第10回 全国大学ラグビーフットボール選手権大会(1973-1974)
概要
1973年12月22,23日の1回戦4試合から1974年1月6日の決勝まで、8チームによるトーナメント戦全7試合が行われた。なお、この年から秩父宮ラグビー場の改修工事が始まった。
関東対抗戦では1敗で2年連続2位の明治大学は、東洋大学との交流戦は59-24、福岡大学との選手権1回戦は30-3と勝利。準決勝は対抗戦で僅差で勝った慶應義塾大学との対戦、しかしここでは33-6と危なげなく勝利、2年連続2回目の決勝進出を決めた。
早稲田大学は関東対抗戦を全勝で4年連続優勝、交流戦、選手権1回戦も無難に勝ち上がる。専修大学との準決勝は後半に3T3Gを許して受けに回ったものの32-18で勝ち、第1回大学選手権からの10年連続10回目の決勝進出となった。
2年連続の早明による決勝。対抗戦では早稲田が13-10と僅差で勝利しており、決勝前半も接戦となった。早稲田が前半4分に藤原優がPGを決めると15分にトライ、一方の明治は松尾雄治の2本のPGで7-6と迫って折り返す。後半は膠着状態から17分にPGのこぼれ球を早稲田がトライにつなげ、さらに2本のトライを奪う。後半明治を完封した早稲田が29-6で勝利、2年ぶり6回目の優勝を決めた。
この年に活躍した4年生には、明治大/森重隆など。
出場校
関東対抗戦と関東リーグ戦のそれぞれ1位から4位がたすきがけで交流戦として対戦し、その勝者4校が出場。関西リーグは上位2校は出場確定、3位チームと東海リーグ1位の勝者。九州リーグは1位が出場。
交流戦結果:早稲田(対1)28-14日本大(リ4)
明治大(対2)59-24東洋大(リ3)
慶応大(対3)21-12法政大(リ2)
青学大(対4)20-40専修大(リ1)
関東対抗戦
1位早稲田大学/10年連続10回目(c神山郁雄)
2位明治大学/4年連続4回目(c境政義)
3位慶應義塾大学/2年連続5回目
関東リーグ戦
1位専修大学/初出場
関西リーグ
1位天理大学/5年連続7回目(c石本)
2位京都大学/2年ぶり4回目
東海リーグ
1位中京大学/2年連続4回目
九州リーグ
1位福岡大学/2年ぶり2回目
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トーナメント
試合結果
1回戦 12/22(土),23(日)
大阪・花園ラグビー場
天理大学7-18慶應義塾大学
専修大学19-12中京大学
京都大学6-71早稲田大学(前半3-28)
準決勝1/4(金)
東京・国立競技場
明治大学33-6慶應義塾大学
専修大学18-32早稲田大学(前半0-19)
決勝 1/6(日)
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