概要
2021年度に行われる「第58回 全国大学ラグビーフットボール選手権」の決勝は、2022年1月9日(日)に国立競技場で行われる。
<国立競技場>
帝京大学(対抗戦1位) 13:15 明治大学(対抗戦3位)
トーナメント表や大会全体の情報は、以下記事に記載。
ラグビーマガジン 2022年 02 月号 [特別付録:リーグワン名鑑&花園ガイド] [雑誌]
1/9(日) 決勝 国立競技場
帝京大(対抗戦1位) 13:15 明治大(対抗戦3位)
帝京大は全勝で対抗戦1位、明治大は対抗戦3位となった。明治大は、敗れた帝京大と早稲田には1トライずつしか取れなかった。ただ、対抗戦でのディフェンス面でのデータについては、帝京大が68失点で失トライ9、明治大が82失点で失トライ11と大きな差はない。
直近の過去の対戦は、帝京大の連覇最終年の決勝、前半は明治大リードで終えると、後半20分のトライとゴールでひっくり返して21-20で帝京大の勝利となった。強いときの帝京大は後半に力を発揮する。
帝京大のここまでの勝ち上がりは、準々決勝では同志社を序盤からトライを重ねて76-24で勝利、準決勝の京産大戦では終盤に逆転し37-30での勝利となった。スクラムなどセットプレイの強さを見せつつ、後半も冷静に戦い安定して力を発揮した。また、主将PR細木康太郎(4年,桐蔭学園)の復帰もあり、上昇ムードとなっている。ただ、対抗戦では早稲田戦の22失点が最多だったが、大学選手権では同志社に24失点、京産大に30失点となった。
明治大のほうは、4回戦で昨年敗れた天理大に、準々決勝では対抗戦で敗れた早稲田に勝利。準決勝では東海大に対し、前半は堅い守りでトライを許さず、一時は逆転されるも後半の半ば以降に地力を発揮し39-24で勝った。また、ここにきてキックを交えることで試合を優位にすすめており、対抗戦の頃とは違った戦いを見せている。しかし、準決勝で2トライのWTB石田吉平(3年,常翔学園)が足を痛めて退き、大事に至らなくとも万全かどうかが気になるところだ。
帝京大は明治大のキックを交えた攻撃にどう対処するか、明治大は帝京大のスクラムにどのように対策をしてくるかが注目される。また、今季の両チームはともに終盤に力を発揮しており、試合終了まで目が離せないもつれた試合が予想される。
メンバー表チェック
帝京大は、準決勝でリザーブとして復帰を果たした主将HO細木康太郎(4年,桐蔭学園)がスタメン。また、FL上山黎哉(4年,大阪桐蔭)は2戦ぶりに、WTB二村莞司(3年,京都成章)は3戦ぶりにスタメンとしてメンバーに入った。
明治大のほうは、準決勝で足を負傷したと見られていたWTB石田吉平(3年,常翔学園)がスタメン出場する。また、準決勝で欠場していたFL木戸大士郎(1年,常翔学園)はスタメンで復帰。
過去の対戦
2003 帝京大50-26明治大/グループ戦
2009 帝京大43-12明治大/準決勝
2017 帝京大21-20明治大/決勝
FW平均体重
帝京大 106.9kg
明治大 103.5kg
FWの高身長選手(cm)
帝京大 LO本橋拓馬192,FL青木恵斗187,LO江里口真弘185
明治大 LO山本嶺二郎191,LO武内慎191,FL木戸大士郎185,PR中村公星183,HO田森海音180
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