第51回 全国大学ラグビーフットボール選手権大会(2014-2015)
概要
2014年11月16日に1回戦が始まり、2015年1月10日まで全24試合が行われた。
決勝は「帝京大vs筑波大」
決勝は、RWC2019で活躍した流大主将と坂手淳史、松田力也がスタメンの帝京大学に対し、関東大学対抗戦5位で出場し勝ち上がってきた筑波大学が挑む。
決勝までの道のり
帝京大は、天理大、朝日大、法政大と大勝し、プール戦3試合で224点を奪った。準決勝の慶応大戦では、前半31分にトライとゴールを決められて19-10となるも、以降は得点を許さず終わってみれば53-10と危なげなく勝利。7年連続7回目の決勝進出を決めた。
筑波大のプール戦は、関東大学対抗戦では21-41と敗れた明治大に43-7、関西大学リーグ1位の関学大にも60-12と圧勝するなど全勝。準決勝では、東海大に前半を0-13とリードされると、後半に入ってもPG1本ずつで3-16と13点差のまま。そこから試合終了間際の後半34分,36分と2T2Gを奪って大逆転、17-16で勝利。2年ぶり2回目の決勝へすすんだ。
決勝戦
試合は、前半7,21,25分と3T3Gを先に決めた帝京大が21-0として主導権を握る。後半に入って、RWC2019で活躍した福岡堅樹のトライなどで14点差に詰め寄るも、これが筑波大唯一のトライとなった。帝京大が50-7で勝利、6年連続6回目の大学選手権優勝を遂げた。50得点と43点差は決勝戦最多記録。
注目校:流通経済大学
関東大学リーグ戦を2年連続で制した流経大は、プール戦で京産大に55-7、中央大に19-5と勝利、最終戦に引き分け以上で準決勝進出となっていた。
迎えた慶応大戦では序盤に3トライを奪われ0-17とリードされるも、以降は粘りを見せて後半26分のトライで24-24の同点。しかし、後半36分に痛恨の自陣でのオーバーザトップ、慶応大にPGを決められて24-27、慶応大が準決勝へ。敗れはしたが実力を示した流経大、最高位のベスト8を上回るのはいつか。
このシーズンに活躍した4年生
帝京大/流大、東海大/北出卓也、関学大/徳永祥尭、早稲田/布巻峻祐など
出場校
関東大学対抗戦、関東大学リーグ戦、関西大学リーグは各5枠。ファーストステージは、東北北海道代表、東海北陸中国四国代表、九州リーグで争われる。(cは主将)
関東大学対抗戦
1位帝京大学/16年連続22回目(c流大)
2位早稲田大学/31年連続48回目(c大峯功三)
3位明治大学/6年連続43回目(c勝木来幸)
4位慶應義塾大学/17年連続32回目(c木原健裕)
5位筑波大学/8年連続19回目(c松下真七郎)
関東大学リーグ戦
1位流通経済大学/7年連続15回目(c木村海斗)
2位東海大学/10年連続12回目(c林大成)
3位法政大学/2年ぶり30回目(c西内勇人)
4位大東文化大学/2年連続22回目(c篠原祥太)
5位中央大学/2年連続15回目(c山下諒之)
関西大学リーグ
1位関西学院大学/9年連続10回目(c鈴木将大)
2位京都産業大学/2年連続28回目(c梁正秋)
3位同志社大学/2年連続48回目(c田淵慎理)
4位天理大学/2年ぶり23回目(c齊藤遼太郎)
5位立命館大学/4年連続16回目(c西村颯平)
東北・北海道代表
東北学院大学/3年連続3回目
東海・北陸・中国・四国代表
朝日大学/3年連続3回目(c坂本椋矢)
九州リーグ
1位福岡工業大学/4年連続23回目(c中島進護)
試合結果
ファーストステージ
東北・北海道代表、東海・北陸・中国・四国代表、九州リーグ1位によって争われ、1位がセカンドステージへ。
勝点は、勝利=5点、引分=2点、敗戦=0点。
11/16(日)
宮城・めぐみ野サッカー場
東北学院大学14-66福岡工業大学(前半7-26)詳細
11/23(日)
愛知・パロマ瑞穂ラグビー場
朝日大学89-5東北学院大学(前半49-0)詳細
11/30(日)
福岡・グローバルアリーナ
福岡工業大学7-31朝日大学(前半7-12)詳細
【永久保存版】MEMORIES OF SUNWOLVES サンウルブズを忘れない。 (B.B.MOOK1496)
セカンドステージ
関東大学対抗戦、関東大学リーグ戦、関西大学リーグに在籍しているチームは、リーグでの順位に応じたアドバンテージポイントが加算される。1位=3点、2位=2点、3位=1点。
その他の勝点は、勝利=5点、引分=2点、敗戦=0点、7点差以内の負け=1点、4トライ以上=1点。
プールA
12/14(日)
福岡・レベルファイブスタジアム
法政大学54-19朝日大学(前半12-19)詳細
帝京大学43-3天理大学(前半17-3)詳細
12/21(日)
埼玉・熊谷ラグビー場
帝京大学83-12朝日大学(前半24-7)詳細
奈良・天理親里ラグビー場
法政大学28-64天理大学(前半14-17)詳細
12/27(土)
愛知・パロマ瑞穂ラグビー場
天理大学43-20朝日大学(前半12-20)詳細
東京・秩父宮ラグビー場
帝京大学98-15法政大学(前半40-10)詳細
プールB
12/14(日)
東京・秩父宮ラグビー場
慶應義塾大学34-14中央大学(前半14-14)詳細
大阪・花園ラグビー場
流通経済大学55-7京都産業大学(前半17-0)詳細
12/21(日)
埼玉・熊谷ラグビー場
京都産業大学21-52慶應義塾大学(前半14-28)詳細
東京・秩父宮ラグビー場
流通経済大学19-5中央大学(前半7-5)詳細
12/27(土)
大阪・キンチョウスタジアム
京都産業大学31-8中央大学(前半12-5)詳細
東京・江戸川区陸上競技場
流通経済大学24-27慶應義塾大学(前半7-17)詳細
プールC
12/14(日)
東京・秩父宮ラグビー場
筑波大学44-22大東文化大学(前半17-10)詳細
京都・西京極総合運動公園
関西学院大学10-21明治大学(前半3-7)詳細
12/21(日)
東京・秩父宮ラグビー場
明治大学41-29大東文化大学(前半17-10)詳細
大阪・花園ラグビー場
関西学院大学12-60筑波大学(前半0-41)詳細
12/27(土)
東京・江戸川区陸上競技場
明治大学7-43筑波大学(前半7-21)詳細
大阪・キンチョウスタジアム
関西学院大学19-24大東文化大学(前半7-12)詳細
プールD
12/14(日)
京都・西京極総合運動公園
東海大学40-3同志社大学(前半7-3)詳細
大阪・花園ラグビー場
早稲田大学39-15立命館大学(前半15-9)詳細
12/21(日)
奈良・天理親里ラグビー場
東海大学52-18立命館大学(前半24-10)詳細
大阪・花園ラグビー場
早稲田大学18-17同志社大学(前半10-7)詳細
12/27(土)
東京・秩父宮ラグビー場
早稲田大学10-14東海大学(前半5-7)詳細
愛知・パロマ瑞穂ラグビー場
同志社大学43-42立命館大学(前半19-20)詳細
ファイナルステージ
プール戦1位となった4校によるトーナメント。1位チーム4校の勝点や得失点などから順位付けをして、準決勝では1位vs4位、2位vs3位となるよう対戦が組まれる。
準決勝
1/2(土)
東京・秩父宮ラグビー場
帝京大学53-10慶應義塾大学(前半26-10)詳細
筑波大学17-16東海大学(前半0-13)詳細
決勝
1/10(日)
東京・味の素スタジアム