概要
関西大学ラグビーAリーグ第7節は、11/28(日)に2試合、12/4(土)に2試合が行われる。Aリーグは、天理大学、同志社大学、京都産業大学、関西学院大学、立命館大学、摂南大学、関西大学、近畿大学の8チーム。
今季の順位決定方法は勝ち点制となる。勝ち4点、引き分け2点、負け0点、ボーナスポイントとして「7点差以内の負け」「勝敗関係なく4トライ以上」のチームに1点が与えられる。また、昨年行われなかった入替戦は、今季は実施予定。
ここまでの結果
11/21(日)終了時点での成績は次の通り。2チームの勝点が並んだ場合は、直接対決の結果、得失点差の準で順位決定。
京産大 6勝0敗 勝点27 得失点差+102
近畿大 5勝1敗 勝点24 得失点差+100
同志社 4勝2敗 勝点21 得失点差+186
天理大 4勝2敗 勝点20 得失点差+112
関西大 2勝4敗 勝点10 得失点差-145
立命館 2勝4敗 勝点 9 得失点差-74
摂南大 1勝5敗 勝点 6 得失点差-130
関学大 0勝6敗 勝点 3 得失点差-151
対戦表詳細は → 関西Aリーグ対戦表
トライランキング(11/21終了時)
8T アサエリ・ラウシ/京産大
8T 植田和磨/近畿大
6T 内村祐介/天理大
トライランキング詳細は → トライランキング
ゴールランキング(11/21終了時、PG含む)
30G 嘉納一千/同志社 85.7%
23G 筒口允之/天理大 76.7%
16G 3人
ゴールランキング詳細は → ゴールランキング
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11/28(日)
関西大 11:45 近畿大(ヤンマー長居/有観客)
2勝4敗で暫定5位の関西大は、2017以来のリーグ戦3勝を目指す。5勝1敗の暫定2位で初優勝の可能性を残す近畿大、勝って京産大の結果を待ちたい。昨年は近畿大が辞退し、対戦していない。
ここまでの関西大は、1,2戦と失点が多く完敗するが、3戦目の関学大にはロスタイムの逆転トライで劇的勝利を収めた。5,6戦目はロースコアの僅差の試合、摂南大に勝利するも立命館には敗れた。天理大から3トライ、京産大から4トライを奪い健闘したが、後半戦はロースコアの戦いとなっている。近畿大に対しては、FWの頑張りが欠かせない。
近畿大のほうは、開幕から天理大、同志社を1トライに抑えての勝利、後半はやや失トライが増えるもそれ以上の攻撃力を見せて勝利を重ねてきた。強力FWとコンビネーションのよいBKは簡単に止めることはできない。
メンバー表チェック
関西大は、前節欠場の主将PR龍田恭佑(4年,京都成章)はリザーブで復帰する。また、HO今井虎太郎(3年,尾道)が3戦ぶりにスタメン復帰、FB石田航希(3年,関大一)は初スタメン。
近畿大のほうは、基本的なメンバーは変わらないが、HO宮崎賢輝(3年,長崎南山)が初スタメン、ルーキーCTB/FB藤岡竜也(1年,浪速)は初めてのメンバー入りとなる。
過去の対戦
2018 関西大22-36近畿大
2019 対戦なし
2020 関西大 中止 近畿大(近畿大が棄権、関西大が不戦勝)
FW平均体重
関西大 95.9kg
近畿大 100.3kg
FWの高身長選手(cm)
関西大 LO篠田昂征183,LO栗本勘司181,No8池原自恩180
近畿大 LO山本秀190,LO甲斐登生183
摂南大 14:00 立命館(ヤンマー長居/有観客)
摂南大は1勝5敗で勝点6の暫定7位、立命館は2勝4敗で勝点10、いずれか負けたほうが入替戦へとまわる可能性が高くなる。昨年の対戦は、前半を19-19の同点で終え、後半開始から立命館が3連続トライなどで優勢に試合をすすめて55-33で勝利となった。
ここまでの摂南大は、初戦で関学大に勝利したあとは5連敗となった。5戦目の関西大戦では、終盤に2点差に詰め寄るも逃げ切られた。今季は試合序盤のディフェンスが機能しているものの、6戦で13トライと思うようにトライが取れていない。今節はテビタ・タイ(4年,トゥポウC)をWTBに配置、効果はあるか。
立命館のほうも、開幕戦で関学大を破るも波に乗れない。昨年の上位チームには、前半は互角の戦いを見せるも後半は突き放される展開が目立った。ポテンシャルを考えると、とくに攻撃面では物足りない。最終戦でうっぷんを晴らせるか。
メンバー表チェック
摂南大は、前節欠場のLO徳永リオ吉平(3年,上宮)がスタメンで復帰、前節リザーブのCTB河波風太(4年,和歌山工)もスタメンに戻る。
立命館のほうは、メンバー23人とも前節同様となる。CTB江川剛人(2年,桐蔭学園)は3戦連続でのスタメン。
過去の対戦
2018 対戦なし
2019 摂南大19-43立命館
2020 摂南大33-55立命館(順位決定戦)
FW平均体重
摂南大 96.0kg
立命館 97.1kg
FW高身長選手(cm)
摂南大 No8ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノ187,LO徳永リオ吉平183,西本泰樹180
立命館 LO宮城雄真186,LO阿部孔哉181,Mo8宮下大輝181
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12/4(土)
京産大 11:45 関学大(たけびし京都/有観客)
6戦全勝で勝点27の京産大は、近畿大が11/28に勝点29に積み上げたため、引き分け以上で優勝が決まる。関学大は6戦全敗で勝点3、入替戦出場は確定しているが勝てば最下位を免れる。昨年の対戦は、京産大が前半に逆転すると後半は終始リードする展開、京産大が28-21で僅差の試合をものにした。
ここまでの京産大は、上位チームが敗れた近畿大を僅差で破ると、5週連戦となった同志社戦では終了間際のトライで逆転で勝利。続く天理大戦でも、後半にPGを4本決めて逆転勝ちを収めた。強力FWは健在だがトライにこだわりすぎず、ここまで6戦で10PGを決めてきた。
関学大のほうは、開幕戦で立命館に敗れると、2戦目の摂南大戦では8点リードからの逆転負け、3戦目の関西大戦でもロスタイムに逆転トライを許しての敗戦となった。徐々にチーム力は上がっているが、勝負どころでの守りきれなかった結果が現在の成績につながっている。
勝負はもちろん大切だが、大学選手権を戦う京産大、入替戦を戦う関学大とも次の戦いにつながる試合をしたい。
メンバー表チェック
京産大は、SO西仲隼(3年,近大附属)が入り、ここまで5戦でSOを務めた家村健太(3年,流経大柏)はメンバー外。リザーブには、HO桝屋直杜(4年,常翔啓光)、SO/CTB辻野隼大(1年,京都成章)、CTB北田駆(3年,常翔学園)の3人は今季初のメンバー入りとなる。
関学大のほうは、前節リザーブのPR坂野龍太郎(4年,関西学院)、HO山田哲平(3年,東海大仰星)、FL兪瑛士(2年,関西学院)がスタメン出場。また、FB泉谷尚輝(2年,東海大仰星)は今季初のメンバー入りでスタメンに名を連ねた。
過去の対戦
2018 京産大52- 0関学大
2019 京産大17-28関学大
2020 京産大28-21関学大(順位決定戦)
FW平均体重
FW高身長選手(cm)
京産大 LOアサエリ・ラウシ188,LOフナキ・ソロモネ186,PR平野叶翔180
関学大 LO入江元気182,藤井崇弘182
同志社 14:00 天理大(たけびし京都/有観客)
ともに4勝2敗で迎えた最終戦、勝ったほうが3位、負けたほうが4位となる。昨年は優勝決定戦で対戦、前半は26-0と天理大が大きくリード、後半は同志社が3トライを返すが天理大が54-21で勝利した。
ここまでの同志社は、2戦目に近畿大に敗戦、相手FWのプレッシャーから自慢のBKを走らせることができなかった。5戦目の京産大戦では終盤に逆転トライを許し2敗目を喫したが、前節は関学大に68-0を完勝している。
天理大のほうは、開幕戦で近畿大に敗戦、以降は徐々にメンバーが戻るが課題の多い試合が続いた。そして6戦目の京産大戦は、前半を10-7とリードして折り返すも、後半はミスなどからトライを取り切れず4PGを許して敗れた。
ここまで同じ近畿大と京産大に敗れた両チーム、同志社は接点での攻防で勝つこと、天理大はミスを少なく引き締まった試合ができるかがポイントとなるか。
メンバー表チェック
同志社は、前節欠場のSH田村魁世(4年,桐蔭学園)がスタメンで復帰、リザーブのLO小菅由一郎(4年,京都成章)は3戦ぶりのメンバー入りとなった。
天理大のほうは、LOに亀沖泰輝(4年,市立尼崎)が入り、LOアシペリ・モアラ(4年,日本航空石川)はリザーブに控える。また、SO福本優斗(2年,上宮太子)、WTBナイバルワガ・トマシ(1年,秋田工)は今季初めてのメンバー入りでスタメン出場となる。
過去の対戦
2018 同志社 0-59天理大
2019 同志社 6-55天理大
2020 同志社21-54天理大(順位決定戦)
FW平均体重
同志社 96.5kg
天理大 101.4kg
FWの高身長選手(cm)
同志社 No8木原音弥184,LO南光希182,PR李優河180,LO依藤隆史180,FL梁本旺義180
天理大 LOナイバルワガ・セタ188,FL鄭兆毅185,LO亀沖泰輝184,PR金山忠次180
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