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関西Aリーグ 2021 第2節 / 結果とポイント … 天理 摂南 が今季初勝利 近大が2連勝

概要

2021年度の関西大学ラグビーAリーグは第2節を迎え、10/3(日)に2試合が終了、10/9(土)に2試合が行われる。

なお、2021年シーズンは勝点制を導入。勝ち4点、引分2点、負け0点のほか、「4トライ以上での勝利」「7点差以内の負け」に各1点が加えられる。

ここまでの結果

10/10(日)終了時点での勝点は次の通り。

近畿大 2勝0敗 勝点8 得失点差+30
同志社 1勝1敗 勝点5 得失点差+53
天理大 1勝1敗 勝点5 得失点差+32
京産大 1勝0敗 勝点5 得失点差+21
摂南大 1勝0敗 勝点5 得失点差+11
立命館 1勝1敗 勝点5 得失点差  -2
関学大 0勝2敗 勝点1 得失点差-30
関西大 0勝2敗 勝点0 得失点差-115

関西Aリーグ対戦表

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10/3(日) 天理親里

大学名の後ろの( )内の数字は、ボーナスポイントを加えた勝点。

関学大(1) 27-38 摂南大(5)

試合は前半10分、関学大がゴール前に攻め込むとLO河村レイジ(3年,大阪桐蔭)が押し込み先制トライ。対する摂南大は、19分にモールを押しすすめるとHO米川辰巳(4年,新田)がインゴールに押さえた。しかし、関学大は前半29分に関学大ラインアウトモールからHO舘山颯人(3年,清真学園)が、32分にもBK展開からWTB伴井亮太(3年,大阪桐蔭)がトライを決める。

摂南大は35分、右サイドを攻め込むとCTBテビタ・タイ(4年,トゥポウC)がトライ、前半ロスタイムにはペナルティ後のアタックでそのままNo8ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノ(3年,トンガC)がトライを決めて逆転、19-17として前半を折り返した。

後半最初のトライは関学大、2分に左サイドいっぱいまでBK展開するとFB奥谷友規(4年,京都成章)がインゴールに飛び込んだ。さらに後半19分にはPGを決めて8点をリード。

このあと摂南大は、22分にラックから狭いサイドをついたSH守山虎二朗(4年,大産大附)がサイドライン際を駆け抜けてトライを返すと、26分には中央から右へ展開しFBヴィリアミ・ツイドラキ(4年,ラトゥナブラ)がトライを決めて逆転に成功。ロスタイムにもトライを加えた摂南大が38-27で今季の初戦を勝利で飾った。

注目ポイント

関学大は、最後のトライが後半2分、以降は後半20分のPG1本のみ、逆に第1節に続き後半の中頃から3トライを許した。後半の戦い方やが課題か。摂南大のほうは、8点を追う後半22分、SH守山虎二朗がラック左の狭いサイドを留学生を介さずにトライを決めた。こういったトライが相手のマークを散らすことにつながっていく。

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天理大(5) 69-21 関西大(0)

天理大学は前半3分、ハーフウェイライン手前でパスを受けたWTBマナセ・ハビリ(4年,)が相手ディフェンスをかわして走りきり先制トライ。8分にはSO筒口允之(1年,長崎南山)からやや長いパスを受けたWTB内村祐介(4年,天理)が左サイドライン際を抜けてインゴールに飛び込んだ。

対する関西大は24分、相手ゴール前中央から展開、SO高桑基生(4年,常翔学園)が飛び込むも届かず、すぐにSH溝渕元気(2年,大産大附)がサイドを突いてトライを返した。しかし、さらにトライを重ねた天理大が33-7とリードして前半を終える。

後半は2分、ハーフウェイライン付近でパスを受けたWTB内村祐介がディフェンスをかいくぐりそのままインゴールへ、この試合だけで自身4つ目となるトライを決めた。直後の5分、関西大はラックサイドに走り込んできたWTB木村一信(4年,天理)につなぐと大きくゲイン、最後はSH溝渕元気がトライを決めた。このあとは天理大がスクラムからのトライなどで得点を重ね、69-21で今季初勝利となった。

注目ポイント

FL服部航大(4年,天理)やNo8山村勝悟(3年,天理)ら徐々に主力が戻る天理大は、テンポのよい攻撃でトライを重ねた。合計11トライのうちWTB内村祐介が4トライ、WTBマナセ・ハビリ(2年,トゥポウC)の両WTBで7トライを奪った。

関西大は天理大のディフェンス相手に3トライ、惜しくもボーナスポイントの4トライには届かなかったものの、トライを取りきったことには価値はある。ただ、開始12分で3トライ目を奪われるなど試合の入りには課題が残る。

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10/9(土) 布引GS

立命館(5) 20-41 京産大(5)

先制したのは京産大、前半10分に相手ゴール前ラックからHO梅基天翔(4年,高岡第一)がサイドを突いとディフェンスをかいくぐりトライ。立命館は24分、ラックからSH北村瞬太郎(2年,國學院栃木)が持ち出すと最後はWTB安井拓馬(3年,東海大仰星)がトライを返した。さらに、30分にSO江良楓(4年,大阪桐蔭)のドロップゴールが決まる。京産大はこのあとPGを狙うも決まらず、7-10と3点のビハインドで前半を終える。

後半最初の得点は立命館、5分にPGを決めて3点を追加。その直後、京産大が攻め込むと、走り込んできたFL福西隼杜(3年,報徳学園)がディフェンスを引きずりながらトライ、14分にも連続攻撃からLOアサエリ・ラウシー(3年,日本航空石川)が逆転トライを決める。さらにテンポのよい攻撃で京産大は3トライを追加、38分にはSO西仲隼(3年,近大附属)が約40mのPGを成功、ロスタイムにトライを奪われるも41-20で勝利を収めた。

注目ポイント

前半をリードして折り返した立命館は、後半に逆転されてからどんどん選手を入れ替えるも流れを変えることはできなかった。一方、久しぶりの実戦となった京産大は、前半は1トライで終えるも後半に5トライ。練習量に自信を持つだけに、後半もサポートの動きに遅れはなくトライを重ねた。

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同志社(5) 10-24 近畿大(8)

前半3分に同志社がPGを決めて先制。対する近畿大は、15分にラインアウトモールを押し込んでHO金子隼(4年,中部大春日丘)が押さえた。今度は同志社、28分にBK展開から切り込んできたNo8木原音弥(4年,東福岡)にボールが渡ると、相手ゴール付近でディフェンスと絡みながらもトライを返した。近畿大は、7-10と3点のリードを許し前半を終える。

後半7分、近畿大はCTB福山竜斗(4年,天理)が40m以上のPGを決めて10-10の同点に追いつく。このあと膠着状態が続くが、近畿大は33分にSO半田裕己(2年,天理)のハイパントをキャッチしたWTB植田和磨(1年,報徳学園)がそのままトライ、さらにFB河井優(4年,日本航空石川)のトライで差を広げ、近畿大が24-10で開幕2連勝となった。

注目ポイント

同志社は、自慢のBK陣を走らせる機会を多くつくることができず、トライは前半の1つのみ。また、勝敗とは別に、試合終了間際のピンチを守りきって7点差をキープし、勝点1を加えたかった。

近畿大のほうは、15のペナルティを犯したが、同志社のペナルティは16。相手にプレッシャーを与えることができた。上位チームに勝ちたいという気持ちだけでなく、キックをうまく使うなど対策を練ってきたことがうかがえる戦いぶりだった。

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