2021 関東リーグ戦 第7節 <直前チェック> … 東海大vs流経大 日本大vs法政大 など
概要
2021年度の関東大学リーグ戦グループ1部リーグ第7節は、11/28(日)に全4試合が行われる。1部リーグは、東海大学、流通経済大学、日本大学、法政大学、中央大学、大東文化大学、関東学院大学、専修大学の8チーム。
今季の順位決定方法は勝ち点制となる。勝ち4点、引き分け2点、負け0点、ボーナスポイントとして「勝敗関係なく3トライ以上の差をつける」「7点差以内の負け」のチームに1点が与えられる。また、昨年行われなかった入替戦は、今季は実施予定。
第6節終了時の成績
第6節を終えての成績は次の通り。
東海大 5勝1分 勝点27 得失点差+265
日本大 5勝1分 勝点27 得失点差+166
大東大 4勝2敗 勝点19 得失点差+28
流経大 3勝3敗 勝点12 得失点差-45
法政大 2勝4敗 勝点12 得失点差-8
関東学 2勝4敗 勝点10 得失点差-84
中央大 2勝4敗 勝点 8 得失点差-107
専修大 0勝6敗 勝点 1 得失点差-215
対戦表詳細は → < 関東大学対抗戦対戦表 >
トライランキング(11/21終了時)
14T 井上風雅/日本大
8T 酒木凛平/大東大
7T レキマ・ナサミラ/東海大
7T ナサニエル・トゥポウ/日本大
トライランキング詳細は → < トライランキング >
ゴールランキング(11/21終了時、PG含む)
25G 石岡玲英/法政大 78.1%
21G 戸野部謙/大東大 72.4%
20G 津田寛汰/中央大 80.0%
ゴールランキング詳細は → < ゴールランキング >
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11/28(日)
法政大 11:30 日本大(秩父宮/有観客)
2勝4敗で勝点12の法政大は4-7位までの可能性を残し、5勝1分で勝点27の日本大は36年ぶりの優勝を狙う。昨年の対戦は、法政大が先制するも前半のうちに日本大が逆転、後半も突き放した日本大が法政大の終盤の追い上げを振り切って35-22で勝利。
今季の法政大は、開幕戦では専修大に大逆転での勝利、2戦目の関東学院戦では大逆転での敗戦など、不安定な戦いが続いた。前節は流経大にリードして終盤を迎えたが、ロスタイムにPGを決められて4敗目を喫した。今季は調子の波が大きく、やや失点が多いため、メンタル面でのきっかけや工夫がほしいところ。
日本大のほうは、関東学院と流経大には前半をリードされるなど競った試合もあったが、開幕から5連勝となった。前節の東海大との全勝対決は、互いに一歩も譲らず19-19の引き分けとなった。モールから多数のトライを奪ってきたが、ここへ来て少なくなっている。
日本大はモールからのトライが多く難しいキックが多かったせいか、ここまで42トライに対して22ゴールに留まる。法政大は今季12PG、日本大が5点ずつ奪うのに対し、法政大が3点ずつ返す展開になれば終盤勝負ということもある。
メンバー表チェック
法政大は、LO兼森大輔(4年,報徳学園)が開幕戦以来のメンバー入りでスタメン出場、リザーブが多かったSO金侑悟(1年,大阪朝鮮)は2戦目以来のスタメンとなる。また、前節と入れ替わり高城喜一(2年,金光藤蔭)はFLに、No8大澤蓮(4年,長崎南山)はNo8に戻る。
日本大のほうは、前節試合開始早々に退いたSO饒平名悠斗(3年,コザ)は欠場、代わって普久原琉(3年,コザ)がSOに、ナサニエル・トゥポウ(3年,マリストB)がFBに入る。また、前節初めてリザーブにまわったHO井上風雅(2年,東福岡)はスタメンに戻った。
過去の対戦
2018 法政大41-31日本大
2019 法政大12-34日本大
2020 法政大22-35日本大
FW平均体重
法政大 100.1kg
日本大 103.5kg
FW高身長選手(cm)
法政大 No8高城喜一186,LO竹部力185,LO兼森大輔185,PR河村龍成180,FL大澤蓮180
日本大 PR山内開斗188,LO趙誠悠185,LOテビタ・オト185,FL板倉正矢183,No8佐川奨茉180
専修大 11:30 関東学院(セナリオH三郷/有観客)
ここまで全敗で最下位が決まっている専修大、関東学院は2勝4敗で勝点10とし最終戦の結果如何で4-7位までの可能性を残している。昨年の対戦は、関東学院が前半に4トライを奪って28-0とリード、後半は専修大が追い上げるも48-21で関東学院の勝利となった。
今季の専修大は、開幕戦で法政大に16点リードからの逆転負けを喫したあと、4戦目の流経大戦では追い上げならず4点差で敗戦、惜しい試合をものにできなかった。ただ、2強との対戦を除く4試合では全て3トライを奪っており、攻撃面では悪くない。
関東学院のほうは、2戦目で法政大に逆転勝利、3戦目の流経大戦はロスタイムに逆転されたが終盤までリード、日本大にも前半をリードするなど昨年の上位チームと堂々と渡り合った。ここへ来てBKでのトライが増えてきており、攻撃の幅が広がっている。
要所でFWで勝負する専修大に対し、BK展開で打開する関東学院、前半からの激しい攻防が予想される。
メンバー表チェック
専修大は、SO市野湧大(3年,中部大春日丘)が4戦ぶり、WTB飯塚稜介(2年,桐蔭学園)は5戦ぶりのスタメンとなる。また、前節リザーブからリーグ戦初出場を果たしたHO松下海斗(1年,報徳学園)は初先発。
関東学院のほうは、前節同様に芳崎風太(4年,関東学院六浦)はSOに入る。前節リザーブから出場の190cmのLO本多覚斗(4年,前橋育英)は初スタメン、リザーブには2戦ぶりにLO矢彦沢洋平(4年,東京)が入った。
過去の対戦
2018 対戦なし
2019 対戦なし
2020 専修大21-48関東学院
FW平均体重
FWの高身長選手(cm)
専修大 LO渡邉朝陽185,PR山口和明181,PR木原三四郎181,LO小笠原颯180
関東学院 LO本多覚斗190,LO山﨑海187,No8小濱康嵩185,PR島津弘二朗183,FL内川朝陽182
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流経大 14:00 東海大(秩父宮/有観客)
流経大は3勝3敗で勝点12、4位を狙うが入替戦の可能性も残る。5勝1分の東海大は日本大と並び勝点27、4連覇を狙う。昨年の対戦は、前半は東海大が33-12とリードするも後半は流経大の連続トライで追いつき38-38、終盤に東海大が突き放して55-38で勝利。
ここまでの流経大は、大東大、中央大に連敗スタート、3,4戦目は関東学院と専修大に僅差で勝利、以降は日本大に善戦するも敗戦、法政大にはロスタイムのPGでサヨナラ勝ちとなった。メンバーを固定できない中で、FB河野竣太(4年,常翔学園)の存在感が増した。
東海大のほうは、危なげない試合を続けて5連勝。しかし、6戦目の日本大戦は攻めきれずに引き分け、やや受けにまわったか、ペナルティは今季最多の11となった。ただ、FWでプレッシャーをかけてSO武藤ゆらぎ(2年,東海大仰星)がBKを操ることに変わりはない、やるべきことをやれば勝利はついてくる。
ここまでの戦いぶりから東海大が優位に立つが、接戦になれば流経大は5戦ぶりにメンバー入りしているWTBイノケ・ブルア(4年,スバGS)が控える。
メンバー表チェック
流経大は、主将HO西山大樹(4年,流経大柏)が戻り、WTBイノケ・ブルアは5戦ぶりにメンバー入り。また、今季はBKで出場していたリクアタ・テアウパ(3年,トゥポウC)はFLで先発、LO中根輝(2年,栄徳)は初スタメンとなる。
東海大は、HO本橋純平(4年,東農大二)が初スタメン、CTB横田大輝(4年,深谷)は3戦ぶりのスタメンとなる。HO土一海人(4年,東海大相模)とCTB丸山凛太朗(4年,東福岡)は前節に続いてメンバー外。
過去の対戦
2018 流経大33-33東海大
2019 流経大21-26東海大
2020 流経大38-55東海大
FW平均体重
FW高身長選手(cm)
流経大 PRシンクル寛造189,LOタマ・カペネ188,FLリクアタ・テアウパ188,FL當眞真180,No8キムギヒョン180
東海大 LOワイサケ・ララトゥブア191,FLレキマ・ナサミラ190,LO小池隆成188,PR星野克之186,No8ノア・トビオ184
大東大 14:00 中央大(セナリオH三郷/有観客)
大東大は4勝2敗で勝点19、すでに3位が確定している。中央大のほうは、暫定7位も最終戦の結果により4位の可能性も残されている。昨年の対戦は、前半は互角も後半は大東大が抜け出し10点をリード、終盤に粘りを見せた中央大が追いつき試合終了となった。
今季の大東大は、開幕戦の流経大を1トライに、2戦目の東海大は前半を2トライに抑えるなど、素晴らしいディフェンスで好ゲームを繰り広げた。3戦目あたりからは失トライが増えたが、それ以上に得点をることができており攻撃面で本領を発揮し始めた。
中央大のほうは、2戦目に流経大に勝利するなど出だしは順調だったが、3戦目に法政大に敗れて以降は波に乗れない。5戦目に専修大には勝ったものの、6戦目の関東学院には終盤突き放された。当日11:30開始の2試合の状況にもよるが、入替戦を回避するには勝点5を取って勝利したい。
メンバー表チェック
大東大は、No8西林勇登(2年,御所実)は今季初、SH髙田尚太(2年,秋田工)は自身初のスタメン、FL松川宙(4年,正智深谷)は4戦ぶりのスタメンとなる。また、前節欠場のCTBペニエリ・ジュニア・ラトゥ(2年,セントピーターズS)がスタメン、CTBハニテリ・フィラトア・ヴァイレア(1年,青森山田)がリザーブに入った。
中央大のほうは、昨年ルーキーで全試合スタメン出場のCTB山田翔平(2年,國學院栃木)がスタメンで今季初めてのメンバー入り。FL吉田幸司(2年,報徳学園)は開幕戦以来のスタメン、FL久松春陽大(2年,桐蔭学園)は自身初のメンバー入りとなる。
過去の対戦
2018 大東大81-17中央大
2019 大東大36-17中央大
2020 大東大29-29中央大
FW平均体重
大東大 99.1kg
中央大 102.6kg
FW高身長選手(cm)
大東大 LO佐々木柚樹188,PR野口大貴184,LO塩見成梧184,PR小島燎成183
中央大 PR茂原隆由188,LO市川大喜182,LO山﨑祥希182
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