2021 関西Aリーグ 第4節 <直前チェック> … 摂南大vs同志社 天理大vs立命館など
概要
関西大学ラグビーAリーグ第4節は、10/30(土)に2試合、10/31(日)に2試合が行われる。Aリーグは、天理大学、同志社大学、京都産業大学、関西学院大学、立命館大学、摂南大学、関西大学、近畿大学の8チーム。
今季の順位決定方法は勝ち点制となる。勝ち4点、引き分け2点、負け0点、ボーナスポイントとして「7点差以内の負け」「勝敗関係なく4トライ以上」のチームに1点が与えられる。また、昨年行われなかった入替戦は、今季は実施予定。
第2節までの成績
10/24(日)終了時点での成績は次の通り。2チームの勝点が並んだ場合は、直接対決の結果、得失点差の準で順位決定。
京産大 3勝0敗 勝点14 得失点差+55
同志社 2勝1敗 勝点10 得失点差+81
天理大 2勝1敗 勝点10 得失点差+72
近畿大 2勝1敗 勝点 9 得失点差+26
立命館 1勝2敗 勝点 5 得失点差-30
摂南大 1勝2敗 勝点 5 得失点差-59
関西大 1勝2敗 勝点 4 得失点差-110
関学大 0勝3敗 勝点 2 得失点差-35
対戦表詳細は → 関西Aリーグ対戦表
トライランキング(10/24終了時)
5T 内村祐介/天理大
4T 和田悠一郎/同志社
3T 6人
トライランキング詳細は → トライランキング
ゴールランキング(10/24終了時)
16G 嘉納一千/同志社 94.1%
11G 筒口允之/天理大 68.8%
10G 森駿太/立命館 90.9%
10G 奥谷友規/関学大 76.9%
ゴールランキング詳細は → ゴールランキング
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10/30(土)
近畿大 11:45 関学大(鶴見緑地/有観客)
ここまで2勝1敗の近畿大と3戦全敗の関学大の一戦。昨年の対戦では、関学大が3つのトライと3つのPGで効果的に加点、一時は6点差となるも近畿大を2トライに抑えた関学大が28-14で勝利となった。
今季の近畿大は、天理大、同志社に勝利、京産大には僅差で敗れたがトライ数で上回った。PR紙森陽太(4年,大阪桐蔭)を中心としたFWは強力、BKも的を絞らせない。昨年の上位チームとの戦いが続く中、高いモチベーションを維持できるかもポイントか。
開幕から3戦未勝利と苦しい関学大は、開幕戦で立命館に敗れると、摂南大に8点差を終盤に逆転されての敗戦、関西大にはロスタイムで逆転トライを許して敗れた。逆転負けが続いての3連敗、体力や技術はもちろんだが強い気持ちで戦うことが必要になる。
メンバー表チェック
近畿大は、前節欠場のLO松永正喜(2年,尾道)がスタメン復帰、CTB森本翔紀(3年,報徳学園)は開幕戦で先発して以来のリザーブでの復帰となる。PR楠本唯陽(3年,熊野)はリザーブとして今季初めてのメンバー入りとなる。
関学大のほうは、前節からスタメン8人が入れ替わる。CTB石山夏祈(4年,東海大仰星)、WTB後藤多輝(4年,報徳学園)の2人は今季初スタメン、CTB佐藤然(2年,中部大春日丘)はリザーブとして今季初のメンバー入り。なお、2戦目同様に坂原春光(3年,東海大仰星)はSHでスタート。
過去の対戦
2018 近畿大19-55関学大
2019 近畿大27-17関学大
2020 近畿大14-28関学大
FW平均体重
FW高身長選手(cm)
近畿大 LO松永正喜187,LO甲斐登生183,FL松田翼183
関学大 LO入江元気182,LO野矢健太郎178,FL稲垣直希178
摂南大 14:00 同志社(鶴見緑地/有観客)
1勝2敗の摂南大と2勝1敗の同志社との対戦。昨年は交流戦のみ対戦があり、同志社が終始先手を取る展開で37-19で同志社の勝利となった。
今季の摂南大は、初戦で関学大に逆転勝ち、後半20分に8点差にされたあとに3トライを奪ってひっくり返した。しかし、2戦目の天理大には0-40で完封負け、3戦目の京産大戦では2トライを奪ったものの完敗となった。同志社戦は3週連続の試合。
同志社は、開幕戦で関西大に完勝したものの、近畿大にはプレッシャーを跳ね除けられず2戦目にして黒星となった。3戦目は立命館のディフェンスに手を焼き前半を7-7で終えるも、後半突き放して42-14で勝利。BKにいいボールを供給できれば、自慢のBKが躍動する。
メンバー表チェック
3週連続の試合となる摂南大は、前節スタメンの主将FL隈元添太(4年,京都成章)、CTBテビタ・タイ(4年,トゥポウC)、WTB熊倉拓海(4年,神戸科学技術)を外し、初スタメンとなるFL坂口竜太郎(3年,大産大附)、SO大津直人(1年,常翔啓光学園)、WTB中来田連(4年,日本航空石川)が入る。
同志社は、FL馬渡仁之祐(3年,東海大仰星)がスタメンに入ったほかは前節と変更なし。主力では、FL梁本旺義(3年,常翔学園)、CTB岡野喬吾(2年,常翔学園)、SO/CTB笠原浩史(3年,同志社)らがメンバー外となっている。
過去の対戦
2018 対戦なし
2019 摂南大40-52同志社
2020 摂南大19-37同志社(交流試合)
FW平均体重
摂南大 97.6kg
同志社 97.6kg
FWの高身長選手(cm)
摂南大 No8ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノ187,LO徳永リオ吉平183,LO森山迅都182
同志社 LO小菅由一郎185,No8木原音弥184,LO南光希182
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10/31(日)
関西大 11:45 京産大(天理親里/有観客)
1勝2敗の関西大と3戦全勝の京産大との対戦。昨年の対戦は、前半終了間際に関西大がトライとゴールを決めて10-10の同点に、後半は3トライを奪った京産大が34-10で勝利。
ここまでの関西大は、開幕2連敗を喫したが天理大からは3トライを奪う。3戦目の関学大戦では、後半は追いつ追われつの展開からロスタイムに逆転トライで今季初勝利を決めた。昨年の上位チームに対して3戦で7トライ、攻撃面では結果を出している。
京産大は、初戦は立命館に勝利。2戦目は天理と同志社に勝った近畿大との対戦、いつも通りFWを軸にした戦いと積極的にPGを狙うことで終始リードし、16-12と僅差での勝利となった。4週連続の試合にあって、パフォーマンスが落ちなければ優位は動かない。
メンバー表チェック
関西大は、LO篠田昂征(1年,徳島城東)、CTB藤原悠(4年,大阪桐蔭)がスタメン復帰。前節メンバー外だった主将PR龍田恭佑(4年,京都成章)のほか、春に主力で出場したSH末井健将(2年,報徳学園)、WTB大坪勇太(3年,國學院久我山)がリザーブでメンバーに入った。
京産大のほうは、SO西仲隼(3年,近大附属)、WTB松岡大河(2年,東福岡)がスタメンに入り、SO家村健太(3年,流経大柏)とWTB高井良成(2年,関大北陽)がリザーブにまわる。4週連続の試合となるが、4戦連続で同じ23人がメンバーに入る。
過去の対戦
2018 関西大15-38京産大
2019 対戦なし
2020 関西大10-34京産大
FW平均体重
関西大 95.9kg
京産大 103.6kg
FWの高身長選手(cm)
関西大 LO篠田昂征183,LO栗本勘司181,No8池原自恩180
京産大 LOアサエリ・ラウシー188,LOフナキ・ソロモネ186,PR平野叶翔180
天理大 14:00 立命館(天理親里/有観客)
2勝1敗の天理大と1勝2敗の立命館の一戦となる。昨年の対戦は交流試合としてのもの、前半は天理大の3トライで21-0とリード、立命館は後半に2トライを返すも天理大が35-12で勝利となった。
今季の天理大は、開幕戦で近畿大に敗れて黒星スタートとなるが、関西大に69-21、摂南大に40-0と勝利。FWのVメンバーが揃うなどメンバーは戻りつつある状況、まだまだチームはフィットしておらず、さらに高みを目指す。
立命館のほうは、開幕戦は関学大に快勝。以降の2戦は敗れたものの、前半は京産大に10-7、同志社に7-7と善戦、一定の成果は見せている。WTB間瀬陽紀(3年,深谷)とWTB藤井健太郎(4年,伏見工)の2人の快足ランナーを生かしたい。
メンバー表チェック
天理大のFWは2戦続けてスタメンは同じメンバー。前節リザーブのSH北條拓郎(2年,天理)とCTB間森涼太(3年,神戸科学技術)がスタメンに。また、リザーブにはLOナイバルワガ・セタ(3年,秋田工)、LOパトリク・ヴァカタ(2年,日本航空石川)、WTBマナセ・ハビリ(2年,高知中央)と3人の留学生。
立命館は、FL江木畠悠加(1年,大分舞鶴)が戻ったほかは前節とスタメンは同じ。同志社戦でトライを決めたFL中村壮(4年,東海大仰星)、天理大戦でトライを決めたSO/CTB宮嵜隼人(3年,報徳学園)はリザーブに入った。
過去の対戦
2018 天理大48-19立命館
2019 天理大73- 7立命館
2020 天理大35-12立命館(交流試合)
FW平均体重
天理大 103.4kg
立命館 97.6kg
FW高身長選手(cm)
天理大 LOアシペリ・モアラ185,FL鄭兆毅185,LO亀沖泰輝184
立命館 LO宮城雄真186,FL小島良介182,阿部孔哉181,No8宮下大輝181
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