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関東リーグ戦 2021 第1節 / 結果とポイント … 東海 日大 大東 法政 が勝利

概要

2021年度の関東大学リーグ戦は、9/26(日)に開幕。第1節は、8チーム4試合で開幕戦が行われた。

順位決定方式は勝点制。勝ち4点、引分2点、負け0点のほか、「3トライ以上の差をつけての勝利」「7点差以内の負け」に各1点が加えられる。

ここまでの結果

第1節を終えての成績は次の通り。

東海大 5 1勝0敗 得失点差+52
日本大 5 1勝0敗 得失点差+28
大東大 5 1勝0敗 得失点差+22
法政大 5 1勝0敗 得失点差+15
専修大 0 0勝1敗 得失点差-15
流経大 0 0勝1敗 得失点差-22
中央大 0 0勝1敗 得失点差-28
関東学 0 0勝1敗 得失点差-52

関東大学対抗戦対戦表

関東大学対抗戦トライランキング

関東大学対抗戦ゴールランキング

ラグビーマガジン 2021年 10 月号 [雑誌] <別冊付録:主要大学写真名鑑> 

 

9/26(日)

大学名の後ろの( )内の数字は、ボーナスポイントを加えた勝点。

日本大(5) 50-22 中央大(0)

日本大は、前半6分にモールからHO井上風雅(2年,東福岡)が押さえて先制。中央大は18分、10mライン付近からのPGを成功させる。しかし、日本大は19分23分にもモールからHO井上風雅がトライ、28分にはFB普久原琉(3年,コザ)のキックパスをWTBナサニエル・トゥポウ(3年,マリストB)からFL飯田光紀(4年,日川)へとつないでトライを決めるなど、前半を31-3とリードして終える。

後半は、2分に日本大WTBナサニエル・トゥポウが左サイドを走り抜けてトライ。対する中央大は、5分にFB杉本崇馬(3年,佐野日大)がディフェンスラインを破りWTB竹ノ内建太(4年,國學院栃木)が、20分にはFB杉本崇馬のキックパスを受けたWTB篠崎虎太郎(1年,昌平)がトライを返した。40分にもCTB水野陸(2年,東京)が相手パスをインターセプトしトライを決めるが、日本大が50-22で開幕戦勝利を飾った。

注目ポイント

日本大は昨年の開幕戦でリードされる展開だった中央大に対し、序盤からモールを使いながら3本のトライを取りきった。できれば上位チームと対戦する後半戦までに、流れの中でどこからでもトライを奪える形を見せておきたい。

中央大のほうは、FB杉本崇馬が突破にキックパスにとトライを演出するも、前半の差を埋めるには至らなかった。前後半ともゲームの入りの部分でトライを奪われているため、序盤で流れを渡さないようにしたい。

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流経大(0)   7-29 大東大(5)

前半6分、大東大は相手陣10mライン付近でSO落和史(3年,石見智翠館)からのロングパスを受けたWTB松田武蔵(3年,ロトルアB)がゴール前まで持ち込むとSH稲葉聖馬(2年,御所実)がサイドをつき先制トライ。さらに18分にCTB戸野部謙(3年,岐阜工)がPGを決める。

流経大は22分、SO荒木龍介(4年,湘南工大附)のキックパスをFL當眞真(3年,流経大柏)がキャッチしトライかと思われたが、その前にサイドラインを割っておりトライならず。前半終了間際、大東大がテンポのよい連続攻撃から最後はLO塩見成梧(3年,御所実)がトライを決め、17-0とリードして前半終了。

後半5分、大東大CTB戸野部謙がハーフウェイライン付近でパスを受け、左サイドライン際を走ってトライ。13分には中央から左に展開、WTB松田武蔵がインゴールに飛び込んだ。流経大が37分にFB河野竣太(4年,常翔学園)の独走トライで意地を見せるも、大東大が29-7で勝利となった。

注目ポイント

流経大は、主将HO西山大樹(4年,流経大柏)やNo8シオネ・リクアタ(3年,トゥポウC)、SH野村悠(4年,流経大柏)、WTB中西海斗(4年,報徳学園)、WTBイノケ・ブルア(4年,スバGS)ら主力を欠いたのが響いたか。まだ初戦、メンバーの底上げをしつつ、主力復帰を待つ。

大東大のほうは、出足のよいディフェンスとテンポのよい攻撃が勝利につながった。また、SO落和史のロングパスはよく伸びており、相手ディフェンスをずらす武器になりそうだ。昨年6位に沈んだことを払拭させるよいスタートを切った。

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東海大(5) 57-  5 関東学院(0)

先制は東海大、前半3分に相手陣に攻め込むと、やや引いた位置にいたSO武藤ゆらぎ(2年,東海大仰星)がディフェンスを突破、外側で待つFLオフィナ・アフ(2年,トンガC)に長いパスが通りトライ。8分には、自陣からWTB谷口宣顕(2年,東海大仰星)が大きくゲイン、CTB丸山凛太朗(4年,東福岡)につないでインゴールに押さえた。さらに着実にトライを重ねた東海大が31-0として前半を終える。

後半も東海大の流れが続き、後半8分にラインアウトモールからFLオフィナ・アフが押さえると、17分にはスクラムトライ。対する関東学院は、39分に相手ゴール前でのラックからSH服部莞太(1年,佐賀工)が押さえてトライを返す。しかし、さらにトライを加えた東海大が57-5で開幕戦勝利となった。

注目ポイント

パワーとスピードを兼ね備える東海大、それぞれが確実に仕事をこなして勝利。そんな中で、SO武藤ゆらぎ、CTB丸山凛太朗、WTB谷口宣顕あたりが絡むと何かが起きると思わせるものがあり、相手は的を絞りづらそうだ。

関東学院は、序盤からやや受けにまわってしまったか。出足のよいディフェンスでプレッシャーをかけてペナルティをとりたい。リザーブから入ったSH服部莞太は、ゴール前のラックにするっと近づいてきて球出しするかと思いきやそのままトライ、周りの反応からも予想外の動きだったよう。

ラグビーマガジン 2021年 11 月号 [雑誌] 

 

法政大(5) 43-28 専修大(0)

先制は法政大、前半4分にFB石岡玲英(2年,御所実)が左サイドライン際を駆け抜けてトライ。専修大は23分、相手ゴール前で展開するとWTB赤沼圭(2年,東海大相模)がディフェンスを振り切りながらトライを返す。さらに専修大は、29分43分とFB古里樹希(3年,東福岡)がPG成功、法政大が7-13と6点のビハインドで前半終了。

後半は、専修大がPGを加えた直後の18分、FB古里樹希が自陣からカウンターで大きくゲインするとグラバーキック、キャッチしたWTB飯塚稜介(2年,桐蔭学園)がトライを奪う。

しかし、風上の法政大はここから反撃、21分にFL山下武準(2年,法政二)の突破からSH山脇一真(2年,天理)が、25分にはラックサイドにPR稲田壮一郎(4年,中部大春日丘)が飛び込んだ。30分にもモールで長い距離を押してHO井口龍太郎(3年,静岡聖光学院)がトライし逆転。

33分に専修大が1本トライを決めて再びリードを奪うも、法政大は39分にLO竹部力(2年,大分舞鶴)、46分にもWTB中島黎遂(4年,三好)がトライを奪って、43-28と逆転勝利となった。

注目ポイント

法政大は前半開始早々にトライを決めてから後半21分まで得点がなかったが焦らなかった。最後の20分で5トライを奪う集中力を見せて逆転勝ちにつなげた。ただ、前半だけで12のペナルティも苦戦の要因、上位チームとの対戦だと大量失点につながってもおかしくはない。

専修大は、PGを3つ決めるなど点を取れるときにきっちり取っていくプランで、最大16点をリードしたが勝利ならず。昨年は好ゲームと大敗を繰り返す不安定な戦いぶりだったが、今季はディフェンスを軸に安定した好ゲームを続けたい。

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関連リンク

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