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【結果と注目ポイント】早慶戦 再戦 大学選手権準々決勝vol.1 … 第57回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

概要

「第57回全国大学ラグビーフットボール選手権大会」準々決勝は、12/19(土)に4試合が行われた。準決勝に進出した4チームは、1/2(土)に秩父宮ラグビー場で 決勝進出をかけて戦う。

準決勝に進出するのは、明治大学(4年連続)、早稲田大学(3年連続)、天理大学(3年連続)、帝京大学(2年ぶり)の4チーム。組み合わせは「明治大学vs天理大学」「帝京大学vs早稲田大学」となった。

この記事では、準々決勝「慶應義塾大学vs早稲田大学」についてのみ記載。

トーナメント 

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大学選手権 2020-2021

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12/19(土)

慶應義塾大学14-29早稲田大学

今季の早慶戦では早稲田が22-11で勝利するなど早稲田が連勝しているが、接戦の多く注目の試合となった。慶応大が勝てば6年ぶり、早稲田が勝てば3年連続の準決勝進出となる。

試合のほうは早稲田が先制、前半5分に相手陣22mライン手前のマイボールスクラムからNo8丸尾崇真が持ち出して、右サイドライン際を走り抜けてインゴールに飛び込んだ。続いて14分、中央から2本のパスで右サイドいっぱいまで展開、WTB槇瑛人が右隅にトライを追加。さらに20分には、ハーフウェイライン付近でこぼれ球を拾ったCTB伊藤大祐が独走してそのまま中央にトライ、ゴールも決まって17-0とリードを広げる。

反撃のきっかけをつかみたい慶応大は、26分に相手陣深くでマイボールラインアウトからモールを組まずに走り込んできたFL山本凱にパスをつなぐとそのままトライ。しかし、36分に早稲田がまたも右サイドへのロングパスから右隅にトライ、24-7として前半を終えた。

後半に先に得点したのは慶応大、12分に敵陣深く攻め込むとラックからBKに展開、CTBイサコ・エノサが飛び込んでトライを返す。ここから両チームとも選手を入替えるも得点なく終盤へ。39分に早稲田が中央に攻め込むと左サイドいっぱいにロングパス、WTB古賀由教がトライを加え29-14で勝利し3年連続となる準決勝進出を決めた。

結果と注目ポイント

これまでの慶応大は、ラインアウトからのモールを起点にFWで押し込むシーンが多く見られたが、この日の2トライはラインアウトからモールを組まずに切れ込んだものとゴール前ラックからBKに大きく展開したものだった。前半17分でCTB三木亮弥が負傷交代もあったが、相手ゴール前でFWで押し込みきれなかったことや勝負どころでラインアウトがとれなかったことが響いた。

早稲田のほうは、早明戦で攻略されたラインアウトを慶応大に対しては攻略してみせ、相手の攻め手を封じることに成功した。また、攻撃面ではタックルを避けるために早慶戦ではハイパントを多用したが、大学選手権では中央でひきつけてロングパスなどからサイドライン際で勝負、5本のトライのうち4本までがサイドラインいっぱいへのトライだった。

 

なお、その他の3試合は次の通り、vol.2で試合の詳細を記載する予定。

東海大学8-14帝京大学

流通経済大学17-78天理大学

明治大学34-7日本大学

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