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入替戦2021 直前チェック … 立教vs成蹊 中央vs東洋 専修vs立正 関学vs大体など

概要

2021年度の主要3リーグ最上位にあたるリーグの入替戦は、12/11(土)に関東大学リーグ戦の2試合と関西大学ラグビーの2試合、12/12(日)に関東大学対抗戦の2試合が行われる。なお、昨年度は各リーグとも入替戦は実施されなかった。

ラグビーマガジン 2022年 01 月号 [雑誌] 

 

関東大学対抗戦 12/12(日)

関東大学対抗戦では、2010-2019年の10年間において、7位チームが1度降格、8位チームが7度降格している。

青山学院大学(A7位) 11:30 明治学院大学(B2位) / 熊谷

青学大はディフェンス面で改善されたものの、1勝6敗で7位。筑波大には終盤追いつき同点とするもロスタイムにPGを決められて惜しくも敗戦、立教大に勝利した1勝にとどまった。創設以来Bグループで戦ったのは2008から2010の3シーズンのみ、二度と降格するつもりはない。

チームとしては軽量ながら、FL中谷玲於(4年,京都成章)のタックルなどで厳しいディフェンスをする。主将SO桑田宗一郎(4年,桐蔭学園)はゲームメイクやアイデアのあるキックにも注目、トライゲッターWTB榎本拓真(1年,桐蔭学園)につなげる。

明学大のほうは、僅差の試合もあったが1位の成蹊大に敗れたのみで6勝1敗の2位でシーズンを終えた。2014年に1シーズンのみAグループを経験、8年ぶりの昇格を目指す。

2年前に対戦経験のあるメンバーはスタメンにはHO三好貫太(4年,東京)のみで、スタメンに4年生はわずか3人という若いメンバー構成となっている。FWの2,3列目は全員が2年生以下、軽量だが積極果敢なディフェンスが見られるか。

過去の対戦

2019秋 青学大54-33明学大 / 入替戦

FW平均体重

青学大   97.3kg
明学大   88.1kg

FW高身長選手(cm)

青学大 LO江金海188,LO清原裕揮187
明学大 LO仲元一斗177,LO森崇人176

 

立教大学(A8位) 14:00 成蹊大学(B1位) / 熊谷

立教大は0勝7敗で8位、勝点は1に終わった。2015〜2019年の5年連続で入替戦で成蹊大と対戦、2015に敗れて降格、2016は3点差、2017は8点差、2018は7点差で敗れ昇格できなかった。ついに2019年に2点差で勝利し昇格、この地位を手放すつもりはない。

主将PR麻生典宏(4年,桐蔭学園)を欠くほかは、終盤の主力メンバーが揃う。PR勝沼遼(4年,新潟明訓)らFWが圧力をかけて、SO安藤海志(3年,京都成章)やFB天羽秀太(2年,桐蔭学園)らが相手を撹乱する。

成蹊大のほうは、全ての試合で40点以上の差をつけてリーグ戦を終えた。春季大会では関東学院東洋大に大敗したが、秋のリーグ戦では7戦で31失点、1試合平均では5点にも満たない失点に抑えて守り抜いた。

スタメンのうち6人は、2019の入替戦で敗れた瞬間をフィールドで目の当たりにした。主将WTB諸藤陸(4年,茗溪学園)を中心に走るラグビーで勝機を見出す。

過去の対戦

2018春 立教大48-  5成蹊大 / 春季大会
2018秋 立教大12-19成蹊大 / 入替戦
2019春 立教大40-14成蹊大 / 春季大会
2019秋 立教大23-21成蹊大 / 入替戦

FW平均体重

立教大   97.8kg
成蹊大   93.4kg

FW高身長選手(cm)

立教大 LO守源184,LO村田裕太183,No8紀伊雄介182,PR大和大祐180
成蹊大 LO荒川紘章182,PR鈴木巽180,FL横山拓180

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エンスカイ ラグビー日本代表 2022年 カレンダー 壁掛け CL-574 

 

関東大学リーグ戦 12/11(土)

関東大学リーグ戦では、2010-2019年の10年間において、7位チームが3度降格、8位チームが5度降格している。

中央大学(1部7位) 11:30 東洋大学(2部2位) / 熊谷

中央大は、流経大専修大に勝利するも2勝5敗で7位に終わった。1967年に関東大学リーグ戦創設以来2部降格がないのは法政大と中央大のみ、1部で戦い続ける歴史を刻み続けられるか。

序盤戦に比べてBKのトライが減ってしまったが、最終戦は昨年からの主力CTB山田翔平(2年,國學院栃木)が復帰したのは好材料。FB杉本崇馬(3年,佐野日大)が切れ込んでのトライなどBKが躍動するシーンが見られるか。また。SO津田貫汰(3年,桐蔭学園)のキックも見逃せない。

東洋大のほうは、立正大に5点差で敗れて6勝1敗で2位となった。今季の秋季大会では、青学大に6点差負けも立教大と成蹊大には快勝、対抗戦の3チームに対して力があるところを見せた。

入替戦のメンバーは、FW平均体重106.6kgと重く、FWに185cm以上が4人と上背もある。攻撃の核となるLO齋藤良明慈縁(3年,目黒学院)、FLタニエラ・ヴェア(2年,目黒学院)のほか、春季大会で3戦6トライと隙のないSH神田悠作(3年,東筑)が勝負の鍵を握る。

過去の対戦

2018以降は対戦なし

FW平均体重

中央大 102.6kg
東洋大 106.6kg

FW高身長選手(cm)

中央大 PR茂原隆由188,LO市川大喜182,LO山﨑祥希182
東洋大 LO葛見達哉192,LO齋藤良明慈縁186,FLタニエラ・ヴェア185,FL田中翔185,No8梅村柊羽182

 

専修大学(1部8位) 14:00 立正大学(2部1位) / 熊谷

専修大は0勝7敗で8位。開幕戦の法政大戦で16点差を終盤に逆転されて勢いを失ったか、以降も連敗が続くこととなった。2000年以来の大学選手権出場を果たせぬまま降格するわけにはいかない。

終戦に欠場したHO米沢豪真(4年,茗溪学園)、SO松尾東一郎(4年,桐蔭学園)ら4年生がスタメン復帰、主将CTB平山壮太(4年,大分舞鶴)とともにチームの中核を担う。

立正大のほうは、昨年4点差で敗れた東洋大に今季は5点差で勝利、全勝で2部1位となった。2014年の入替戦に敗れて降格、2部で戦ったシーズンは早くも7シーズンを数える。8年ぶりの1部昇格を目指す。

今季は前半は拮抗しても後半に突き放す展開で勝ち星を積み上げてきた。No8エパラマ・ツヴュニボノ(3年,ジョンウェズレーC)を起点に攻撃を組み立てる。昨年の花園を経験したルーキーLO八木崇太(1年,日本航空石川)とSH越戸駿(1年,熊本西)がスタメンに入る。

過去の対戦

2018以降は対戦なし

FW平均体重

専修大 101.9kg
立正大 101.0kg

FW高身長選手(cm)

専修大 LO渡邉朝陽185,PR山口和明181,PR木原三四郎181
立正大 LO永田優大183,No8エパラマ・ツヴュニボノ183,PR金子元紀180,LO八木崇太180

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エンスカイ ラグビー日本代表 2022年 カレンダー 卓上 CL-575 

 

関西大学ラグビー 12/11(土)

関西大学ラグビーでは、2010-2019年の10年間において、7位チームが1度降格、8位チームが5度降格している。

関西学院大学(A8位) 11:45 大阪体育大学(B1位) / 宝ヶ池

昨年4位の関学大は0勝7敗で8位、関西大にロスタイムで逆転負けを喫するなど惜しい試合もあったが、リーグ先の間にチーム状態を上げることができなかった。2003年のAリーグ復帰以来、優勝も最下位も経験したがAリーグで戦い続けただけに、簡単に落ちるわけにはいかない。

主将FL魚谷勇波(4年,東海大仰星)がディフェンスで鼓舞しながら、経験豊富なSH橋詰学(4年,天理)やFB奥谷友規(4年,京都成章)らがチームを支える。また、俊足WTB加藤匠朗(2年,関西学院)にも注目だ。

大体大のほうは、Bリーグでは危なげない試合を重ねて2連覇。2019年に降格し2020年はBリーグで優勝するも入替戦は実施されず、2年越しの思いをぶつける。

Bリーグで戦った2年の間にLOツポウ・マヘ(2年,高知中央)、No8マウ・シオネ(1年,高知中央)と留学生が加入し戦力に厚みを増した。主将FL吉田海(4年,大産大附)や1年から主力のSH三浦裕次郎(3年,御所実)が3年ぶりのAリーグ復帰に向けてチームを引っ張る。

過去の対戦

2018秋 関学大48-12大体大 / Aリーグ
2019秋 関学大42-14大体大 / Aリーグ
2021春 関学大64-  5大体大 / 春季トーナメント

FW平均体重

関学大   96.5kg
大体大 102.4kg

FW高身長選手(cm)

関学大 LO入江元気182,LO藤井崇弘182
大体大 PR角丸献之心185,PR柳川正秀182,LOツポウ・マヘ180,No8マウ・シオネ180

 

摂南大学(A7位) 14:00 龍谷大学(B2位) / 宝ヶ池

摂南大は、初戦で関学大に勝利するも以降は勝ち星なく1勝6敗で7位に。ルーキーSO大津直人(1年,常翔啓光学園)が溌剌とした動きを見せたが、チームとしてはFBヴィリアミ・ツイドラキ(4年,トンガC)ら留学生のポテンシャルを生かした戦いには至らなかった。

入替戦では、軽量の龍谷大にFWで押し勝ち、BKに余裕を持った動きをさせたい。また、3戦ぶりにメンバー入りしたFLアミニアシ・ショー(2年,マリストB)がリザーブに控える。

龍谷大は、2014年度以来8年連続でBリーグ2位、一昨年まで6年連続で入替戦で涙を飲んだ。今季は主力に主将LO亀川直哉(4年,伏見工)ら経験豊富な4年生が多く、入替戦ではスタメンのうち12人が4年生、勝負の年と言える。中でもCTB菊池健太郎(4年,東海大福岡)は春季トーナメントの立命館大戦で3トライ、その動きに注目したい。

過去の対戦

2019秋 摂南大66-21龍谷大 / 入替戦
2021春 摂南大50-21龍谷大 / 春季トーナメント

FW平均体重

摂南大   95.6kg
龍谷大   94.4kg

FW高身長選手(cm)

摂南大 No8ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノ187,LO徳永リオ吉平183,LO山﨑友誠181
龍谷大 PR田中慎太郎180,LO亀川直哉180

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