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2020 関東大学リーグ戦 第5節 <結果と注目ポイント> … 流経大vs日本大の全勝対決ほか

概要

関東大学リーグ戦の第5節は、11/14(土)と11/15(日)に2試合ずつが行われた。第6節は11/21(土)と11/22(日)に2試合ずつ行われる予定になっている。

東海大流経大が5連勝となり、大学選手権出場を決めた。その他、2勝目をあげた法政大、初勝利をつかんだ関東学院が勝点5を加え、また、7点差以内で敗れた中央大が勝点1を加算。第4節までのボーナスポイントを含めた勝点は次の通りとなった。

25 東海大流経大
20 日本大
11 法政大
  8 大東大関東学院
  6 中央大
  5 専修大 

関東大学リーグ戦 対戦表

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11/14(土)

関東学院(8) 48-21 専修大(5)

関東学院にとって、専修大戦は単なる1試合ではなかった。2017の入替戦で専修大に敗れてからの2シーズンを2部で戦い、やっとの思いで迎えた2020の1部の舞台。その因縁の相手を前に、2017に敗れた瞬間フィールドに立っていたHO岡輝剛とWTB福士萌起を始めとするメンバーが燃えないわけはなかった。

試合はさっそく動く。前半2分、関東学院主将のWTB萬田開人が抜け出してトライを決める。このあと16分にはCTB長尾貴大、22分にはターンオーバーを起点にHO岡輝剛がトライを追加、さらに32分にはラインアウトからのモールでHO岡輝剛がこの日2つ目トライを決めて、関東学院が28-0とリードして前半を終える。

後半最初の得点も関東学院、後半7分にSH大澤成貴がトライを奪うが、ここから専修大が反撃を見せる。18分にSH友池瞭太がトライ、32分には代わってSHに入った宮坂航生、37分には1年生WTB飯塚稜介が次々にトライを決める。この間、得点はPGのみだった関東学院はロスタイムにダメ押しのトライで48-21、3年前の入替戦の雪辱が今季初勝利となった。

注目ポイント

先にトライを2本取った関東学院は、前半22分のトライのあと32分にFWでトライを重ねたことで突き放す。得点を奪いながらボールを渡さず攻めたことで、前半は一方的な展開となった。また、CTB芳崎風太はPGを含めて8本のプレースキックを全て成功させた。

どのスポーツでも攻め手が逆に失点するとこたえるものだが、専修大は前半22分のターンオーバーからの失点がどの程度精神的な影響を与えたか。この時点では3トライ3ゴール差で勝負はまだわからなかったが、5トライを奪われてからの反撃では間に合わなかった。

流経大(25) 40-14 日本大(20)

昨年3位の流経大と昨年2位の日本大の対戦は、4戦全勝同士の対決となった。

先制したのは日本大、相手ゴール前でパスをインターセプトしたWTB斎藤芳徳がそのままトライを決める。対する流経大は、攻め込んではポイントをつくりながら、前半18分にLOアピサロメ・ボギドラウ、30分にCTBヴィリアメ・タカヤワ、38分はNo8南太陽と確実にトライに結びつけた。流経大が21-7とリードして前半を折り返す。

後半も流れは流経大、2分18分とラインアウトからのモールを押し込み、それぞれLOアピサロメ・ボギドラウ、LOタマ・カペネがトライ。後半26分、日本大もモールからHO藤村琉士が押さえてトライを返すも反撃はそこまで。最後は流経大がラックからシオネ・リクアタとイノケ・ブルアが待つサイドとは逆の左サイドに走り込んだFB河野竣太がパスを受けてインゴールまで走りきり、40-14で勝利。

注目ポイント

流経大は、試合の入りでLOアピサロメ・ボギドラウのロングパスがインターセプトされトライを奪われた。しかし、引きずらずに無理なく着実に攻めすすめては、最後はトライまでつなげるという展開、強い流経大が勝ち切る流経大となったか。また、FB河野竣太は、現在リーグ最多となる8トライ、ゴールのほうもPGを含めて33ゴールと最多で成功率は78.6%となっている。

今季初めてシオネ・ハラシリをPRでスタメンで使った日本大だったが、流経大のFWを止めることができなかった。また、留学生はFW1人BK2人でスタートすることが多かったが、今回はFW2人BK1人でスタート、対策は実らなかった。

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11/15(日)

法政大(11) 28-23 中央大(6)

試合は中央大がPGで先制するも、前半16分に法政大が相手10メートルライン付近のマイボールラインアウトからパスを受けたFL山下憲太が走りきりトライ、CTB有田闘志樹のゴールも決まって7-3と逆転。しかし、中央大はこのあと2本のPGを今季初出場の津田貫汰がきっちり決めて、法政大は7-9と2点をリードされて前半終了。

後半は両チーム点のないまま迎えた16分、法政大が相手22メートルラインのマイボールラインアウトではBK陣からFWへとボールをつなぎ最後はPR菊田圭佑がトライ、22分にもFWで押し込むとHO濱野隼也がトライを決めて21-9とする。中央大はグラウンドを広く使ってのBK展開から29分と46分にWTB杉本崇馬がトライを決めるも、法政大が28-23で逃げ切った。

注目ポイント

第4節までの法政大のトライは、FWで5つ、BKで8つ奪ってきたが、この日のトライは4本すべてFWによるものだった。目の前の勝利を最優先に、確率の高い攻め方ということだろう。また、キッカーを固定できず6人が蹴った昨年は成功率も上がらなかったが、今年はCTB有田闘志樹が全て蹴っており、この日も難しい角度も決めて見せるなど安定している。

中央大は、初スタメンのSO津田貫汰を起用したほか、過去4戦とも固定していたPRをスタメンとリザーブを入れ替えるなどメンバーを工夫してきたが、相手のFWのほうが目立つ展開となった。

大東大(8) 12-55 東海大(25)

先制は大東大、相手ゴール前のマイボールスクラムからNo8シオシファ・ラベマイ・マウ・トルが持ち出して押さえた。対する東海大は、16分に相手ゴール前中央に攻め込むと大外まで回してFB酒井亮治がトライ、さらに17分には大東大ラインアウトが乱れからNo8ノア・トビオが奪ってそのままトライし逆転。28分にもBK展開からWTB谷口宜顕がトライを追加する。後半31分、大東大は中盤でパスをつなぎ最後はCTBシオペ・ロロ・タヴォがトライを返し、東海大が17-12とリードして前半を折り返す。

後半は東海大が突き放す、4分にゴール前のラックのサイドを突いたCTB杉浦拓実が押さえ、8分にはBK展開からCTB杉浦拓実がトライを決めた。さらに15分にはラインアウトモールからトライ、31分にもモールからパスを受けたSO丸山凛太朗のキックパスをWTB谷口宜顕がトライを追加。大東大を後半完封した東海大が55-12で勝利。

注目ポイント

大東大は前半30分すぎの追撃のトライで5点差に迫って前半を終えたが、後半は見せ場なく突き放された。FWの選手の入れ替えは後半20分過ぎからだったが、この時点ですでに26点差となっており、結果として後半の入りの部分が響いた。

東海大のほうは、初めて主将No8吉田大亮が不在の試合となったが、BK展開もFWの攻撃も一定の成果を見せており仕上がってきていることを感じさせた。また、SOについては、変化を与えられるSO丸山凛太朗はリザーブのほうが適しているのかもしれない。

 

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関連リンク

関東大学リーグ戦 チーム情報

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