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2021 関西Aリーグ 第5節 <直前チェック> … 同志社vs京産大 天理大vs関学大 など

概要

関西大学ラグビーAリーグ第5節は、11/6(土)に2試合、11/7(日)に2試合が行われる。Aリーグは、天理大学同志社大学京都産業大学関西学院大学立命館大学摂南大学関西大学近畿大学の8チーム。

今季の順位決定方法は勝ち点制となる。勝ち4点、引き分け2点、負け0点、ボーナスポイントとして「7点差以内の負け」「勝敗関係なく4トライ以上」のチームに1点が与えられる。また、昨年行われなかった入替戦は、今季は実施予定。

第4節までの成績

10/31(日)終了時点での成績は次の通り。2チームの勝点が並んだ場合は、直接対決の結果、得失点差の準で順位決定。

京産大 4勝0敗 勝点19 得失点差+90
同志社 3勝1敗 勝点15 得失点差+121
天理大 3勝1敗 勝点15 得失点差+100
近畿大 3勝1敗 勝点14 得失点差+53
立命館 1勝3敗 勝点  5 得失点差-58
摂南大 1勝3敗 勝点  5 得失点差-99
関西大 1勝3敗 勝点  5 得失点差-145
関学大 0勝4敗 勝点  3 得失点差-62

対戦表詳細は → 関西Aリーグ対戦表

トライランキング(10/31終了時)

6T 内村祐介/天理大、アサエリ・ラウシ/京産大
5T 田村魁世/同志社
4T 2人

トライランキング詳細は → トライランキング

ゴールランキング(10/31終了時、PG含む)

19G 嘉納一千/同志社 86.4%
17G 筒口允之/天理大 77.3%
16G 福山竜斗/近畿大 72.7%

ゴールランキング詳細は → ゴールランキング

 

ラグビーマガジン 2021年 10 月号 [雑誌] 別冊付録/大学ラグビー選手名鑑 

 

11/6(土)

同志社 11:45 京産大(天理親里/有観客)

近畿大に敗れて3勝1敗の同志社と4戦全勝の京産大との対戦。昨年は、序盤に京産大が2トライなどでリードするが、同志社は前半19分以降にBKの3つのトライで逆転、前半を28-12とリード。後半もトライを重ねて突き放し、49-19で勝利しグループ1位を決めた。

今季の同志社は、学生トップレベルのBKがトライを量産。しかし、近畿大戦では、プレッシャーを受けてペナルティが増加、BKにいいボールを供給できず1トライに終わり敗れた。近畿大と同じく強力FWの京産大のプレッシャーに耐えられると、摂南大戦で見せたサインプレーを生かす場面が増える。

京産大は不動のメンバーで4連勝、勢いに乗る近畿大を試合巧者の戦いぶりで止めた。気になるのは、4戦目の関西大戦で4トライを許したこと、この試合が5週連戦の5戦目にあたること。練習量が多いことで有名な京産大とはいえ、多少の影響は考えられる。体力的なスタミナだけでなく、精神的なスタミナも鍵になる。

メンバー表チェック

同志社は、前節欠場のFL梁本旺義(3年,常翔学園)とFB山口楓斗(4年,東海大福岡)、リザーブだったLO依藤隆史(4年,東筑)がスタメン復帰。前節出場したLO小菅由一郎(4年,京都成章)とCTB岡野喬吾(2年,常翔学園)はメンバー外となった。

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同志社 メンバー

京産大のほうは、PR野村三四郎(3年,西陵)とSO家村健太(3年,流経大柏)をスタメンに戻した。PR杉本祐太(4年,常翔啓光学園)とLO/FL井上康晴(2年,興国)はリザーブで今季初のメンバー入り。スタメン15人のうちFW7人BK4人の計11人が5週連続で先発出場することとなる。

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京産大 メンバー
過去の対戦

2018 同志社26-28京産大
2019 同志社19-27京産大
2020 同志社49-19京産大

FW平均体重

同志社   95.9kg
京産大 102.8kg

FW高身長選手(cm)

同志社 No8木原音弥184,LO南光希182,PR李優河180,LO依藤隆史180,FL梁本旺義180
京産大 LOアサエリ・ラウシー188,LOフナキ・ソロモネ186,PR平野叶翔180

 

天理大 14:00 関学大(天理親里/有観客)

3勝1敗の天理大と4戦全敗の関学大との一戦。昨季は天理大が先制トライを奪うも関学大が逆転、前半は天理大が14-17とリードを許して折り返した。後半は17分の関学大シンビン直後から天理大がトライを重ねて43-17での勝利となった。

天理大は、開幕戦で近畿大に敗れたあとは3連勝。主力が揃わなかったこともあるが、攻守とも完成度は上がっておらず本来の天理大らしさには至らない。メンバーが戻りつつある中で迎える昨年上位との戦い、質の高い試合を見せられるか。

関学大のほうは、昨年下位4チームとの対戦を終えて4戦全敗。ボーナスポイントを3点獲得しているが、ここからの相手は昨年上位チーム、厳しい戦いが続く。ルーキーの成長とともに、チーム力を上げていきたい。

メンバー表チェック

天理大は、LOナイバルワガ・セタ(3年,秋田工)をスタメンに戻し、亀沖泰輝(4年,市立尼崎)はNo8にまわった。また、開幕戦以来欠場していたCTB奥田北斗()が先発、No8山村勝悟(3年,天理)、CTB間森涼太(3年,神戸科学技術)はメンバー外となった。

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天理大 メンバー

関学大のスタメンは、前節近畿大戦と全く同じ。前節同様、後半途中からSH橋詰学(4年,天理)を投入、坂原春光(3年,東海大仰星)がSOにまわるか。また、前節欠場のWTB中山幹太(4年,千里)とCTB川村祐太(1年,関西学院)がリザーブに入った。

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関学大 メンバー
過去の対戦

2018 天理大73-  7関学大
2019 天理大75-12関学大
2020 天理大43-17関学大

FW平均体重

天理大 103.1kg
関学大   99.5kg

FWの高身長選手(cm)

天理大 No8ナイバルワガ・セタ188,LOアシペリ・モアラ185,FL鄭兆毅185,No8亀沖泰輝184
関学大 LO入江元気182

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11/7(日)

摂南大 11:45 関西大(鶴見緑地/有観客)

ともに1勝3敗で勝点5の摂南大と関西大との対戦。昨年の対戦はないが、今季の春季トーナメントでは戦った。摂南大が前半12-7とリードのあと後半開始早々に関西大が逆転トライを決めるが、後半15分以降に摂南大が5トライで逆転し突き放し45-19で勝利。

今季の摂南大は、初戦で関学大に勝利し幸先よいスタートとなったが、以降は天理大、京産大同志社に3連敗。敗れた試合は前半は差が開かず粘りを見せるものの、後半に突き放されている。ここまで9トライ57得点はリーグ最少、留学生を核にトライを取る形をつくりたい。

関西大のほうは、関学大にロスタイムのトライで逆転勝ちで1勝をもぎとった。その他の3戦は完敗も天理大戦では3トライ、京産大戦では4トライと攻撃面では結果を出した。一方で失点は4戦で225失点とリーグ最多、トライの奪い合いとなるか。

メンバー表チェック

摂南大は、前節欠場の3人のうち、CTBテビタ・タイ(4年,トゥポウC)がスタメン復帰、主将FL隈元添太(4年,京都成章)とWTB熊倉拓海(4年,神戸科学技術)がリザーブで復帰する。

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摂南大 メンバー

関西大のメンバーは、前節リザーブのHO垣本大斗(2年,石見智翠館)、PR龍田恭佑(4年,京都成章)、FB垣本大誠(3年,石見智翠館)がスタメンに名を連ねた。これまで4戦ともスタメンのFB山村英毅(3年,関大北陽)はメンバー外となった。

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関西大 メンバー
過去の対戦

2018 摂南大31-29関西大(入替戦、摂南大昇格)
2019 対戦なし
2020 対戦なし

FW平均体重

摂南大 98.0kg
関西大 95.6kg

FWの高身長選手(cm)

摂南大 No8ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノ187,LO徳永リオ吉平183,LO森山迅都182
関西大 LO篠田昂征183,LO栗本勘司181,No8池原自恩180

 

近畿大 14:00 立命館鶴見緑地/有観客)

3勝1敗の近畿大と1勝3敗の立命館との一戦。昨年と今季の春季トーナメントでも対戦はなかった。

今季の近畿大は、天理大、同志社を勝利、京産大には敗れながらもトライ数は上回った。ただ、4戦目の関学大戦は勝利したものの、失トライが1ずつだった過去3戦とは違って5トライを許した。優勝や大学選手権出場に向けては、この立命館戦が山場となる。

立命館のほうは、開幕戦で関学大に勝利のあとは3連敗となった。京産大戦では10-7、同志社戦では7-7と、昨年の上位チームにも前半は善戦している。近畿大の強力FWと対することになるが、立命館のFWもポテンシャルはある。ロースコアの戦いから勝機を見出したい。

メンバー表チェック

近畿大のスタメンは、前節同様で今季の中心メンバーが揃う。リザーブには、開幕戦以来となるFL中村健志(3年,近大附)が入ったほか、ルーキーHO村尾幹太(1年,東福岡)が初のメンバー入りとなる。

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近畿大 メンバー

立命館は、前節リザーブのPR高澤将司(4年,深谷)、LO中村壮(4年,東海大仰星)、FB吉本匠希(2年,常翔学園)、前節欠場のFL伏見拓翔(3年,報徳学園)がスタメンに入る。また、CTB江川剛人(2年,桐蔭学園)はスタメンで初のメンバー入り。

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立命館 メンバー
過去の対戦

2018 近畿大19-38立命館
2019 近畿大47-31立命館
2020 対戦なし

FW平均体重

近畿大 103.4kg
立命館   98.6kg

FW高身長選手(cm)

近畿大 LO松永正喜187,LO甲斐登生183,FL松田翼183
立命館 LO宮城雄真186,PR高澤将司181,LO阿部孔哉181,No8宮下大輝181

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関東リーグ戦 2021 第4節 / 結果とポイント … 大東大は法政大に勝利 流経大,日本大は辛勝

概要

2021年度の関東大学リーグ戦の第4節は、10/30(土)に2試合、10/31(日)に2試合が行われた。

順位決定方式は勝点制。勝ち4点、引分2点、負け0点のほか、「3トライ以上の差をつけての勝利」「7点差以内の負け」に各1点が加えられる。

第4節終了時の成績

第4節を終えての成績は次の通り。

東海大 4勝0敗 勝点20 得失点差+227
日本大 4勝0敗 勝点20 得失点差+154
法政大 2勝2敗 勝点11 得失点差+31
大東大 2勝2敗 勝点  9 得失点差-38
流経大 2勝2敗 勝点  8 得失点差-34
関東学 1勝3敗 勝点  5 得失点差-65
中央大 1勝3敗 勝点  4 得失点差-102
専修大 0勝4敗 勝点  1 得失点差-173

対戦表詳細は → < 関東大学対抗戦対戦表 >

トライランキング(10/31終了時)

14T 井上風雅/日本大
5T レキマ・ナサミラ/東海大
5T ナサニエル・トゥポウ/日本大
4T 3人

トライランキング詳細は → < トライランキング >

ゴールランキング(10/31終了時、PG含む)

18G 石岡玲英/法政大 78.3%
14G 津田寛汰/中央大 82.4%
13G 武藤ゆらぎ/東海大 68.4%

ゴールランキング詳細は → < ゴールランキング >

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10/30(土)

大学名の後ろの( )内の数字は、ボーナスポイントを加えた勝点。

法政大(11) 21-29 大東大(9)

試合のほうは、前半16分に法政大がFB石岡玲英(2年,御所実)のPGで先制、さらに19分30分にもPGを決める。対する大東大は、前半終了間際に相手ゴールライン目前に攻め込むと、HO酒木凛平(4年,御所実)がサイドを突いて押し込みトライ、7-9と2点差に迫ったところで前半終了となる。

後半は5分、大東大は連続攻撃から最後はHO酒木凛平がゴールラインを超えてインゴールに押さえた。8分にはWTB松田武蔵(3年,ロトルアB)が抜け出してトライ、10分にはCTB戸野部謙(3年,岐阜工)が相手ディフェンスをかいくぐりながら大きくゲイン、最後はWTB鎌田進太郎(4年,石見智翠館)がトライを決めた。

対する法政大は、31分に自陣深くでFB石岡玲英が相手パスをインターセプト、およそ80mを走りきって中央にトライを返した。37分にも自陣からパスをまわし、WTB坂田龍之介(3年,東海大仰星)が右サイドライン際を走り抜けての独走トライを決めた。しかし、大東大はさらにPGを加えて29-21で勝利、今季2勝目となった。

注目ポイント

法政大は、前節は4トライ4ゴール4PGでの勝利したが、この日は前半に3PGを決めたあとは後半31分のトライまで得点を取ることができなかった。なお、トライはインターセプトからと自陣からまわしたもの、PGの増加により圧力をかけて攻め込む意識が薄れたのなら、意識改革は急を要する。

大東大のほうは、前半だけでペナルティ11と多くPGを決められたものの、後半はペナルティも減りリードを保つことができた。終盤2トライを奪われたものの、ディフェンスからプレッシャーを与えることができていた。

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流経大(8) 31 -27 専修大(1)

試合は開始3分、専修大がPGで先制する。前半15分の流経大、自陣からオフロードパスの連続でつなぐと、SH武井陽昌(2年,熊本工)がランでゲイン、さらにオフロードパスでWTB當眞寮(2年,流経大柏)につないでトライを決めた。

26分にはSO荒木龍介(4年,湘南工大附)の突破でチャンスをつくると、CTB杉崎晴人(2年,鹿児島工)のゴロパントをFB河野竣太(4年,常翔学園)がつかんでインゴールに押さえた。さらに、38分には相手パスをWTB永山大地(3年,流経大柏)がインターセプトし独走トライ。流経大が前半を17-3とリードして終えた。

後半は専修大が先に点を取る。3分にSO松尾東一郎(4年,桐蔭学園)がグラバーキック、流経大がキャッチするも専修大が奪い返してNo8山本凌士(2年,報徳学園)がトライ。一方の流経大は、14分にNo8篠澤輝(2年,流経大柏)が走り込んでのトライ、18分には自陣から抜け出したWTB永山大地のトライでリードを18点とする。

しかし諦めない専修大は、26分にモールからHO池田大地(2年,長崎南山)が、31分には敵陣ゴールライン目前でLO小笠原颯(4年,日川)がキックをチャージ、FL武井康太(3年,日川)が押さえた。さらに専修大はロスタイムにラインアウトからモールを組むもペナルティ、流経大が31-27で2勝目を手にした。

注目ポイント

流経大は、序盤のトライはFW,BKが一体となりボールをつなぐダイナミックラグビーの片鱗が見られた。昨年までリーグ戦で11年連続で3位以内だが、今年のチームでの自信が必要となる。このひとつひとつの勝利が自信となり、強い流経大が帰ってくるか。

専修大のほうは、4点差に迫ったあとに何度かチャンスがあったが、あと一歩及ばなかった。僅差で終盤を迎えて逆転された開幕戦に続き、逆転できなかった試合となったが、ヒリヒリする場面を何度も経験して乗り越えるものかもしれない。まだ3試合ある。

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10/31(日)

関東学院(5) 22-34 日本大(20)

試合は関東学院が先制、18分に敵陣深くでFWで勝負するが、アドバンテージがでた瞬間に展開、CTB長尾貴大(4年,北条)がトライを決めた。直後の日本大は、相手キックをWTB高野謙人(4年,静岡聖光学院)がチャージし自ら拾ってトライ、29分にもモールからHO井上風雅(2年,東福岡)がトライを決めた。

逆転された関東学院は32分、FB川崎清純(4年,盛岡工)からパスを受けたWTB阿部竜二(4年,黒沢尻工)が左サイドを駆け抜ると、再びFB川崎清純に折り返してトライ。日本大は、10-17と7点のビハインドで前半終了となる。

後半の日本大、13分に相手ゴール前に攻め込むと左へ展開しCTB広瀬龍二(3年,日川)がトライ、28分には連続攻撃からSH前川李欄(2年,目黒学院)が突進し最後はCTBフレイザー・クワーク(4年,開志国際)がトライを決めて22-17と逆転する。

対する関東学院は33分、SO立川大輝(2年,佐賀工)のキックパスをWTB田代蓮(3年,秋田工)がインゴールで押さえて同点に。しかし、日本大は38分にFB普久原琉(3年,コザ)のゴロパントをWTB廣瀬和哉(4年,本郷)がトライ、41分にはFB普久原琉が相手を十分に引きつけ、最後はFL飯田光紀(4年,日川)がトライを決めた。日本大は34-22で勝利、4連勝となった。

注目ポイント

関東学院は、ここまで危なげなく勝利してきた日本大に対し、後半33分に追いつく粘りを見せたが、4点差で敗れた流経大戦同様に勝ち切ることはできなかった。しかし、今季の関東リーグ戦の3位以下は混戦模様、ここまでの経験を糧に11年ぶりの大学選手権出場を狙う。

日本大のほうは、モールからのトライはわずかに一つとこれまでになく少なかったが、後半はBKの活躍もありトライを重ねることができた。狙ったものではないだろうが、僅差の勝負でBKが活躍したことは今後の上位との戦いの中で生きてきそうだ。

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東海大(20) 74 -7 中央大(4)

試合のほうは、東海大が前半4分にラインアウトモールからのトライで先制すると、序盤からモールからのトライなどで主導権を握る。さらにマイボールラインアウトからの攻撃を中心に、29分以降にも3つのトライを加えて、東海大が前半を38-0とリードして折り返す。

後半も東海大、5分にはラインアウトから展開、SO武藤ゆらぎ(2年,東海大仰星)が相手をひきつけてFB野口幹太(4年,東京)がトライ、10分にはラインアウトモールからHO田中熙(4年,伏見工)がトライを決めて突き放す。

対する中央大は、38分にWTB若松大智(4年,桐蔭学園)が抜け出し、最後はPR中村陵雅(3年,東京)がゴールポスト下に飛び込んだ。しかし、さらにトライを追加した東海大が74-7で勝利、4連勝を飾った。

注目ポイント

東海大は、前後半ともに10分までに2トライ、理想的な試合運びで試合を優位にすすめた。また、前半はペナルティ0とスキを与えなかったことも快勝の要因、ここまで4戦でのペナルティは33と関東リーグ戦最少となっている。

中央大のほうは、わずか1トライに終わったこともあるが、ラインアウトからの攻撃に手を焼いた。今後も長身選手が揃うチームとの対戦もあり、ラインアウトの対策も重要なものになる。

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f:id:daigakurugby:20211101145309p:plain

 

関西Aリーグ 2021 第4節 / 結果とポイント … 京産大 同志社 天理大 近畿大が勝利

概要

2021年度の関西大学ラグビーAリーグ 第4節は、10/30(土)に2試合が行われ、10/31(日)にも2試合が行われた。

なお、2021年シーズンは勝点制を導入。勝ち4点、引分2点、負け0点のほか、「4トライ以上での勝利」「7点差以内の負け」に各1点が加えられる。

ここまでの結果

10/31(日)終了時点での成績は次の通り。2チームの勝点が並んだ場合は、直接対決の結果、得失点差の準で順位決定。

京産大 4勝0敗 勝点19 得失点差+90
同志社 3勝1敗 勝点15 得失点差+121
天理大 3勝1敗 勝点15 得失点差+100
近畿大 3勝1敗 勝点14 得失点差+53
立命館 1勝3敗 勝点  5 得失点差-58
摂南大 1勝3敗 勝点  5 得失点差-99
関西大 1勝3敗 勝点  5 得失点差-145
関学大 0勝4敗 勝点  3 得失点差-62

対戦表詳細は → 関西Aリーグ対戦表

トライランキング(10/31終了時)

6T 内村祐介/天理大、アサエリ・ラウシ/京産大
5T 田村魁世/同志社
4T 2人

トライランキング詳細は → トライランキング

ゴールランキング(10/31終了時、PG含む)

19G 嘉納一千/同志社 86.4%
17G 筒口允之/天理大 77.3%
16G 福山竜斗/近畿大 72.7%

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ラグビーマガジン 2021年 10 月号 [雑誌] <別冊付録:主要大学写真名鑑> 

 

10/30(土)

大学名の後ろの( )内の数字は、ボーナスポイントを加えた勝点。

近畿大(14) 62-35 関学大(3)

試合は前半8分、近畿大が相手ゴール前に攻め込み右サイドいっぱいまで展開、WTB植田和磨(1年,報徳学園)が先制トライを決める。対する関学大は、19分にFWのサイドアタックによりHO平生翔大(1年,関西学院)が押し込み、互いにルーキーのトライで幕を開ける。

このあと近畿大が27分にHO金子隼(4年,中部大春日丘)、30分に関学大WTB加藤匠朗(2年,関西学院)がトライ、さらに33分に近畿大CTB中洲晴陽(4年,筑紫)、40分に関学大HO平生翔大がトライと三度トライを奪い合う展開となる。近畿大は前半終了間際にPGを決めて22-21とリードして折り返す。

後半は近畿大が抜け出す。6分にラインアウトモールからNo8古寺直希(1年,石見智翠館)が持ち出しCTB福山竜斗(4年,天理)につないでトライ、さらに12分にFB河井優(4年,日本航空石川)がトライを奪うなど連続トライで57-21まで差を広げる。関学大はFL藤井崇弘(1年,石見智翠館)のトライなどで差を縮めるも、近畿大が62-35で勝利し今季3勝目。

注目ポイント

近畿大は、これまで天理大、同志社京産大をそれぞれ1トライずつに抑えてきたが、この試合は前半だけで3トライ、合計5トライを許した。開幕から1ヶ月半、研究された面もあるのか、メンタリティの面もあるのかもしれないが、勝点5を加えた結果については申し分ない。

関学大のほうは、前半からトライを奪われても取り返し拮抗した試合を演じた。しかし、後半開始直後のミスが響いて連続トライで引き離された。後半開始から5連続でトライを奪われたが、これをいかに止めるかが今後の3戦でも重要になる。

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摂南大(5) 40-0 同志社(15)

先制したのは摂南大、前半4分にラックからFBヴィリアミ・ツイドラキ(4年,ラトゥナブラ)からヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノ(3年,トンガC)と狭いサイドでつなぎ、最後はWTB中来田連(4年,日本航空石川)がトライ。

対する同志社は18分、モールから人数が少ないのサイドへ展開、FB芦塚仁(2年,大阪桐蔭)がインゴールに飛び込んだ。さらに23分にマイボールラインアウトから展開しSH田村魁世(4年,桐蔭学園)がトライ、28分にはラインアウトモールからHO西濱悠太(2年,東福岡)が押し込んだ。同志社が19-5とリードして前半終了。

後半も同志社の勢いが続く。後半8分、SH田村魁世は走り込んできたCTB2人をスルーしSO嘉納一千(2年,大阪桐蔭)へパス、最後は大外のWTB稲吉渓太(4年,東福岡)がトライを決めた。18分にはCTB大森広太郎(3年,茗溪学園)が抜け出してSH田村魁世がトライ。

さらに、36分にはCTBからSOに入った西村海音(3年,同志社)の小パント、キャッチしたCTB倉岡治輝(4年,尾道)がトライ、39分にもCTB岡野喬吾(2年,常翔学園)がトライを加え、同志社が45-5で勝利、今季3勝目を手にした。

注目ポイント

摂南大は、昨年上位4チームとの対戦を終え、前半に限っての失点は4試合とも20失点以下に抑えることができた。しかし、前半の終盤に失点することが多く、ディフェンスでもう一歩粘りたい。

同志社のほうは、1トライに終わった近畿大戦での反省からか、ここぞの場面でトライが取れるサインプレーを見せた。まだまだミスも多く不安定さも見られるため、さらにチーム力をあげる余地は十分にある。

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10/31(日) 

関西大(5) 24-59 京産大(19)

試合は開始1分、関西大のキックオフをキャッチしたWTB松岡大河(2年,東福岡)は相手ディフェンスをかわしながらの独走トライ、京産大が先制する。8分にも、関西大のキックを右サイドキャッチしたWTB船曳涼太(2年,神戸科学技術)が切れ込み、CTBジェイミー・ヴァカラヒ(4年,日体大荏原)、WTB松岡大河とつなぎ左中間へ先制トライを決め京産大が流れをつかむ。

対する関西大は21分、ラックからSH溝渕元気(2年,大産大附)が相手ディフェンスの裏へ小パント、これに反応したCTB立石和馬(1年,東福岡)がインゴールでキャッチしそのまま押さえた。しかし、京産大はさらにトライを加えて、前半を33-7とリードして終える。

後半は関西大が反撃、14分に再びラックからSH溝渕元気の裏へのパント、ルーズボールをPR龍田恭佑(4年,京都成章)が押さえた。さらに、京産大シンビンの直後にもNo8池原自恩(3年,関大一)がトライを加えるが、一人少ない京産大はLOアサエリ・ラウシ(3年,日本航空石川)がトライを決めるなど、終盤もさらに差を広げて59-24で勝利、4連勝となった。

注目ポイント

関西大は、SH溝渕元気の裏へのキックでの2トライなど、4トライを決めてボーナスポイントを加えた。ここまで、失点は225点とリーグ8チーム中最多だが、天理大や関学大から3トライずつ奪うなど攻撃面では成果があらわれている。

京産大は強力FWが代名詞だが、序盤のBKによる2つのトライにより的を絞らせずに攻撃ができた。ただ、この日は19のペナルティを犯し、4トライを奪われた。ここまでの4試合でペナルティは59(2番目に多い立命館が46)、ここを改善しなければ連勝は続けるのは難しくなる。

才能を解き放つ勝つメンタル ラグビー日本代表コーチが教える「強い心」の作り方 

 

天理大(15) 42-14 立命館(5)

試合は天理大が先制、前半11分に相手ゴールライン目前の攻防は、HO佐藤康(4年,天理)が押し込みトライ。昨年の大学選手権準決勝明治戦のトライを彷彿させるトライとなった。

 

26分にはCTB間森涼太(3年,神戸科学技術)のグラウンダーのキックをFB江本洸志(4年,日本航空石川)がひろってゴールポスト下にトライ。35分には自陣からLOアシペリ・モアラ(4年,日本航空石川)がゲインすると、左サイドライン際をFB江本洸志、WTB内村祐介(4年,天理)とつなぎトライを加えた。

前半ロスタイムの立命館、FB安井拓馬(3年,東海大仰星)がグラバーキック、こぼれ球をCTB木田晴斗(4年,関西大倉)がインゴールで押さえた。前半を終え、天理大が21-7でリード。

後半は2分、天理大はCTB高部勇(4年,天理)からのオフロードパスを受けたLOアシペリ・モアラがトライ、さらに17分にはラインアウトモールからHO佐藤康が押し込んだ。追う立命館は17分にモールからNo8宮下大輝(4年,報徳学園)がトライを返すも、天理大は谷口永遠(3年,関大北陽)がトライを追加、42-14で勝利を飾った。

注目ポイント

天理大は、終始先にトライを奪う展開で快勝となった。ただ、メンバーは戻りつつあるが、まだ万全とは言えないのかLOアシペリ・モアラやNo8山村勝悟(3年,天理)らは出場時間は短かった。さらに完成度を高めて、後半戦に臨みたい。

立命館のほうは、攻め込みながらもトライを取り切れない場面もあり、プレーの精度を上げていくことが求められる。春シーズンに苦戦したころからは随分立て直してきたが、ポテンシャルはあるチーム、さらに強くなる。

エンスカイ ラグビー日本代表 2022年 カレンダー 卓上 CL-575 

 

関連リンク

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2021 関東リーグ戦 第4節 <直前チェック> … 法政大vs大東大 東海大vs中央大 など

概要

2021年度の関東大学リーグ戦グループ1部リーグ第4節は、10/30(土)に2試合、10/31(日)に2試合が行われる。1部リーグは、東海大学流通経済大学日本大学法政大学中央大学大東文化大学関東学院大学専修大学の8チーム。

今季の順位決定方法は勝ち点制となる。勝ち4点、引き分け2点、負け0点、ボーナスポイントとして「勝敗関係なく3トライ以上の差をつける」「7点差以内の負け」のチームに1点が与えられる。また、昨年行われなかった入替戦は、今季は実施予定。

第3節終了時の成績

第3節を終えての成績は次の通り。

東海大 3勝0敗 勝点15 得失点差+160
日本大 3勝0敗 勝点15 得失点差+142
法政大 2勝1敗 勝点11 得失点差+39
大東大 1勝2敗 勝点  5 得失点差-46
関東学 1勝2敗 勝点  5 得失点差-53
中央大 1勝2敗 勝点  4 得失点差-35
流経大 1勝2敗 勝点  4 得失点差-38
専修大 0勝3敗 勝点  0 得失点差-169

対戦表詳細は → < 関東大学対抗戦対戦表 >

トライランキング(10/17終了時)

13T 井上風雅/日本大
5T ナサニエル・トゥポウ/日本大
4T 谷口宜顕/東海大
4T レキマ・ナサミラ/東海大

トライランキング詳細は → < トライランキング >

ゴールランキング(10/17終了時、PG含む)

14G 石岡玲英/法政大 82.4%
13G 津田寛汰/中央大 81.3%
11G 丸山凛太朗/東海大 78.6%

ゴールランキング詳細は → < ゴールランキング >

 

ラグビーマガジン 2021年 10 月号 [雑誌] 別冊付録/大学ラグビー選手名鑑 

 

10/30(土)

法政大 13:00 大東大(セナリオH三郷/有観客)

ここまで2勝1敗の法政大と1勝2敗の大東大の対戦。昨年の対戦は、法政大が前半に3つ、後半にも2つのトライを奪って一時は33-0とリード。大東大は2トライを返すも、法政大が33-12で逃げ切った。

今季の法政大は、専修大には16点のビハインドからの逆転勝ち、関東学院には14点リードからの逆転負けと不安定さがあったが、中央大には終始流れを渡さず勝利。プレイスキッカーのFB石岡玲英(2年,御所実)も好調、中央大戦では4PGを含む8本のキックを全て成功させた。

大東大のほうは、開幕戦で流経大に勝利。東海大、日本大には敗れたが、後半20分までは19失点、14失点とディフェンスの頑張りが目立つ。ディフェンスが機能すれば、大東大の勝利の確率は上がってくる。

メンバー表チェック

法政大のスタメンは、LO赤坂大也(4年,法政)に代わってLO木村開(2年,秋田中央)が今季初先発となる。ハーフ団は、前節同様にSH山脇一真(2年,天理)とSO末長和輝(4年,長崎南山)となった。また、副将WTB高橋達也(4年,目黒学院)がリザーブで今季初のメンバー入り。

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法政大 メンバー

大東大のほうは、FLシオシファ・ラベマイ・マウ・トル(3年,ニューイントンC)、CTBハニテリ・フィラトア・ヴァイレア(1年,青森山田)がスタメンに復帰。サイモニ・ブニランギ(3年,マッセイ)、ペニエリ・ジュニア・ラトゥ(2年,セントピーターズ)はメンバー外となっている。

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大東大 メンバー
過去の対戦

2018 法政大36-54大東大
2019 法政大14-24大東大
2020 法政大33-12大東大

FW平均体重

法政大 100.6kg
大東大 106.9kg

FW高身長選手(cm)

法政大 LO竹部力185,LO木村開182,PR河村龍成180,No8大澤蓮180
大東大 No8リサラ・キシナ・フィナウ189,LO佐々木柚樹188,PR野口大貴184LO塩見成梧184

 

流経大 15:30 専修大(セナリオH三郷/有観客)

今季1勝2敗の流経大は、3戦全敗の専修大との対戦。昨年の対戦は、序盤はトライを取り合い、専修大が前半24分のPGで4点差に迫る展開。しかし、そこから流経大が前半だけで4トライを加えて突き放した。

今季の流経大は開幕戦で大東大に完敗、続いて中央大には前半終了間際に逆転を許すと後半突き放された。そして関東学院戦では試合終了間際にFB河野竣太(4年,常翔学園)の逆転サヨナラトライで今季初勝利となった。

専修大は、開幕戦の法政大戦で一時は16点のリードを奪うも逆転負け、その後は東海大、日本大と完敗して3連敗。流経大のメンバーが揃ってくると苦戦が予想されるが、流経大にペナルティが増えるようだとFB古里樹希(3年,東福岡)のPGも得点源になる。ペナルティを誘発するような圧力をかけられるかが鍵になる。

メンバー表チェック

流経大は、FL越高梁(3年,秋田工)がスタメン復帰するほか、CTB杉崎晴人(2年,鹿児島工)はスタメンで今季初のメンバー入り。土居大吾(3年,流経大柏)、中西海斗(4年,報徳学園)、イノケ・ブルア(4年,スバGS)といった昨年からのBKの主力はメンバー外となる。

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流経大 メンバー

専修大は、春にスタメン出場していたPR木原三四郎(1年,東福岡)とCTB江口恵太郎(3年,長崎北)がスタメンで今季初めてメンバーに入った。LO渡邉朝陽(2年,日川)、No8山下拓真(4年,東福岡)は今季初スタメン、前節メンバー外となったFB古里樹希(3年,東福岡)がスタメンに戻る。

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専修大 メンバー
過去の対戦

2018 流経大56-14専修大
2019 流経大57-33専修大
2020 流経大52-17専修大

FW平均体重

流経大 100.0kg
専修大 100.4kg

FWの高身長選手(cm)

流経大 PRシンクル寛造189,LOタマ・カペネ188,No8篠澤輝183,LOキムギヒョン180,FL當眞真180
専修大 LO渡邉朝陽185,PR山口和明181,PR木原三四郎181,LO川畑松大181

ラグビー日本代表 フランス2023へ:B・Bムック (B・B MOOK 1533) 

 

10/31(日)

関東学院 11:30 日本大(セナリオH三郷/有観客)

1勝2敗の関東学院は、3戦全勝の日本大との対戦となる。昨年の対戦では、序盤にトライを重ねた日本大に対し、前半25分に関東学院がトライを返すも19-5と14点差に迫る。しかし、以降は日本大が突き放しての勝利となった。

今季の関東学院は、2戦目の法政大戦で14点差をひっくり返しての逆転勝ち。3戦目の流経大戦は27-24とリードしてロスタイムに入るが、逆転トライを許して敗れた。この2戦は前半は相手を2トライまでに抑えており、日本大戦も前半のディフェンスがポイントとなる。

日本大のほうは、中央大、専修大と快勝。3戦目の大東大戦は相手のディフェンスに苦しみ、前半を終えて7-0と奪ったトライは1つのみ。終盤に突き放しての勝利となった。ここまでのトライはモールが軸、序盤からモールでトライが取れると試合を優位にすすめられる。

メンバー表チェック

関東学院は、FWではPR兒玉隆之介(2年,佐賀工)とLO坂本奨(3年,昌平)、SH東皓輝(3年,桐生第一)とSO荒牧太陽(3年,筑紫)のハーフ団が今季初スタメン。その他、由比藤聖(1年,東海大翔洋)、小川洋生(1年,関東学院六浦)、茎沢光隆(1年,仙台育英)の3人のルーキーがリザーブで初めてのメンバー入りとなった。

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関東学院 メンバー

日本大のほうは、LOイオセファツ・モレコ(3年,レウルモエガフォC)が初スタメン、ルーキーPR春野星翔(1年,日本大)は春からの試合も含めて初めてのメンバー入りとなる。鷲谷太希(3年,天理)、廣瀬和哉(4年,本郷)らは春シーズン以来のメンバー入り。

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日本大 メンバー
過去の対戦

2018 対戦なし
2019 対戦なし
2020 関東学院  5-50日本大

FW平均体重

関東学院 101.4kg
日本大  104.1kg

FW高身長選手(cm)

関東学院 LO矢野裕二郎192,No8小濱康嵩185,PR島津弘二朗183
日本大  PR山内開斗188,LOイオセファツ・モレコ188,LO趙誠悠185,FL板倉正矢183

 

東海大 14:00 中央大(セナリオH三郷/有観客)

3戦全勝の東海大と1勝2敗の中央大との一戦。昨年の対戦は、前半は東海大はなかなかトライがとれず19-0、後半に入ると突き放して東海大の勝利となった。

ここまでの東海大は、2戦目の大東大のディフェンスに対しては攻めあぐみ前半を終えて14-0、後半30分以降の3つのトライで突き放しての勝利となった。平均体重109.4kgの盤石のFW陣にBKはSO武藤ゆらぎ(2年,東海大仰星)が変化を加えながらトライにつなげる。

中央大のほうは、2戦目の流経大戦では前半はトライを取り合うが、前半の終わり頃から連続トライとPGで突き放し42-22で勝利。5トライに加えて3つのPGも効果的だった。東海大に対しても、SO津田寛汰(3年,桐蔭学園)のPGは武器となる。取れるところで取っていきたい。

メンバー表チェック

東海大のFWからハーフ団は前節同様の安定したメンバー。WTB谷口宜顕(2年,東海大仰星)がスタメン復帰、WTB川久保彪我(2年,長崎北)はスタメンで初のメンバー入りとなる。

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東海大 メンバー

中央大は、春シーズンも出場のなかった昨年の主力FL山本大二朗(4年,東京)がスタメンで復帰。WTB志賀雄太(4年,東海大相模)は春以来、WTB竹ノ内建太(4年,國學院栃木)は開幕戦以来のスタメン出場となる。ルーキーSH矢崎幹太(1年,桐蔭学園)は初のメンバー入り。

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中央大 メンバー
過去の対戦

2018 東海大  78-  5中央大
2019 東海大100-21中央大
2020 東海大  64-  5中央大

FW平均体重

東海大 109.4kg
中央大 102.8kg

FW高身長選手(cm)

東海大 LOワイサケ・ララトゥブア191,FLレキマ・ナサミラ190,LO小池隆成188,PR星野克之186,No8ノア・トビオ184
中央大 PR茂原隆由188,LO市川大喜182,LO山﨑祥希182

才能を解き放つ勝つメンタル ラグビー日本代表コーチが教える「強い心」の作り方 

 

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2021 関西Aリーグ 第4節 <直前チェック> … 摂南大vs同志社 天理大vs立命館など

概要

関西大学ラグビーAリーグ第4節は、10/30(土)に2試合、10/31(日)に2試合が行われる。Aリーグは、天理大学同志社大学京都産業大学関西学院大学立命館大学摂南大学関西大学近畿大学の8チーム。

今季の順位決定方法は勝ち点制となる。勝ち4点、引き分け2点、負け0点、ボーナスポイントとして「7点差以内の負け」「勝敗関係なく4トライ以上」のチームに1点が与えられる。また、昨年行われなかった入替戦は、今季は実施予定。

第2節までの成績

10/24(日)終了時点での成績は次の通り。2チームの勝点が並んだ場合は、直接対決の結果、得失点差の準で順位決定。

京産大 3勝0敗 勝点14 得失点差+55
同志社 2勝1敗 勝点10 得失点差+81
天理大 2勝1敗 勝点10 得失点差+72
近畿大 2勝1敗 勝点  9 得失点差+26
立命館 1勝2敗 勝点  5 得失点差-30
摂南大 1勝2敗 勝点  5 得失点差-59
関西大 1勝2敗 勝点  4 得失点差-110
関学大 0勝3敗 勝点  2 得失点差-35

対戦表詳細は → 関西Aリーグ対戦表

トライランキング(10/24終了時)

5T 内村祐介/天理大
4T 和田悠一郎/同志社
3T 6人

トライランキング詳細は → トライランキング

ゴールランキング(10/24終了時)

16G 嘉納一千/同志社 94.1%
11G 筒口允之/天理大 68.8%
10G 森駿太/立命館 90.9%
10G 奥谷友規/関学大 76.9%

ゴールランキング詳細は → ゴールランキング

 

ラグビーマガジン 2021年 10 月号 [雑誌] 別冊付録/大学ラグビー選手名鑑 

 

10/30(土)

近畿大 11:45 関学大鶴見緑地/有観客)

ここまで2勝1敗の近畿大と3戦全敗の関学大の一戦。昨年の対戦では、関学大が3つのトライと3つのPGで効果的に加点、一時は6点差となるも近畿大を2トライに抑えた関学大が28-14で勝利となった。

今季の近畿大は、天理大、同志社に勝利、京産大には僅差で敗れたがトライ数で上回った。PR紙森陽太(4年,大阪桐蔭)を中心としたFWは強力、BKも的を絞らせない。昨年の上位チームとの戦いが続く中、高いモチベーションを維持できるかもポイントか。

開幕から3戦未勝利と苦しい関学大は、開幕戦で立命館に敗れると、摂南大に8点差を終盤に逆転されての敗戦、関西大にはロスタイムで逆転トライを許して敗れた。逆転負けが続いての3連敗、体力や技術はもちろんだが強い気持ちで戦うことが必要になる。

メンバー表チェック

近畿大は、前節欠場のLO松永正喜(2年,尾道)がスタメン復帰、CTB森本翔紀(3年,報徳学園)は開幕戦で先発して以来のリザーブでの復帰となる。PR楠本唯陽(3年,熊野)はリザーブとして今季初めてのメンバー入りとなる。

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近畿大 メンバー

関学大のほうは、前節からスタメン8人が入れ替わる。CTB石山夏祈(4年,東海大仰星)、WTB後藤多輝(4年,報徳学園)の2人は今季初スタメン、CTB佐藤然(2年,中部大春日丘)はリザーブとして今季初のメンバー入り。なお、2戦目同様に坂原春光(3年,東海大仰星)はSHでスタート。

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関学大 メンバー
過去の対戦

2018 近畿大19-55関学大
2019 近畿大27-17関学大
2020 近畿大14-28関学大

FW平均体重

近畿大 103.4kg
関学大   99.6kg

FW高身長選手(cm)

近畿大 LO松永正喜187,LO甲斐登生183,FL松田翼183
関学大 LO入江元気182,LO野矢健太郎178,FL稲垣直希178

 

摂南大 14:00 同志社鶴見緑地/有観客)

1勝2敗の摂南大と2勝1敗の同志社との対戦。昨年は交流戦のみ対戦があり、同志社が終始先手を取る展開で37-19で同志社の勝利となった。

今季の摂南大は、初戦で関学大に逆転勝ち、後半20分に8点差にされたあとに3トライを奪ってひっくり返した。しかし、2戦目の天理大には0-40で完封負け、3戦目の京産大戦では2トライを奪ったものの完敗となった。同志社戦は3週連続の試合。

同志社は、開幕戦で関西大に完勝したものの、近畿大にはプレッシャーを跳ね除けられず2戦目にして黒星となった。3戦目は立命館のディフェンスに手を焼き前半を7-7で終えるも、後半突き放して42-14で勝利。BKにいいボールを供給できれば、自慢のBKが躍動する。

メンバー表チェック

3週連続の試合となる摂南大は、前節スタメンの主将FL隈元添太(4年,京都成章)、CTBテビタ・タイ(4年,トゥポウC)、WTB熊倉拓海(4年,神戸科学技術)を外し、初スタメンとなるFL坂口竜太郎(3年,大産大附)、SO大津直人(1年,常翔啓光学園)、WTB中来田連(4年,日本航空石川)が入る。

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摂南大 メンバー

同志社は、FL馬渡仁之祐(3年,東海大仰星)がスタメンに入ったほかは前節と変更なし。主力では、FL梁本旺義(3年,常翔学園)、CTB岡野喬吾(2年,常翔学園)、SO/CTB笠原浩史(3年,同志社)らがメンバー外となっている。

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同志社 メンバー
過去の対戦

2018 対戦なし
2019 摂南大40-52同志社
2020 摂南大19-37同志社(交流試合)

FW平均体重

摂南大 97.6kg
同志社 97.6kg

FWの高身長選手(cm)

摂南大 No8ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノ187,LO徳永リオ吉平183,LO森山迅都182
同志社 LO小菅由一郎185,No8木原音弥184,LO南光希182

ラグビー日本代表 フランス2023へ:B・Bムック (B・B MOOK 1533) 

 

10/31(日)

関西大 11:45 京産大(天理親里/有観客)

1勝2敗の関西大と3戦全勝の京産大との対戦。昨年の対戦は、前半終了間際に関西大がトライとゴールを決めて10-10の同点に、後半は3トライを奪った京産大が34-10で勝利。

ここまでの関西大は、開幕2連敗を喫したが天理大からは3トライを奪う。3戦目の関学大戦では、後半は追いつ追われつの展開からロスタイムに逆転トライで今季初勝利を決めた。昨年の上位チームに対して3戦で7トライ、攻撃面では結果を出している。

京産大は、初戦は立命館に勝利。2戦目は天理と同志社に勝った近畿大との対戦、いつも通りFWを軸にした戦いと積極的にPGを狙うことで終始リードし、16-12と僅差での勝利となった。4週連続の試合にあって、パフォーマンスが落ちなければ優位は動かない。

メンバー表チェック

関西大は、LO篠田昂征(1年,徳島城東)、CTB藤原悠(4年,大阪桐蔭)がスタメン復帰。前節メンバー外だった主将PR龍田恭佑(4年,京都成章)のほか、春に主力で出場したSH末井健将(2年,報徳学園)、WTB大坪勇太(3年,國學院久我山)がリザーブでメンバーに入った。

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関西大 メンバー

京産大のほうは、SO西仲隼(3年,近大附属)、WTB松岡大河(2年,東福岡)がスタメンに入り、SO家村健太(3年,流経大柏)とWTB高井良成(2年,関大北陽)がリザーブにまわる。4週連続の試合となるが、4戦連続で同じ23人がメンバーに入る。

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京産大 メンバー
過去の対戦

2018 関西大15-38京産大
2019 対戦なし
2020 関西大10-34京産大

FW平均体重

関西大   95.9kg
京産大 103.6kg

FWの高身長選手(cm)

関西大 LO篠田昂征183,LO栗本勘司181,No8池原自恩180
京産大 LOアサエリ・ラウシー188,LOフナキ・ソロモネ186,PR平野叶翔180

 

天理大 14:00 立命館(天理親里/有観客)

2勝1敗の天理大と1勝2敗の立命館の一戦となる。昨年の対戦は交流試合としてのもの、前半は天理大の3トライで21-0とリード、立命館は後半に2トライを返すも天理大が35-12で勝利となった。

今季の天理大は、開幕戦で近畿大に敗れて黒星スタートとなるが、関西大に69-21、摂南大に40-0と勝利。FWのVメンバーが揃うなどメンバーは戻りつつある状況、まだまだチームはフィットしておらず、さらに高みを目指す。

立命館のほうは、開幕戦は関学大に快勝。以降の2戦は敗れたものの、前半は京産大に10-7、同志社に7-7と善戦、一定の成果は見せている。WTB間瀬陽紀(3年,深谷)とWTB藤井健太郎(4年,伏見工)の2人の快足ランナーを生かしたい。

メンバー表チェック

天理大のFWは2戦続けてスタメンは同じメンバー。前節リザーブのSH北條拓郎(2年,天理)とCTB間森涼太(3年,神戸科学技術)がスタメンに。また、リザーブにはLOナイバルワガ・セタ(3年,秋田工)、LOパトリク・ヴァカタ(2年,日本航空石川)、WTBマナセ・ハビリ(2年,高知中央)と3人の留学生。

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天理大 メンバー

立命館は、FL江木畠悠加(1年,大分舞鶴)が戻ったほかは前節とスタメンは同じ。同志社戦でトライを決めたFL中村壮(4年,東海大仰星)、天理大戦でトライを決めたSO/CTB宮嵜隼人(3年,報徳学園)はリザーブに入った。

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立命館 メンバー
過去の対戦

2018 天理大48-19立命館
2019 天理大73-  7立命館
2020 天理大35-12立命館(交流試合)

FW平均体重

天理大 103.4kg
立命館   97.6kg

FW高身長選手(cm)

天理大 LOアシペリ・モアラ185,FL鄭兆毅185,LO亀沖泰輝184
立命館 LO宮城雄真186,FL小島良介182,阿部孔哉181,No8宮下大輝181

才能を解き放つ勝つメンタル ラグビー日本代表コーチが教える「強い心」の作り方 

 

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関西Aリーグ 2021 第1節 / 結果とポイント … 同志社 立命館 近畿大が勝利 天理は初戦黒星

概要

2021年度の関西大学ラグビーAリーグは、9/18(土)の「同志社vs関西大」で幕を開けた。第1節は、このあと9/19(日)に2試合、10/24(日)に1試合が行われる。

なお、2021年シーズンは勝点制を導入。勝ち4点、引分2点、負け0点のほか、「4トライ以上での勝利」「7点差以内の負け」に各1点が加えられる。

ここまでの結果

9/19(日)終了時点での勝点は次の通り。

同志社 1勝0敗 勝点5
立命館 1勝0敗 勝点5
近畿大 1勝0敗 勝点4
天理大 0勝1敗 勝点0
関学大 0勝1敗 勝点0
関西大 0勝1敗 勝点0
京産大 0勝0敗 勝点-
摂南大 0勝0敗 勝点-

関西Aリーグ対戦表

トライランキング

ゴールランキング

ラグビーマガジン 2021年 10 月号 [雑誌] <別冊付録:主要大学写真名鑑> 

 

9/18(土)

大学名の後ろの( )内の数字は、ボーナスポイントを加えた勝点。

同志社(5) 75-  8 関西大(0)

先制は同志社、前半開始早々に関西大が攻め込むも同志社がターンオーバー、自陣ゴールを背にパスを受けたFB山口楓斗(4年,東海大福岡)がディフェンスをかわしそのまま相手ゴールまで走りきりトライ。前半10分に関西大はPGで3点を返すが、同志社は12分にCTB大森広太郎(3年,茗渓学園)、21分にはWTB和田悠一郎(4年,東海大仰星)がトライを追加するなど差を広げる。同志社が35-3とリードして前半を終える。

後半も、攻撃の手を緩めない同志社は、後半開始からどんどん展開しトライを重ねる。さらに後半10分には、ハーフウェイライン付近でボールを持ったPR山本敦輝(2年,常翔学園)が大きくゲインし相手ゴール前でLO依藤隆史(4年,東筑)へオフロードパスがつながりトライ。関西大は24分、マイボールのラインアウトからモールを押し込みHO垣本大斗(2年,石見智翠館)がチーム初トライを決める。試合は同志社が75-8と開幕戦をものにした。

注目ポイント

前後半とも早い時間帯でトライを重ねた同志社は、昨年の天理大のような試合展開で快勝した。昨年大学選手権を辞退した悔しさというよりも、昨年のチームから築いてきた「ひたむきなプレイ」が結実したか。また、プレイスキッカーのSO嘉納一千(2年,大阪桐蔭)は、10本中9本のコンバージョンキックを決めた。

昨年は先手を取って同志社と接戦を演じた関西大だが、今年は同志社の攻撃を止めきれなかった。若いメンバーが多かっただけに、この経験を次戦以降に生かす。

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9/19(日)

立命館(5) 43-24 関学大(0)

関学大は、前半3分にゴール正面のPGを決めて先制。対する立命館は、前半10分にラインアウトモールからNo8宮下大輝(4年,報徳学園)が押さえて逆転。22分に相手ゴール前ラックからSH北村瞬太郎(2年,國學院栃木)サイドをつきインゴールに飛び込むと、33分にはCTB森駿太(2年,東福岡)のキックパスを受けたWTB藤井健太郎(4年,伏見工)がトライ。41分に関学大WTB加藤匠朗(2年,関西学院)が左サイドを駆け抜けトライを返すも、立命館が22-10とリードして前半を折り返す。

後半は先に点をとったのは立命館、18分に敵陣での相手ボールラインアウトを奪って展開、WTB安井拓馬(3年,東海大仰星)がトライ、28分にもSO江良楓(4年,大阪桐蔭)がトライを決めて突き放す。このあと関学大が2本のトライを返すも、立命館が43-24で勝利となった。

注目ポイント

立命館は、SH北村瞬太郎がサイドを突いてトライを決めたり、SOもこなすCTB森駿太が場面によってSO的な働きをするなど的を絞らせなかったか。

関学大のプレイスキッカーは大学に残ったFB奥谷友規(4年,京都成章)、PGを含めた成功率は一昨年は91.2%、昨年は84.2%とトップレベル。最後の角度のないキックも決めてみせた。

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近畿大(4) 23-7 天理大(0)

試合は無得点のまま迎えた22分、近畿大がマイボールラインアウトからモールを組まずに展開、逆サイドのライン際にWTB植田和磨(1年,報徳学園)が先制トライ。さらに38分、近畿大はCTB福山竜斗(4年,天理)がPGを決めて10-0とリード、天理大に得点を許さず前半をリードして終えた。

後半は、近畿大学パスミスのこぼれ球を拾った天理大LOパトリク・ヴァカタ(1年,日本航空石川)が約60mを走りきりトライを返す。しかし後半10分、近畿大はテンポのよい球出しからBKに展開、最後はFB河井優(4年,日本航空石川)が抜け出しトライ、17分にもWTB宮宗翔(4年,大阪桐蔭)がトライを追加し突き放した。このまま天理大学得点を与えず、近畿大が5連覇中の天理大を23-7で破った。

注目ポイント

経験のある4年生が多い近畿大は、勝負の年として狙い通りの戦いで勝利を収めた。キレのある動きをしている選手が多く、相手を受けに回らせることができた。

天理大のほうは、夏までいた主力が抜けたことが響いたか、相手に脅威を与える動きができなかった。しかし、長丁場のリーグ戦、代わった選手が成長しながら試合を重ねるか主力が戻るか上積みも期待できる。まだ初戦、6連覇の可能性は十分にある。

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10/24(日)

勝点は10/24(日)終了時

京産大(14) 44-14 摂南大(5)

試合は前半9分、摂南大が連続攻撃からHO正木陸久(4年,伏見工)が抜け出し先制トライ。対する京産大は、19分にLOアサエリ・ラウシ(3年,日本航空石川)がトライ、23分には相手ゴール前に迫ると最後はPR平野叶翔(4年,西陵)が押し込み逆転に成功する。さらに36分、ラインアウトモールからSH廣田瞬(4年,天理)がトライを決め、京産大が19-7とリードして折り返す。

後半も京産大の勢いが続き、ラインアウトモールからのトライを重ねて、終盤を迎えて39-7と引き離す。摂南大は31分にラインアウトモールでチャンスをつくると、途中出場の大津直人(1年,常翔啓光学園)がトライを決めた。しかし、試合終了間際にもトライを加えた京産大が44-14で勝利、開幕から3連勝となった。

注目ポイント

京産大は、先制トライを奪われたものの、自慢のFWを中心にトライを重ねての勝利となった。また、5連戦のうちの3戦目ということもあってか早めに選手交代をしながらも、突き放すことができた。

摂南大のほうは、前半は健闘したものの、後半は京産大のプレッシャーに耐えきれずペナルティが増えて突き放されることとなった。ルーキー大津直人が初トライ、今後につながるか。

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対抗戦 2021 第5週 / 結果とポイント … 早稲田 慶応が勝利、注目の明治vs筑波

概要

2021年度の関東大学対抗戦第5週は、10/23(土)に2試合、10/24(日)に2試合が行われた。

2021年シーズンは勝点制を導入。勝ち4点、引分2点、負け0点のほか、「3トライ以上の差をつける」「7点差以内の負け」に各1点が加えられる。

ここまでの結果

10/24(日)終了時点の成績は次の通り。

明治大 4勝0敗 勝点20 得失点+185
帝京大 4勝0敗 勝点19 得失点+238
早稲田 4勝0敗 勝点19 得失点+221
慶応大 3勝1敗 勝点15 得失点  +78
筑波大 1勝3敗 勝点  5 得失点  -34
青学大 0勝4敗 勝点  0 得失点-175
日体大 0勝4敗 勝点  0 得失点-243
立教大 0勝4敗 勝点  0 得失点-270

対戦表詳細は → 関東大学対抗戦対戦表

トライランキング(10/24日終了時)

7T 松本純弥/明治大
7T 槇瑛人/早稲田
6T 江良颯/帝京大
6T 奥井章仁/帝京大
5T 江藤良/明治大
5T 原田衛/慶応大

トライランキング詳細は → トライランキング

ゴールランキング(10/24日終了時)

31G 高本幹也/帝京大 73.8%
27G 吉村紘/早稲田 75.0%
19G 廣瀬雄也/明治大 65.5%
  9G 浅見亮太郎/筑波大 81.8%
  9G 中楠一期/慶応大 50.0%

ゴールランキング詳細は → ゴールランキング

 

ラグビーマガジン 2021年 10 月号 [雑誌] <別冊付録:主要大学写真名鑑> 

 

10/23(土)

大学名の後ろの( )内の数字は、ボーナスポイントを加えた勝点。

青学大(0) 13- 61 早稲田(19)

試合は早稲田が先制、前半5分に連続攻撃からPR小沼宏太(4年,清真学園)が抜け出し中央にトライ、12分にはSO伊藤大祐(2年,桐蔭学園)のキックパスをキャッチしたWTB槇瑛人(3年,國學院久我山)がトライを決める。

対する青学大は、16分に2本目のPGを決めると、33分にはマイボールスクラムNo8辻村康(2年,東海大仰星)からのパスをCTB金沢春樹(3年,流経大柏)が内へ切り返すとスピードに乗ったSO桑田宗一郎(4年,桐蔭学園)へ、ディフェンスラインを抜け出しそのままトライ。この試合初めてリードを奪う。

しかし、早稲田は40分、CTB長田智希(4年,東海大仰星)が相手ディフェンスを引きずりながらのトライで逆転、19-13とリードして前半を終える。

後半の早稲田は、SO吉村紘(3年,東福岡)、LO桑田陽介(4年,明和)を投入、後半2分に早稲田はテンポのよいパス回しからWTB松下怜央(3年,関東学院六浦)が左サイドを走りきってのトライで差を広げる。このあともSO吉村紘の大幅なゲインからのトライやラインアウトモールからのトライなどで突き放して、早稲田が61-13で4連勝を飾った。

注目ポイント

青学大の前半33分のサインプレーによるトライは見事、コツコツとPGを返していたこともあって一時は逆転となった。これが最後の得点シーンとなってしまうが、昨年の上位4チームとの対戦を終えて失点は205、昨年の329から大幅な改善となった。

早稲田は、青学大のディフェンスに手を焼きながらも前半終了間際に主将CTB長田智希が渾身のトライ、SO吉村紘が入った後半は突き放した。前半の苦戦は慢心もあるのか、青学大の研究の成果なのかはわからないが、つけ入るスキがあったのは確かだろう。

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立教大(0) 5-41 慶応大(15)

試合は前半4分、慶応大がマイボールラインアウトからモールを押し込みHO原田衛(4年,慶応大)が先制トライ。続く10分にもモールでトライを奪うと、18分には相手ゴール前でFL高武俊輔(3年,尾道)がターンオーバー、FL山本凱(4年,慶応)につなぎトライを奪う。慶応大は40分にもトライを加えて、26-0とリードして前半を終える。

後半も勢いは慶応大、6分にFL山本凱からパスを受けたFB山田響(2年,報徳学園)がトライ、10分にはSO中楠一期(3年,國學院久我山)のゴロパントをFB山田響がキャッチすると相手ディフェンスを抜き去りトライを決めた。

対する立教大は、試合終了間際にゴール正面でのラックからCTB福壽佳生(2年,立教新座)が大外のWTB天羽秀太(2年,桐蔭学園)にロングパス、そのまま左サイドを走り抜け意地のトライ。しかし、試合はこのまま終了、慶応大が41-5で今季3勝目となった。

注目ポイント

立教大は、序盤からトライを奪われる展開も、時間帯によってはディフェンスが機能した。また、試合終了間際のトライは、次戦以降の昨年の下位4チーム同士の戦いにつながるものだろう。

慶応大のほうは、前半はモールなどでFWでトライを重ねたが、後半はBKでのトライも見られた。ここまで22トライのうちBKによるものは8本のみ、BKでもトライを取っていける形をつくり幅を広げたい。

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10/24(日)

明治大(20) 53-14 筑波大(5)

試合が動いたのは前半6分、明治大がマイボールラインアウトからモールをずらしてインゴールになだれ込み、LO山本嶺二郎(2年,京都成章)が先制トライ。13分もラインアウトモール、今度は力で押し切りHO田森海音(4年,長崎北陽台)が押さえた。さらには、WTB松本純弥(4年,佐賀工)、FB石田吉平(3年,常翔学園)にもトライが生まれ、明治大が24-0とリードして前半を折り返す。

後半は7分、明治大FL福田陸人(4年,國學院栃木)がトライを決めるも、筑波大は12分にWTB植村陽彦(3年,茗溪学園)が突破しFK岩田真樹(4年,明大中野八王子)がトライを返した。その直後の15分、明治大はCTB江藤良(4年,報徳学園)のトライで引き離すも、18分の筑波大は10→15→14→CTB谷山隼大(2年,)とつないでトライを決める。

しかし、明治大は41分にはSO伊藤耕太郎(2年,國學院栃木)、44分にはFB雲山弘貴(4年,報徳学園)のキックパスからいずれもWTB松本純弥がトライを決めてダメ押し。明治大が53-14で開幕から4連勝となった。

注目ポイント

明治大は、序盤にモールから2本のトライでペースをつかむと、以降はBKも一体となりながらトライを重ねた。さまざまな形でトライを奪うことができ、強敵と対戦する後半戦にいい弾みとなった。

筑波大のほうは、開幕から1ヶ月、素晴らしいディフェンスを見せてきたが、勝点5止まりで勢いを失いつつあるか、もしくはこれまでの3戦のディフェンスを研究されたということもあるかもしれない。

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帝京大(19) 91-18 日体大(0)

試合開始から帝京大が攻め込むが、4分に日体大No8ハラトア・ヴァイレア(4年,日体大柏)が自陣で相手パスをインターセプト、そのまま走りきりゴール右隅へ先制トライを決めた。しあkし、帝京大は8分にFL山添圭祐(3年,長崎北陽台)、10分にはHO江良颯(2年,大阪桐蔭)がトライを決めて逆転。

さらにトライを重ねる帝京大に対し、日体大No8ハラトア・ヴァイレアの2本のPGで追いすがる。帝京大が35-13とリードして前半終了。

後半も、帝京大がCTB押川敦治(4年,京都成章)のゴロパントからのトライなどでトライを重ねるが、日体大は14分にキックオフのこぼれ球を拾ったHO森屋颯太(4年,横須賀総合)が相手ディフェンスをハンドオフでかわしながらインゴールに飛び込みトライを返す。しかし、さらにトライを奪った帝京大が91-18で4連勝を飾った。

注目ポイント

帝京大は、インターセプトによる先制トライを奪われる展開も、ペナルティもわずか4つと焦ることなくペースを渡さなかった。この日の13トライで前半戦は40トライ、うちわけはFWで26、BKで14、およそ2/3をFWでトライを取ってきたことになる。

日体大のほうは、先制トライもあり、また、前半18分に2本目のPGで8点差に迫るなど、後半途中までは集中力をもって戦えた。終盤は帝京大の強力FWに消耗し運動量が落ちたのか、連続トライを浴びたがもう少しディフェンスで粘りたかった。

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