概要
関西大学ラグビーAリーグの第2節は、11/15(日)にodd(昨年順位奇数グループ)が神戸ユニバー記念競技場で2試合、even(昨年順位偶数グループ)が宝ヶ池公園球技場で2試合が予定されている。なお、全試合とも観客を入れての試合となる。
8チームを2グループに分けた各4チームの総当たり戦、第1節を終えての勝敗は次の通り。両グループ1位の2校とグループ戦2位同士の順位決定戦勝者の3チームが大学選手権出場となる。
関西大学ラグビーAリーグ 対戦表
スタメン一覧表
11/15(日)
関学大(1勝) 12:00 摂南大(1敗) … 神戸ユニバー
交流戦は1試合のみと他チームより実戦の機会が少なかった関学大だが、近畿大との第1節は僅差ながら終始リードを許さず28-14で勝利。ディフェンスが機能し、引き締まった試合を見せた。摂南大は初戦で王者天理大に0-64と完敗。前半途中に25分間ほど無失点の時間帯もあり、ディフェンスにおいて一定の成果はあった。攻撃面では、CTBのヴィリアミ・ツイドラキとテビタ・タイの突破力を生かして得点につなげたい。
交流戦1試合を含めて3戦目となる関学大は、ほぼ不動のメンバー。FWでは、主将HO竹内海斗ら4年生3人の第一列の頑張りやFLの魚谷勇波、冨岡青のディフェンスに期待がかかる。BKは、SH橋詰学やFB奥谷友規らが引っ張る。
摂南大も交流戦から基本的なメンバーは変わらないが、昨年からスタメンで活躍しているCTB東将吾が今季初スタメン、リザーブにはヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノが入った。関学大の低く速いタックルに対し、受けにまわらず攻撃できるかが勝負となる。
過去の対戦
2017 関学大50-12摂南大
2018 対戦なし
2019 関学大63-19摂南大
FW平均体重
FW高身長選手
関学大 PR小寺晴大183cm
摂南大 LO高城勝一193cm LOヴエティ・トゥポウ191cm
天理大(1勝) 14:00 近畿大(1敗) … 神戸ユニバー
4連覇中の天理大は交流戦で3連勝、初戦の摂南大戦も64-0と危なけなく勝利。ややミスが多いことは懸念されるが、1年からのレギュラーであるSH藤原忍、SO松永拓朗、CTBシオサイア・フィフィタが元気なだけに優勝に最も近い存在と言える。近畿大は交流戦を1試合のみしか消化できずに他チームより出遅れたが、FWを中心に組み立てるスタイルは健在だ。初戦は敗れたものの、PR紙森陽太を中心とするスクラムで圧力を与えることができるか。
天理大は、主将FL松岡大和が戻りLO中鹿駿がメンバー外、CTBシオサイア・フィフィタがメンバー外となりCTBマナセ・ハビリが入った。シオサイア・フィフィタは、程度の度合いはわからないが怪我との情報がある。
近畿大は主力のLO坂上知志、No8末廣大智、SO河井優らをメンバー外とし、LO沈尚勇、FL中村健志らが初めてのメンバー入りとなった。また、SOには今季初めて福山竜斗が入る。地力のあるFWを中心にした攻撃のほか、快足WTB宮宗翔が走る場面をつくりたい。
過去の対戦
2017 天理大42-27近畿大
2018 天理大50- 0近畿大
2019 天理大68-13近畿大
FW平均体重
FW高身長選手
天理大 LOナイバルワガ・セタ188cm LOアシペリ・モアラ185cm
近畿大 LO積博志185cm LO沈尚勇180cm No8酒井秀章180cm
京産大(1勝) 12:00 関西大(1敗) … 宝ヶ池
交流戦で2連勝した京産大は、リーグ戦初戦は立命館にロスタイムにトライを決めて逆転勝利となった。5本のトライのうちFWで押し込んでのトライが3本と、伝統のFWへのこだわりからトライへ結びつけた。関西大は交流戦は3連敗、初戦は同志社にあと一歩と迫りながら敗れたが、一定の成果をつかんだ。メンバーのうち5人は1年生からAリーグの舞台を経験しており、昇格チームでありながら気後れもなく完成度が高まっているチームだ。
京産大は、LOアサエリ・ラウシをリザーブにおき、FL田中利輝をLOに、三木皓生をFLで初スタメンとした。FWに安定感がある一方で、BKでは昨年7トライのトライゲッターWTB堀田礼恩にまだトライがない。快足ランナーのキレのある走りが見られるか。
関西大もややメンバーを入れ替えた。スタメンSOの山田駆は今季初めてのメンバー入り、慶応大FB山田響の兄でもある。LO南陽高、No8高井杏輔、WTB勝又佑介、FB松本大吾ら1年生から経験豊富な4年生が中心となり、交流戦から2戦連続2点差負けの壁を超えたい。
過去の対戦
2017 京産大40-21関西大
2018 京産大38-15関西大
2019 対戦なし
FW平均体重
FW高身長選手
京産大 No8ヴェア・タモエフォラウ186cm LO樋口誠也185cm
関西大 No8高井杏輔182cm LO南陽高181cm LO福島蒼181cm
同志社(1勝) 14:00 立命館(1敗) … 宝ヶ池
交流戦3連勝の同志社は、初戦の関西大戦では試合の入りに硬さが見られ前半に10点のビハインドからの逆転勝利。ひたむきなタックルからペースをつかめるか。また、前節いい走りを見せた1年生岡野恭吾(常翔学園)に注目したい。立命館のリーグ初戦は京産大に逆転負け。前半をリードして終えると後半5分のトライで10点差をつけたが、以降の得点はPGのみ。リードしても最後まで攻める姿勢で勝負したい。
同志社は期待のメンバーを入れてきた。実績のあるNo8木原音弥とWTB山口楓斗、Jrリーグでいい動きを見せた1年生WTB内田遥太朗(大分舞鶴)が今季初のメンバー入りでスタメンに、サイズのある1年生岡野恭吾はCTBにまわった。また、キッカーを務めていたFB笠原浩史がメンバー外となり、代わるキッカーはFB桑山太一か。
対する立命館は、主将No8庄司拓馬を中心とした不動のFW陣に対し、今季初めてハーフ団を入れ替えてSH松本涼志、SO宮嵜隼人を入れた。前節スタメンのSH北村瞬太郎、SO江良楓はいずれもトライを決めるなどの活躍だったが、6年連続で敗れている同志社対策ということだろう。
過去の対戦
2017 同志社64-33立命館
2018 同志社24-10立命館
2019 同志社32-17立命館
FW平均体重
FW高身長選手
同志社 LO小菅由一郎185cm No8木原音弥184cm LO南光希182cm
立命館 LO畠澤諭193cm LO田中雄太郎187cm FL宮下大輝181cm No8庄司拓馬181cm
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