概要
1966年1月1日の1回戦4試合から1966年1月5日の決勝まで、8チームによるトーナメント戦全7試合が行われた。
法政大学は中央大学に破れたものの関東対抗戦Bブロック1位。選手権1回戦は九州代表の電子工業大学に勝ち、準決勝では対抗戦で19-8と勝っている日本体育大学との対戦、接戦となったが12-8で勝利。第1回大学選手権に続いて2年連続2回目の決勝進出となった。
早稲田大学は関東対抗戦は全勝でAブロック優勝。選手権1回戦は関西リーグ3位の京都大学と、準決勝は対抗戦で対戦のなかった日本大学戦との対戦、いずれも前半にリードし後半突き放す展開で快勝。前年に続いて2年連続2回目の決勝進出。
決勝は2年連続で早稲田と法政の顔合わせ。早稲田は前半4分に先制トライ、9分トライにも奪って8-0として前半を終える。後半は風下となった早稲田であったが勢いは止まらず、後半5分にスクラムで法政ボールを奪ってのトライなどで16-0で勝利。早稲田は2年連続2回目の優勝となった。
決勝では、早稲田はセブンシステムを採用、法政も早稲田対策のためにセブンシステムをとった。セブンシステムとは、慶應義塾大学が考案したとされる8人目のFWをBKに配置する戦術。
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出場校
関東対抗戦は関東協会から推薦された計4校が出場。関西リーグは上位2校は出場確定、3位チームと東海リーグ1位の勝者。九州リーグは1位が出場。
関東対抗戦Aブロック
1位早稲田大学/2年連続2回目(c矢部達三)
3位日本体育大学/初出場
関東対抗戦Bブロック
1位法政大学/2年連続2回目(c田中武)
3位日本大学/初出場
関西リーグ
1位同志社大学/2年連続2回目
2位天理大学/初出場(c藤井)
3位京都大学/初出場
九州リーグ
1位電子工業大学/初出場 *現在の福岡工業大学
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トーナメント
試合結果
1回戦 1/1(土)
東京・秩父宮ラグビー場
電子工業大学8-27法政大学
同志社大学10-16日本体育大学
天理大学9-19日本大学
京都大学9-25早稲田大学(前半6-11)
準決勝1/3(月)
東京・秩父宮ラグビー場
法政大学12-8日本体育大学
日本大学6-24早稲田大学(前半3-11)
決勝 1/5(水)
東京・秩父宮ラグビー場
法政大学0-16早稲田大学(前半0-8)
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