木康太郎(4年,桐蔭学園)がリザーブとして3戦ぶりにメンバー入り。準々決勝のゲームキャプテンFL上山黎哉(4年,大阪桐蔭)が欠場し、FL山添圭祐(3年,長崎北陽台)が入る。また、準々決勝と同じくFBは谷中樹平(3年,御所実)が務める。
京産大のほうは、関西Aリーグ開幕からメンバーはほとんど変わらない。ここまでくると疲労の心配もあるが、学生随一の練習量を自負するだけに、関西Aリーグでの5週連戦もものともしなかった。
過去の対戦
FW平均体重
FWの高身長選手(cm)
帝京大 LO青木恵斗187,LO江里口真弘185,FL延原秀飛182
京産大 LOアサエリ・ラウシー188,LOフナキ・ソロモネ186,PR平野叶翔180
ジャパンラグビー リーグワン 観戦ガイド 2022 (ぴあMOOK)
関連リンク