第49回 全国大学ラグビーフットボール選手権大会(2012-2013)
概要
2012年11月18日に1回戦が始まり、2013年1月13日まで全30試合が行われた。
決勝は「帝京大学vs筑波大学」
関東大学対抗戦での帝京大vs筑波大は、2009年0-7、2010年12-10、2011年11-0と帝京大が2勝1敗だが、いずれもロースコアで僅差の戦いだった。
2012年は帝京大が先制、すぐに筑波大が追いつき7-7。筑波大はPGで一旦はリードされるも、2トライを奪い17-10とリードして前半を終える。筑波大が後半7分にトライを加えると、今度は帝京大がゴール前に攻め込むもハンドリングエラーで再三のチャンスを潰して後半得点なし。筑波大が24-10で勝利。
帝京大の決勝までの道のり
プールDの帝京大は、3戦とも危なげなく勝利しトーナメントへ。準決勝は早稲田大学との対戦、関東大学対抗戦では37-27で勝利している。試合は、前半早々に早稲田にPGと1T1Gを決められて0-10とリードされるが、前半30分にトライ、後半に入ってもトライを重ねて38-10で勝ち、5年連続5回目の決勝へ駒をすすめた。
筑波大の決勝までの道のり
筑波大もプール戦は無難に3戦3勝、準決勝は東海大学との対戦となった。試合は筑波大が先制するも、東海大に3トライを奪われ、前半を終えて5-21と16点を追う展開に。後半は筑波大がトライを重ね、後半27分のPGでついに23-21と逆転。このあと、33分にトライを奪われ23-26とリードを許すも、直後に再逆転のトライで28-26と勝利、初の決勝進出を決めた。
決勝
序盤から接点の強さを見せて2トライを奪った帝京大は、さらにSH流大のキックパスから3トライ目を奪う。しかし、前半34分、筑波大WTB福岡堅樹が自らのショートパントを自らつかんで押さえてトライ、帝京大は22-10と迫られるも前半をリードして終える。
後半も先にペースをつかんだのは帝京大、後半10分16分30分と3つのトライでリードを29点に広げた。試合終了間際、筑波大主将のSH内田啓介にゴール前ラックから飛び込まれるも、帝京大が39-22で勝利、前人未到の大学選手権4連覇を遂げた。
注目:拓殖大初勝利
3度目の大学選手権出場となった拓殖大学は、2007に帝京大に19-52、2009に明治大学に12-19で敗れている。2012は4チームによるプール戦を戦った。
初戦の相手は帝京大、前半は3-17と健闘するが、後半一気に突き放されて3-65で敗戦。2戦目は、関西大学リーグ2位の立命館大学に対し先に2トライを奪うも、そのあと連続トライを許して19-25で敗れる。次の福岡工業大学戦では、LOヘルウヴェの5トライなどで62-12と完勝、拓殖大の歴史を刻む大学選手権初勝利となった。
出場校
関東大学対抗戦、関東大学リーグ戦、関西大学リーグは各5枠。ファーストステージは、東北北海道代表、東海北陸中国四国代表、九州学生リーグで争われる。(cは主将)
関東大学対抗戦
1位筑波大学/6年連続17回目(c内田啓太)
2位帝京大学/14年連続20回目(c泉敬)
3位明治大学/4年連続41回目(c竹内健人)
4位早稲田大学/29年連続46回目(c上田竜太郎)
5位慶應義塾大学/15年連続30回目(c茂木俊和)
関東大学リーグ戦
1位東海大学/8年連続10回目(c阪本圭輔)
2位流通経済大学/5年連続13回目(c児玉大輔)
3位拓殖大学/3年ぶり3回目(c岩谷奎太)
4位法政大学/2年連続29回目(c武者大輔)
5位日本大学/4年ぶり16回目(c小川高廣)
関西大学リーグ
1位天理大学/5年連続22回目(c芳野寛)
2位立命館大学/2年連続14回目(c落合佑輔)
3位関西学院大学/7年連続8回目(c藤原慎介)
4位近畿大学/2年ぶり9回目(c山田一輝)
5位大阪体育大学/3年連続26回目(c蔵守吉彦)
東北・北海道代表
東北学院大学/初出場
東海・北陸・中国・四国代表
朝日大学/初出場
九州学生リーグ
1位福岡工業大学/2年連続21回目
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試合結果
ファーストステージ
東北・北海道代表、東海・北陸・中国・四国代表、九州学生リーグ1位によって争われ、1位がセカンドステージへ。
勝点は、勝利=5点、引分=2点、敗戦=0点、7点差以内の負け=1点、4トライ以上=1点。。
11/18(日)
埼玉・熊谷ラグビー場
東北学院大学19-107福岡工業大学(前半5-57)詳細
11/24(土)
京都・西京極総合運動公園
朝日大学67-10東北学院大学(前半24-10)詳細
12/2(日)
熊本・えがお健康スタジアム
福岡工業大学44-7朝日大学(前半24-7)詳細
セカンドステージ
関東大学対抗戦、関東大学リーグ戦、関西大学リーグに在籍しているチームは、リーグでの順位に応じたアドバンテージポイントが加算される。1位=4点、2位=3点、3位=2点、4位=1点。
その他の勝点は、勝利=5点、引分=2点、敗戦=0点、7点差以内の負け=1点、4トライ以上=1点。
プールA
12/9(日)
東京・秩父宮ラグビー場
筑波大学61-3法政大学(前半17-3)詳細
京都・西京極総合運動公園
関西学院大学17-29慶應義塾大学(前半12-12)詳細
12/16(日)
福岡・レベルファイブスタジアム
関西学院大学29-34法政大学(前半14-17)詳細
東京・秩父宮ラグビー場
筑波大学55-28慶應義塾大学(前半31-14)詳細
12/23(日)
埼玉・熊谷ラグビー場
法政大学29-28慶應義塾大学(前半7-0)詳細
大阪・花園ラグビー場
筑波大学54-0関西学院大学(前半27-0)詳細
プールB
12/9(日)
京都・西京極総合運動公園
流通経済大学57-0大阪体育大学(前半26-0)詳細
大阪・ヤンマースタジアム長居
天理大学14-46早稲田大学(前半7-29)詳細
12/16(日)
東京・秩父宮ラグビー場
流通経済大学24-45早稲田大学(前半7-33)詳細
大阪・花園ラグビー場
天理大学47-28大阪体育大学(前半14-7)詳細
12/23(日)
大阪・花園ラグビー場
早稲田大学61-8大阪体育大学(前半40-3)詳細
埼玉・熊谷ラグビー場
天理大学24-36流通経済大学(前半19-26)詳細
プールC
12/9(日)
東京・秩父宮ラグビー場
東海大学34-5近畿大学(前半22-0)詳細
宮城・ユアテックスタジアム仙台
明治大学40-3日本大学(前半21-3)詳細
12/16(日)
埼玉・熊谷ラグビー場
明治大学45-21近畿大学(前半26-14)詳細
東海大学54-40日本大学(前半33-21)詳細
12/23(日)
福岡・レベルファイブスタジアム
近畿大学24-29日本大学(前半7-14)詳細
東京・秩父宮ラグビー場
東海大学45-36明治大学(前半24-12)詳細
プールD
12/9(日)
東京・秩父宮ラグビー場
帝京大学65-3拓殖大学(前半17-3)詳細
大阪・ヤンマースタジアム長居
立命館大学43-12福岡工業大学(前半17-7)詳細
12/16(日)
大阪・花園ラグビー場
立命館大学25-19拓殖大学(前半15-12)詳細
福岡・レベルファイブスタジアム
帝京大学116-0福岡工業大学(前半57-0)詳細
12/23(日)
東京・秩父宮ラグビー場
立命館大学12-48帝京大学(前半7-20)詳細
福岡・レベルファイブスタジアム
拓殖大学62-12福岡工業大学(前半29-5)詳細
ファイナルステージ
プール戦1位となった4校によるトーナメント。組み合わせは4校による抽選で決定。
準決勝
1/2(土)
東京・国立競技場
早稲田大学10-38帝京大学(前半10-7)詳細
東海大学26-28筑波大学(前半21-5)詳細
決勝
1/10(日)
東京・国立競技場
リンク