大学ラグビー.com

データで見る大学ラグビーなど。大学ラグビー.com(http://daigakurugby.nobody.jp)でデータ掲載中。

2020 関東大学リーグ戦 第6節 <直前チェック> … 東海大vs流経大の全勝対決など4試合

概要

関東大学リーグ戦の第6節は、11/21(土)に秩父宮ラグビー場で2試合、11/22(日)には江戸川陸上競技場で2試合が行われる。全て観客を入れての試合となる。

第5節までの結果は、東海大流経大が5戦全勝、日本大が4勝1敗、そのほかボーナスポイントを含む勝点は5から11の間に5チームがひしめく状況となっている。第6節は「東海大vs流経大」の全勝対決など、順位を左右する勝負が展開される。

第5節終了時の勝点は次の通り。この勝点は、全試合を消化した場合に与えられるボーナスポイントを含むものを記載している。

25 東海大,流経大
20  日本大
11 法政大
  8 大東大,関東学院
  6 中央大
  5 専修大

 

対戦表

daigakurugby.nobody.jp

 

スタメン一覧

daigakurugby.nobody.jp

明治 ザバス(SAVAS) ソイプロテイン100 ミルクティー風味 【45食分】 945g 

 

11/14(土) 秩父宮ラグビー場

日本大(20) 11:30 大東大(8)

日本大は、初戦の中央大には終盤の逆転勝ちをするなど4連勝、しかし前節は流経大に敗れて4勝1敗。昨年はFWで19、BKで19、PTが1と合計39のトライ、今年は5戦を終えてFWが9、BKが16で合計25という状況となっている。FWの減少が目立つとはいえ、勝負どころではFWにこだわってトライを取りに行くはずだ。最終戦東海大戦を待たずに、この大東大戦に勝って大学選手権出場を確定させておきたい。

2017年に優勝した大東大は以降は2位4位と順位を落としたが、今季は5戦を終えて1勝3敗1分とさらに苦戦を強いられている。昨年は28トライのうち、FWで9、BKで18という状況だった。今年は5戦まででFWが7、BKが8、BKの減少が全体のトライ数減少につながった。昨年までは7シーズン連続で4位以上、上位で戦ってきた意地と経験を見せられるか。

メンバー表をチェック

日本大は、FWにNo8シオネ・ハラシリ、BKにはCTBフレイザー・クワークとCTBナサニエル・トゥポウの2人を並べた。その他の留学生は、リザーブにFWのサミソニ・アサエリが入り、LOテビタ・オトがメンバー外となった。PR坂本駿介やSH村上陽平など、昨年のスタメンが戻る。

大東大の留学生は、No8サイモニ・ヴニランギ、CTBシオペ・ロロ・タヴォがメンバー外となり、FLスコット・ケアヌ・プブンガトア・レオネとNo8シオシファ・ラベマイ・マウ・トルがスタメンに入った。また、いいところを見せていたFB鈴木匠がメンバーを外れ、CTB高本海斗が今季初先発となる。

過去の対戦成績

2017 日本大10-69大東大
2018 日本大13-52大東大
2019 日本大40-33大東大

FW平均体重

日本大 100.9kg
大東大 102.5kg

FW高身長選手

日本大 LO趙誠悠183cm LO板倉正矢183cm
大東大 FLスコット・ケアヌ・プブンガトア・レオネ188cm PR小島燎成183cm LO塩見成悟181cm

 

東海大(25) 14:00 流経大(25)

いよいよ5戦全勝同士の決戦を迎える。これまで両者は1部リーグで22回対戦しており、東海大が11勝、流経大の10勝、引き分けが1つ。2000年代は中位から下位でしのぎを削り、ここ数年は互いに毎年3位以内、関東大学リーグ戦を代表するチームとなっている。

5連勝の東海大は、法政大には31-19とやや苦戦したものの、5戦で44トライ、失トライは9と盤石の戦いぶりでだった。FWにこだわった攻めもあり、BKのスピードに乗った飛び出しもあり、バランスよく揺さぶりながらトライを重ねることができると優位に立つ。

同じく5連勝の流経大は危なげない戦いぶりで、ここまで42トライ、失トライは11と東海大とほぼ同じ結果となっている。違いはBKでのトライの割合が多いこと、昨年は78.7%、今年はここまで64.3%がBKとなっている。FWの頑張りでBKにスペースをつくることができるか。

メンバー表をチェック

東海大は、主将No8吉田大亮が戻った。ノア・トビオは前節に続いてスタメンでFLにまわる。CTB杉浦拓実やFB酒井亮治らがいい動きを見せているBKには、今季初スタメンのWTB杉山祐太が入った。また、前節同様にSO丸山凛太朗はリザーブに名を連ねており、後半途中から流れを変えるか。

流経大のほうは、シオネ・リクアタが外れ、シンクル寛造がリザーブに入り、LOアピサロメ・ボギドラウは前節に続いてスタメンとなる。BKは、8トライのFB河野竣太、5トライのCTBヴィリアメ・タカヤワなどが変わらずスタメン、WTBイノケ・ブルアはリザーブとして控える。

過去の対戦成績

2017 東海大31-  5流経大
2018 東海大33-33流経大
2019 東海大26-21流経大

FW平均体重

東海大 103.3kg
流経大 104.1kg

FW高身長選手

東海大 LOワイサケ・ララトゥブア193cm No8吉田大亮186cm FLノア・トビオ185cm
流経大 LOアピサロメ・ボギドラウ190cm LOタマ・カペネ188cm PR津嘉山廉人187cm

ラグビーマガジン 2020年 12 月号 [雑誌] 

 

11/15(日) 江戸川陸上競技

法政大(11) 11:30 関東学院(8)

法政大は、前節中央大に勝って2勝3敗。ここまで上位との戦いを終えて、失点は1試合平均で25.8と少ないのが特徴だ。とくに勝った2試合はいずれも前半に失トライはゼロ、試合の入りから高い集中力でディフェンスができている。前節は4トライすべてがFWでとったように、勝負どころではFWにこだわって確実にトライを奪うことができると優位に試合を運べる。

関東学院は前節に3年前の入替戦で敗れた専修大を相手に今季初勝利、1部リーグでは2017年の法政大戦以来の白星となった。ここまで5戦で、19トライ、134得点はリーグで4番目に多い。そのうち、HO岡輝剛が5トライ、WTB福士萌起が4トライ、WTB萬田開人が3トライと取るべき人が取っている印象だ。法政大のFWも強く、FWの勝負が試合を左右する。

メンバー表をチェック

法政大は、これまで全試合で先発してきた副将WTB斉藤大智がメンバー外、代わってWTB髙橋達也が入る。LO竹部力(大分舞鶴)、SO熊田経道(大産大附)、WTB石岡玲英(御所実業)らは、1年生ながら主にスタメンで開幕から力を発揮している。

関東学院のほうは、前節と同じくSHに大澤成貴が入り、三輪悠真がSOにまわる。FWは第4節から復帰した3戦で5トライのHO岡輝剛、BKでは主将WTB萬田開人が軸となる。また、リザーブの大型BK川﨑清純を投入して流れを変えられるか。

過去の対戦成績

2017 法政大38-40関東学院
2018 対戦なし
2019 対戦なし

FW平均体重

法政大 104.4kg
関東学 101.8kg

FW高身長選手

法政大 LO兼森大輔185cm LO竹部力185cm No8大澤蓮180cm
関東学 LO矢野裕二郎192cm FL山﨑海187cm LO小濱康崇185cm

 

専修大(5) 14:00 中央大(6)

専修大は、開幕戦で大東大に勝利したあとは4連敗して1勝4敗。ここまでの11トライ、77得点は全チーム最少、得点力が課題となっている。FL折居慎斗らのタックルからリズムをつかんで攻撃に結びつけたい。

一方の中央大は未だ未勝利、大東大との引き分けがありここまで4敗1分と苦戦が続く。ただ、前節はトライを取れないと見ると、PGを重ねて前半だけで3PGを決めて接戦に持ち込んだ。SO侭田洋翔が戦列に戻れないが、前節からSOに入った津田貫汰がいいキックを見せている。

メンバー表をチェック

専修大は、ここまで全てスタメンで出場していたLO久次米航希がメンバー外、PR山口和明、LO西尾開登、SO松尾東一郎が初スタメンとなる。そして、昨年の主力であるFB檜山成希が今季初めてのメンバー入りし、さっそく先発で出場する。新たメンバーで流れを変えられるか。

中央大のほうは、171cmのFL平見尚が3戦ぶりに先発、低く速いタックルでチームに勢いをつける。また、WTB堀井拓哉は初先発、SO津田貫汰は2戦連続の先発となる。

過去の対戦成績

2017  対戦なし
2018 専修大27-17中央大
2019  専修大26-  5中央大

FW平均体重

 専修大   98.8kg
中央大   99.9kg

FW高身長選手

 専修大  PR山口和明181cm LO小笠原颯180cm 
中央大 LO青木智成189cm LO藤牧拓真181cm FL川勝自然180cm

Number(ナンバー)1013号[雑誌] 

 

関連リンク

関東大学リーグ戦 チーム情報

daigakurugby.hatenablog.com

 

 

 

大学ラグビー.com

 

f:id:daigakurugby:20201112141336p:plain

関東大学リーグ戦