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2020 関東大学対抗戦 第1節 <結果と注目ポイント>

概要

春季大会など多くのスケージュールが中止となっていたが、10/4(日)に関東大学対抗戦が開幕した。最終戦は12/6(日)となる。なお、例年通りに大学選手権が行われるなら、関東大学対抗戦は5位までが出場権を得る。

2020シーズン限定ルールとして勝点制が導入された。勝ち4点、引分2点、負け0点のほか、全試合が行われた場合は「7点差以内の負け」「勝敗に関係なく4トライ以上」に各1点が加えられる。

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10/4(日)

大学名の後ろの( )内の数字は、ボーナスポイントを加えた勝点。

慶応大(0) 19-30 筑波大(4)

先制は慶応大、ゴール前からFWが押し込みFL山本凱がトライ。筑波大は、前半15分に縦に飛び出してきたWTB仁熊秀斗がトライを決めると28分にPGを加えて、前半を10-5とリードして折り返す。

後半開始すぐに、筑波大ラインアウトから1年生CTB谷山隼大がつなぎFB植村陽彦がトライ。慶応大が後半18分にFLアイザイア・マプスアのトライで追い上げるも、筑波大は直後の20分にFB植村陽彦の2本目のトライで突き放し、30-19で慶応大に対し2年連続の勝利となった。

注目ポイント

ハンドリングエラーは、慶応大の12に対して筑波大はわずか3。筑波大のエラー数が少ないのは、少ないパスでトライに結びつけるという持ち味によるものだろう。細かいキックを交える松永貫汰が戻ってくると、相手はさらに的を絞りづらくなる。

慶応大は後半22分に12点のビハインドとなったが、まだ時間はあった。しかし、逆に後半35,39分と2本のPGを決められてとどめを刺される。大学選手権に出場するためには、ここ一番で集中力を発揮して、次の日体大戦は絶対に勝たなければならない。

 

明治大(5) 73-15 立教大(0)

明治大は、1年生のLO山本嶺二郎のトライや同じく1年生SO池戸将太郎が安定したキックを見せるなど、前半に6トライ4ゴールを奪って38-3とリード。

後半は立教大も見せ場をつくり、後半8分にモールからHO相良隆太が飛び込みトライ、23分にもトライを奪う。しかし、試合は後半にも5トライを加えた明治大が差を広げて、73-15で勝利した。

注目ポイント

明治大は、11トライのうちBKで8トライ。FWが勝負し続けずとも、BKに数的優位ができてのトライもあった。昨年のスタメンから第1列の3人が抜けて新第1列となっているが、その真価が問われるのはもう少し先か。また、2人の1年生は、次戦以降も楽しみになる戦いぶりだった。

5年ぶりのAグループの舞台となった立教大は、大差での敗戦となったが2つのトライを奪ったことは収穫だろう。相手に数的優位をつくらないために、タックルについては今節の経験を次節に生かしたい。

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日体大(0) 10-98 帝京大(5)

帝京大は、前半から1年生のHO江良颯とNo8奥井章仁のトライを含めて8トライの猛攻を見せた。前半を帝京大が56-3とリードする。

後半はCTB髙橋駿が右隅に飛び込んで日体大にもトライが生まれた。しかし、帝京大は後半にも6トライを決めて合計14トライ、98-10で帝京大の勝利となった。

注目ポイント

帝京大は、2人の1年生が躍動したほか、FB奥村翔も14のゴールキックを全て成功させて安定感を見せた。取り立ててマイナスの要素は見つからないが、次戦は昨年ロスタイムで逆転勝利した筑波大が相手、気を引き締めて臨むはずだ。

一方の日体大は教育実習でベストメンバーが組めない状況、公式戦ではあるが貴重な実戦の経験となったはずだ。次の慶応大戦は、大学選手権出場に向けて負けられない。

 

早稲田(5) 47-21 青学大(0)

早稲田は、開始すぐのトライのあと、27分にPR小林賢太のトライ、29分にもPR小林賢太のランからWTB古賀由教がトライを決めて19-0とリード。しかし、青学大は自陣から早稲田ボールをインターセプトしたWTB衣笠竜世が独走しトライを返す。早稲田が19-10とリードして折り返した。

後半3分に青学大がPGを決めて6点差。今度は早稲田はトライで突き放すも、後半12分には青学大SO桑田宗一郎のトライ、さらには18分にPGも決められ26-21と5点差に詰め寄られる。しかし、ここから早稲田が3トライを奪って突き放して47-21と勝利した。

注目ポイント

早稲田は河瀬諒介など数名の主力を欠く戦い、相良南海夫監督のコメントは「PGを与えたプレーには注意したい」ということだった。MOMのSO吉村紘はトライを決めゴールも7本中6本成功、さらに派手さはないが相手を引きつけてのパスが効いていた。

青学大はハンドリングエラーは2つと少なかったが、タックルミスは11と多かった。関東大学対抗戦でFWが最軽量の青学大だけに、上位チームには他チーム以上に組織的なタックルが必要になる。SO桑田宗一郎のキックとBK展開を中心に得点を重ねたい。

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関連リンク

関東大学対抗戦対戦表

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関東大学対抗戦のページ

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