概要
1981年12月19,20日の1回戦4試合から1982年1月4日の決勝まで、8チームによるトーナメント戦全7試合が行われた。
関東対抗戦では1敗し2位の明治大学は、選手権準決勝では前年決勝戦で破れた同志社大学との対戦となった。前半を3-3で折り返すと、後半は同志社のトライで3-7とリードを許す。その後、明治が攻め込むと同志社がシンビンで14人に、そこから3トライを決めた明治が20-7で勝利、10年連続10回目の決勝となった。
関東対抗戦では5年ぶりの優勝を全勝で飾った早稲田大学。選手権では福岡大学との1回戦は前半3-0、専修大学との準決勝は前半を4-0と、前半は無難な戦い方からそれぞれ16-3、25-0と後半に地力を見せて勝ち上がった。5年ぶり14回目の決勝進出。
決勝は明治が対抗戦で25-15と破れている早稲田との対戦。試合は前半から早稲田が優勢にすすめトライやPGで前半35分には明治は0-12と差を広げられる。しかし、前半終了間際、早稲田のゴールラインに何度もスクラムで押し込む明治はペナルティトライを奪い息を吹き返す。後半は11分に同点となるトライとゴール、25分のトライで逆転、さらに差を広げ後半は早稲田を完封する。明治は21-12で勝利し、2年ぶり5回目の優勝を遂げた。
このシーズンに活躍した4年生は、同志社/林敏之、萩本光威など。
出場校
関東対抗戦と関東リーグ戦のそれぞれ1位から4位がたすきがけで交流戦として対戦し、その勝者4校が出場。関西リーグは上位2校は出場確定、3位チームと東海リーグ1位の勝者。九州リーグは1位が出場。
交流戦結果:早稲田(対1)28- 6東海大(リ4)
明治大(対2)29-13日本大(リ3)
日体大(対3) 9-10専修大(リ2)
慶応大(対4)12- 0法政大(リ1)
関東対抗戦
1位早稲田大学/2年ぶり16回目(c寺林努)
2位明治大学/12年連続12回目(c川地光二)
4位慶應義塾大学/2年連続12回目(c東山勝英)
関東リーグ戦
2位専修大学/2年連続4回目
関西リーグ
1位同志社大学/8年連続17回目(c林敏之)
2位天理大学/13年連続15回目(c小賀野)
3位大阪体育大学/初出場
九州リーグ
1位福岡大学/8年ぶり3回目
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トーナメント
試合結果
1回戦 12/19(土),20(日)
大阪・花園ラグビー場
明治大学28-10大阪体育大学
慶應義塾大学3-38同志社大学
福岡・久留米競技場
早稲田大学16-3福岡大学(前半3-0)
準決勝1/2(土)
東京・国立競技場
明治大学20-7同志社大学(前半3-3)
早稲田大学25-0専修大学(前半4-0)
決勝 1/4(月)
東京・国立競技場
明治大学21-12早稲田大学(前半12-6)
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