概要
早稲田大学ラグビー蹴球部 と 慶應義塾體育會蹴球部 による「 第100回 早慶戦 」が2023年11月23日(木・祝)に行われる。
これまでの勝敗は、早稲田の72勝、慶応大の20勝、引き分けが7となっている。
過去のデータ
過去10年の結果
対戦結果、その年の対抗戦勝敗分の順、丸数字は対抗戦において勝敗や並んだ場合は直接対決や得失点差から順位づけした数字を表す。
2013 早69- 7慶 早6-1② 慶4-3③
2014 早25-25慶 早5-1-1② 慶4-2-1④
2015 早32-31慶 早4-3④ 慶4-3④
2016 早25-23慶 早6-1② 慶4-3④
2017 早23-21慶 早5-2② 慶5-2②
2018 早21-14慶 早6-1① 慶5-2③
2019 早17-10慶 早6-1② 慶3-4⑥
2020 早22-11慶 早6-1② 慶5-2③
2021 早40-33慶 早6-1② 慶3-4④
2022 早19-13慶 早5-2③ 慶4-3④
過去10年では、早稲田が9勝、引き分けが1回。この10年は、引き分けを含めて1トライ1ゴール差以内が8回と接戦となることがほとんどとなっている。
昨シーズンは、慶応大が前半に1T1G1PGで10点のリードするも、早稲田が2つのトライで逆転し12-10に。終盤まで2点差のしのぎ合いが続くが、ロスタイムに早稲田がトライし19-10とする。1プレイで逆転できない慶応大は最後のチャンスでPGを選択、勝点1を加えた。昨年に続き2トライを決めた早稲田のNo8佐藤健次が2年連続で早慶戦のプレイヤーオブザマッチとなった。
過去30年の得点差
次のグラフは過去30年間の早慶戦の得点差を示しており、左側が早稲田が勝った年、右側が慶応大が勝った年となっている。
このグラフからわかる通り、早稲田が連勝している時期も慶応大が強かった時期もあったが、長い歴史を見る中でも2014年以降9年間の得点差は最大でも11点しかない。
参考:大学選手権での対戦
大学選手権での対戦は、過去に11度。早稲田が8勝、慶応大が2勝、引き分けが1となっている。なお、決勝戦での対戦は過去に2度、1968年は14-14で引き分けて両チーム優勝、2007年は26-6で早稲田の優勝となった。
上記と同じく、対戦結果、その年の対抗戦勝敗分の順、丸数字は対抗戦において勝敗や並んだ場合は直接対決や得失点差から順位づけした数字を表す。
2018準々決勝 早20-19慶 早6-1① 慶5-2③
2020準々決勝 早29-14慶 早6-1② 慶5-2③
過去10年で大学選手権で対戦したのは2度のみ。いずれも早稲田が勝利しているが得点差は大きくはなく、とくに2018は1点差、早稲田がロスタイムのトライで逆転勝利となった。
あの感動と勇気が甦ってくる ラグビー日本代表 ONE TEAMの軌跡
今シーズンの関東大学対抗戦の戦績
早稲田はここまで帝京大に敗れて4勝1敗、慶応大のほうは明治大と筑波大に敗れて3勝2敗となっている。2023シーズンの第5節を終えての成績は次の通り。
早稲田 勝点19 4勝1敗 247得点 102失点 37T 31G 0PG
慶応大 勝点14 3勝2敗 163得点 144失点 23T 19G 6PG
早稲田はHO佐藤健次(3年,桐蔭学園)とNo8松沼寛治(1年,東海大仰星)が6トライと引っ張る。前節の帝京大戦は前で圧力を受けることを想定してか、SO野中健吾(2年,東海大仰星)をCTBに、CTB伊藤大祐(4年,桐蔭学園)をFBで起用。早慶戦ではどのような布陣でくるか。
慶応大は得点が伸びなかったが、前節の明治大戦では6T5Gで40点を奪った。ただ、気になるのはペナルティ数、ここまで早稲田の37に対し60と対抗戦最多。例年のような接戦を繰り広げるには、ペナルティを抑えることが必須となる。
今季の注目選手
早稲田
CTB伊藤大祐(4年,桐蔭学園) 主将
FL村田陣悟(4年,京都成章)
HO佐藤健次(3年,桐蔭学園)
CTB野中健吾(2年,東海大仰星)
No8松沼寛治(1年,東海大仰星)
FB矢崎由高(1年,桐蔭学園)
慶応大
FL岡広将(4年,桐蔭学園) 主将
FB山田響(4年,報徳学園)
HO中山大暉(3年,桐蔭学園)
FB今野椋平(2年,桐蔭学園)
第100回の早慶戦も接戦となりそうだ。
関連リンク